マンスリー予選を勝ち上がり決勝に進んだ8名は…

Miniminter
Richard
Line
RUBEN
YUYA
Light
KK
Hajime

の8名。

いくつかの試合をピックアップして感想を書いていきます。

ーWinners 一回戦ー

・Miniminter vs Richard

今年のクラロワリーグ、最初の試合。最近の国際大会で活躍を見せるMiniminter選手とChivas Esportsでリーグに出場した経験もあるRichard選手の対決。

Game3が壮絶。ロイジャイ対決で、ロイジャイバレルの攻めでMiniminter選手が優勢。しかしRichard選手も粘りつつライトニング削りで追い上げる。最後はMiniminter選手が相手のトリトンにロイジャイを引っ張らせて通し、リードして勝利。

開幕からクラロワのスリリングさを感じさせてくれる試合でした。

勝者Miniminter(2-1)


・RUBEN vs Line

昨年世界一決定戦で大活躍したRUBEN選手と、韓国トップクラスのLine選手の対決。

得意な施設系でRUBEN選手を追い込むLine選手。Game3までもつれ、ロイヤルホグの攻めで突き離すLine選手。RUBEN選手も巨スケバルーンで追い上げるも、Line選手がさらなるロイホグの攻めにより勝利。

優勝候補のRUBEN選手をLine選手がいきなりLosersに追い込みました。

勝者 Line(2-1)


・Light vs YUYA

昨年同じチームで2vs2ペアを組んでいた2人の対決。

Game1、Game2ともに接戦で、1-1となりGame3へ。YUYA選手がラヴァハウンドを出した隙を突いてバルーンで仕掛けたLight選手。大きなダメージを受けるもののそのラヴァハウンドの攻めで一気にダメージを与えたYUYA選手がディガー矢の雨による削りを間に合わせて勝利。

お互いのことを知った2人の熱戦。そしてYUYA選手が日本人初勝利を見せてくれました。

勝者 YUYA(2-1)


・KK vs Hajime

日本対決。どちらも昨年のプロリーグで大きな活躍をしてきました。

この試合はKK選手が強気な立ち回りを発揮。Game1はロイヤルジャイアントの攻めでリードし、終盤は攻め続けての勝利。Game2はエレジャイを出しながらHajime選手の攻撃に耐えてカウンターを作っての勝利。

別大会ではHajime選手に敗れていたKK選手でしたが、今回はそのリベンジを果たしました。

勝者 KK(2-0)


ーLosers 一回戦ー

・Richard vs RUBEN

Game1は良くないタイミングでスケラを放つなど精彩を欠くRUBEN選手。しかしGame2以降は力を発揮。ヒーラーの回復にロイジャイをうまく巻き込むなどのテクニックが炸裂し、Richard選手を突き離して勝利。

世界王者がLosersからの逆襲を狙います。Richard選手はここで敗退。試合中のリアクションなどが楽しい選手でした。

勝者 RUBEN(2-1)


・Light vs Hajime

序盤はわずかにリードしていたHajime選手。それを守りたいところでしたがLight選手の怒涛のロイジャイ連打が打ち崩してGame1先取。勢いに乗り、Game2ではHajime選手の攻めを守り切ってLight選手な勝利。

一回戦で見せた粘り強い戦いを発揮したLight選手でした。Hajime選手はここで敗退したことは、世界トップ8のレベルの高さが伝わります。

勝者 Light(2-0)


ーWinners 二回戦ー

・Miniminter vs Line

Miniminter選手がLine選手の隙をついたロイジャイなど、圧巻の攻めを見せます。Game2は迫撃ロイホグで追い込むLine選手でしたが、Miniminter選手の怒涛のスケラ連打が効いてMiniminter選手勝利。

8人で唯一リーグ出場経験の無いMiniminter選手ですが、圧倒的な強さでWinners決勝戦へ。Line選手はLosersに回ります。

勝者 Miniminter(2-0)


・YUYA vs KK

またも日本人対決。この試合はKK選手が圧巻のパフォーマンス。YUYA選手のロイジャイ2体のような強力な攻めを冷静に対処し、ロイホグでしっかり返す。Game2はロイジャイランバーのカウンターの強さで勝利。

KK選手が日本人対決2回を制しWinners決勝へ。YUYA選手もLosersから頑張って欲しいところです。

勝者 KK(2-0)


ーLosers 二回戦ー

・RUBEN vs YUYA

YUYA選手がクエイクでRUBEN選手のババ小屋を破壊しつつ削ってリード。RUBEN選手もロイジャイの猛攻で一時逆転するも、YUYA選手が僅差で削り切って勝利。そしてGame2、キング起動でRUBEN選手のスケラを無力化したYUYA選手が一気に勝利。

世界王者のRUBEN選手をYUYA選手が見事撃破。今年のYUYA選手はさらに仕上がっています。

勝者 YUYA(2-0)


・Line vs Light

マジックアーチャーの貫通でGame1を取ったLine選手。バルーンでGame2を取ったLight選手。勝負のGame3はテスラロイジャイというLine選手の独特のデッキを高回転の迫撃ディガーで捌ききったLight選手の勝利。

デュエルならではの戦略を見せたLine選手でしたが、Light選手の安定感が一歩上回りました。

勝者 Light(2-1)


ー準決勝ー

・Miniminter vs KK

Game1はお互いスケラで、攻めるKK選手を切り返したMiniminter選手が勝利。Game2は、序盤で一気にリードしたMiniminter選手がKK選手の猛追を振り切って勝利。

勢いに乗っていたKK選手相手に落ち着いた立ち回りを見せたMiniminter選手の強さが光りました。

勝者 Miniminter(2-0)


・YUYA vs Light

再び激突したこの2人。Game1はYUYA選手がスケラで押し切り、Game2はLight選手が遅延スケラの守りで勝利。勝負のGame3は神器ミラー。リードするLight選手に対しYUYA選手もかなり追い上げますがわずかにリードしていたLight選手がタイブレークで勝利。

初戦も接戦だったこの対決ですが、今度はLight選手が制す結果となりました。

勝者 Light(2-1)


ー3位決定戦ー

・Light vs KK

Game1はホグライダーをじわじわと通したLight選手が勝利。Game2はボウラースケラでじっくりと展開するKK選手ですが、ロイホグの攻撃でKK選手の攻めを薄くしたLight選手が勝利。

一回戦で敗れてから3連勝。Light選手が逆襲です。KK選手はWinners決勝に進んだだけに3位という結果は不本意に感じてるかもしれません。

また、今回の試合についてKK選手のデッキ提出でバグが起こっていた模様。デュエルルールへの対応なども含め、この辺りの改善が次回までに欲しいところですね。

勝者 Light(2-0)


ー決勝戦ー

・Miniminter vs Light

Game1は巨スケロイジャイで強気に削り続けたLight選手の勝利。トラブルからのやり直しを経てGame2ではMiniminter選手が見習い親衛隊でペースを握るも、終盤にホグライダーを通したLight選手が勝利。これでMiniminter選手のアドバンテージが無くなり最終戦へ。

そしてMatch2のGame1はウォールブレイカーを通し、さらにムートをトリトンから守る神がかり的なディガーを見せたLight選手が勝利し、一気に王手。最後はホグライダーデッキで勝利を収め、2連勝。

これによりLight選手の勝利!

勝者 Light(2-0)(2-0)


ということで2月の優勝はLight選手に決まりました!

一回戦で敗れてから連勝に次ぐ連勝。決勝でも4連勝と2日目の勢いは圧巻でした。全体的にイースト勢の活躍が目立つ結果となり、日本のYUYA選手、KK選手が活躍したのは嬉しい結果です。

しかし大会の運営に関しては色々と疑問の残る結果となりました。特に問題なのは予選から決勝までバグや不備によって多くの試合に影響が起きていたこと。選手の確認不足という点はあるかもしれませんが、バグまで想定した綿密なチェックを選手側に求めるのは流石に酷な話。運営側があり得るエラーを想定できていなかったのが失敗だったと思います。

その影響で今回敗れることとなったKK選手、Miniminter選手が紳士的な対応をしている分、これ以上突っ込むのは野暮かもしれません。が、今回噴出した不満には真摯な対応があればなと思います。そもそもデュエルモードのフレンドバトルがなぜ無いのか…

不満な点もありましたが、また熱い戦いを見せてもらったのは事実です。クラロワって面白いなあと再確認することもできました。だからこそ大会にケチが付くような結果にはなって欲しくないところです。来月以降、選手やそのファン達がモヤモヤすることなく盛り上がれる大会となるよう、改善されていくことに期待します。