CRL Watcher

クラロワリーグについて記録していくブログです!

2020年10月

ーChivas Esports vs SK Gamingー

〜試合内容〜

・Set1
Game1はSKのラヴァに敗れたChivasでしたが、その後は巨スケバルーンクローンスケラというデッキで次々にプレッシャーをかけていったChivasがGame2、Game3と押し切って勝利。

・Set2
勢いに乗ったChivas。先鋒のKevinRA選手が丁寧な終盤の立ち回りで接戦を制し続け2連勝。しかし黙っていないSKの大将Morten選手。序盤にリードされてもその後で着実に追い上げる立ち回りで2連勝。大将のDiegoB選手との対戦でも巨スケバルーンに攻められアドバンテージを取られるも、最後はスケラで逆転し、Morten選手勝利。逆転の3タテでSet3へ。

・Set3
今回はKevinRA選手が1vs1に登場。Game1はJavi14選手のラヴァを封じ込めて完勝。しかし勝負強いJavi14選手は、Game2のロイジャイミラーでの接戦をモノにし、Game3は激しい陸攻めで押し切って勝利。Javi14選手が勝ってSKの勝利を決めました。

〜所感〜

SKの勝利。5連敗で追い詰められたところからの逆転勝利でした。

前回の負けから悪い流れが残ってたように見えたSK。しかしMorten選手の3タテで流れを変える剛腕は流石の一言。Javi14選手も変わらず勝負強く、今季のSKの強さは勢いだけではありません。

Chivasは惜しくも敗北。この日勝てていればまだプレイオフの可能性も見えましたが、これでかなり厳しい状況に。試合中の振舞いから強い結束を感じるチームなので、最後まで頑張ってもらいたいですね。

〜リザルト〜

・Set1
Chivas…DiegoB & Pompeyo4 ○
SK…Morten & xopxsam ●
・Set2
Chivas…KevinRA / Pompeyo4 / DiegoB ●
SK…xopxsam / Javi14 / Morten ○
・Set3
Chivas…KevinRA ●
SK…Javi14 ○


ーCream Esports vs Misfits Gamingー

〜試合内容〜

・Set1
堅実な立ち回りでGame1を取ったCream。しかしGame2は最後の守りに失敗し、逆転を許してしまいます。それでも落ち着いているCreamペアはGame3で確実にバルーンフリーズを通していき、勝利。Creamがまずは先取。

・Set2
Set2はシーソーゲーム。Game1でBobtherock選手がCreamの主力Belikin選手を破り、それをMichifu選手が破り、airsurfer選手がMichifu選手を破る、という展開。しかしCreamの大将xPedro15選手が硬い守りと着実な攻めでリードを守る立ち回りでairsurfer選手とSchwarzen選手を破って2連勝。Creamの勝利を決めました。

〜所感〜

Creamの勝利。連敗を阻止しました。

この日はなんといってもxPedro15選手の活躍。今季なかなか勝てなかったxPedro15選手ですが、ようやくここで火がついたか。そうなるとこのチームはかなりバランスの良いチームになっていきそうです。

Misfitsは連勝ならず。これでここもプレイオフが厳しくなりました。前回準優勝チームでしたが、メンバーチェンジが痛かったか。2vs2が最後まで課題となってしまいました。

〜リザルト〜

・Set1
Cream…DiegoE & Michifu ○
Misfits…Wings & airsurfer ●
・Set2
Cream…Belikin / Michifu / xPedro15 ○
Misfits…Bobtherock / airsurfer / Schwarzen ●


ーTeam Liquid vs Spacestation Gamingー

〜試合内容〜

・Set1
LiquidはSurgical Goblrn & Razzerペアを起用。ラヴァハウンドの攻めにより終盤で逆転していく立ち回りを構築し、Game1勝利、Game2も追い込みます。しかしSSGペアがラスト数秒の怒涛の攻めで一気に逆転。最後はLiquidのラヴァ三連投をしっかり崩したSSGの勝利。

・Set2
Game1、リードされても落ち着いた立ち回りでKaNaRiOoo選手を破ったSamuel選手。Razzer選手は積極的な攻めでそのSamuel選手と2番手のthegod_rf選手を破って連勝します。しかしSSG大将LaPoKaTi選手は攻防に安定感のある立ち回り。Razzer選手をメガナイトスケラで破り、大将Egor選手もロイジャイのカウンターで一気に撃破。SSGが勝利を決めました。

〜所感〜

SSGの勝利。2vs2もKOHも追い込まれてから勝ちきり、全員の力での勝利。

昨季王者のSSG、やはり勝負強いですね。長い間組んできた2vs2ペアの修正力に、LaPoKaTi選手の安定感。Samuel選手もコンスタントに勝利を挙げています。チームとして目立った穴がありません。

Liquidは連敗継続。これでプレイオフ進出が厳しくなってしまいました。昨年の世界王者が世界大会の出場すら絶望的というまさかの展開。それだけ他のレベルも上がっているということでしょうが、王者としての重圧もあったのでしょう。

〜リザルト〜

・Set1
Liquid…Surgical Goblin & Razzer ●
SSG…Ah Craaaap & thegod_rf ○
・Set2
Liquid…KaNaRiOoo / Razzer / Egor ●
SSG…Samuel / thegod_rf / LaPoKaTi ○


ーDignitas vs Tribe Gamingー

〜試合内容〜

・Set1
ロイヤルホグで攻めるDignitasに対し、メガナイト入りを合わせてGame1を勝利してTribe。Game2はDignitasの押し込みに敗れるものの、Game3ではギリギリの呪文削り対決を制し、Tribeが勝利。

・Set2
DignitasのLince選手が粘りの勝利でスタート。TribeのBoeufmac選手がLince選手にお返しの逆転勝ちを決めますが、Bale選手がBoeufmac選手の勢いを止めます。しかしTribe大将JupiterKing選手は得意のスケルトンラッシュで堅実な立ち回りを展開。常にリードを保つプレイングでBale選手、Kodigo選手を撃破。Tribeが勝利を決めました。

〜所感〜

Tribeの勝利。Set1、Set2ともに接戦の展開を制しての勝利でした。

この日のTribeは強いTribeでした。2vs2での勝負強さ、JupiterKing選手の安定感はさすがのもの。ここ数戦TNT選手が勝てていないのが不安要素。復調までチーム力で支えたいところ。

Dignitasは3連敗。Bale選手にかかる負担が大きくなっているように思います。他の選手も実績はある選手達なので、力を発揮したい。

〜リザルト〜

・Set1
Dignitas…Flash & Kodigo ●
Tribe…Azilys & Boeufmac ○
・Set2
Dignitas…Lince / Bale / Kodigo ●
Tribe…TNT / Boeufmac / JupiterKing ○


ーTeam Queso vs Pain Gamingー

〜試合内容〜

・Set1
PainのLucas & Wallaceペアは本日も好調。Lucas選手の得意分野であるホグライダーを使ったデッキを使い、硬い守りと効果的な呪文の使い方で勝利。Game2もホグライダー連投で勝利し、Painの勝利。

・Set2
PainのVitor75選手は活躍を継続。ラヴァバルーンの強力な攻めでiAmJp選手を破り、RUBEN選手との競り合いにも勝利。勝利へ王手。大将のCuchii Cuu選手とは激戦となるも、Cuchii Cuu選手が最後に詰めを誤り、Vitor75選手が3タテ達成。PainがQueso相手に完封勝ちを収めました。

〜所感〜

Painの勝利。これで3連勝。Dignitasが負けているのもあり、一気にプレイオフ候補に躍り出る展開に。

Painはまず2vs2が好調。Lucas & WallaceペアはSet負け無しです。そしてVitor75選手もエースとしてメキメキと調子を上げています。新人チームがいきなりプレイオフ進出という快挙もそう遠くない勢いです。

Quesoはここで痛いストレート負け。ここから流れを悪くしなければプレイオフには進めそうですが、切り替えられるか。

〜リザルト〜

・Set1
Queso…Cuchii Cuu & BENIJU ●
Pain…Lucas & Wallace ○
・Set2
Queso…iAmJp / RUBEN / Cuchii Cuu ●
Pain…Vitor75 / Wallace / Lucas ○

ー1日目ー

ーFAV gaming vs KIX Teamー

〜試合内容〜

・Set1
Game1はFAVの呪文削り作戦を振り切る形で攻め通したKIXの勝利。Game2はロイジャイクエイクで攻め重視の戦いに切り替えたFAVの勝利。そしてGame3はKIXが守りで優位かに見えましたが、呪文で削って守り続けたFAVが接戦を制し、FAVの勝利。

・Set2
2vs2に引き続きKitassyan選手が好調。序盤でリードされても最後に逆転する試合の組み立てで2連勝を果たします。しかしKIXのLight選手も、接戦を勝ち切る冷静な戦いで連勝。勝負は大将戦へ。FAVの大将を任されたHajime選手はラヴァハウンドとディガーによる的確な攻めで常にリードを取り、Light選手を撃破。FAVがこのKOHを勝利。

・Set3
後がないKIXはBenZer Ridel選手を投入。JACK選手のロイジャイに対して一見不利に見えるクロウボウデッキでしたが、守り切るプレイングで勝利。Game2でも硬い守りを見せて勝利。KIXがここで1Setを獲得。

・Set4
FAVの4番手X-Bow Master選手に対するはLight選手。X-Bow Master選手がじわじわ迫って来るところをより強い攻めと硬い守りでリードを保ち続けるLight選手。あと一歩X-Bow Master選手の攻めが届かない場面も続き、Light選手が2連勝。勝負はSet5へ。

・Set5
追いつかれてしまったFAVは一転ピンチ。ここでFAVからはKOHでも大将を務めたHajime選手が登場。対するKIXは最近好調のiSlaw選手。Hajime選手は持ち前の守りの上手さを発揮し、僅かなリードを守り切って勝つ戦略で勝利。そしてGame2はiSlaw選手の守りの歪みをしっかりと咎めて攻め切る勝利。Hajime選手がまた大事な場面で勝利を挙げ、FAVの勝利を決めました。

〜所感〜

FAV gamingの勝利。世界大会出場にリーチをかけました。

この日前半はKitassyan選手の活躍。前回の登場に引き続きの2タテ。1vs1での出番は少ないながら、2vs2だけでなく1vs1も磨き続けてきたのでしょう。デッキの幅もかなり増え、大きな成長を遂げたことが伝わります。

そして後半はHajime選手の活躍が目立ちました。レギュラーシーズンでは波があり、新人タイトルには絡めなかったHajime選手。Mugi選手のタイトル独占には同じ日本のルーキーとして悔しい思いがあったはず。しかしプレイオフという大舞台、大将という大役での勝利。その力をこの日は存分に見せつけてくれました。

KIXは接戦の末に敗れ、本日の次の試合へ。惜しいところで敗れた悔しさがあると思われますが、切り替えられるか。

〜ピックアップ〜

・Set5 Game1
○ Hajime vs iSlaw ●

Hajime選手のボウラーバルーンフリーズに対し、iSlaw選手は見習い親衛隊デッキ。序盤はHajime選手が攻めを少し通すも、その後はiSlaw選手の硬い守りに阻まれます。

そこでHajime選手は500程度のリードを守り切る戦略へ。iSlaw選手のホバリング砲が活躍するも、Hajime選手もボウラーによって攻撃を防ぎ続け、気づけば最終局面へ。iSlaw選手のラストスパートの猛攻を守り通し、Hajime選手がこのリードを守り切って勝利。

Hajime選手の気迫溢れる鉄壁の戦いでした。

〜リザルト〜

・Set1
FAV…Kitassyan & JACK ○
KIX…Light & YUYA ●
・Set2
FAV…Kitassyan / JACK / Hajime ○
KIX…BenZer Ridel / YUYA / Light ●
・Set3
FAV…JACK ●
KIX…BenZer Ridel ○
・Set4
FAV…X-Bow Master ●
KIX…Light ●
・Set5
FAV…Hajime ○
KIX…iSlaw ●

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ーW.EDGM vs Talonー

〜試合内容〜

・Set1
Game1はW.EDGMのペッカメガナイトスケラに対し、緩めない攻撃とゴブリンなどでの守りでTalonが勝利。Game2はW.EDGMが削りで優位に立って勝利するも、Game3はどんなに守られても攻め続ける意地の攻撃でTalonが勝利。Set1はTalonの勝利。

・Set2
プレイオフ手前から絶好調のGeralt選手。この日もそれを継続。Peas選手のスケラを受け切り、Higher選手相手にロイジャイを通し切る。そしてSoloman選手相手には序盤取られたリードを一気にひっくり返しての勝利。またも3タテを達成し、Talonが2Set連取。

・Set3
3タテのGeralt選手が勢いそのままに登場。対するWange選手も上り調子。Game1は序盤からWange選手が優位に。しかし終盤、守りを固めてじわじわ追い上げたGeralt選手がその後ギリギリの逆転勝ち。勢いを保ったGeralt選手はGame2でWange選手の猛攻を防いでリードを守って勝利。Geralt選手の5連勝でTalonが勝利を決めました。

〜所感〜

Talonの勝利。Talonらしい前半で逃げ切るストレート勝ちでした。

驚きはGeralt選手の大活躍。シーズン終盤で調子を上げてはいましたが、ここまでの活躍を果たすとは。終盤にかけて非常に勝負強く、逆転への道筋を立てるのが非常に上手い。次に対戦するFAVにとっても脅威でしょう。

W.EDGMは痛恨のストレート負け。ここは1度リセットして次の試合に臨みたい。

〜ピックアップ〜

・Set3 Game1
● Wange vs Geralt ○

Wange選手はロイジャイ。Geralt選手はロイホグ。Wange選手は両サイドへと振る攻めでGeralt選手のババ小屋での守りを崩し続け、リード。

しかし終盤Geralt選手は守りを固め、ロイヤルホグや呪文で少しずつ追い上げていきます。すると気付けばかなり接戦に。最後はお互い呪文の応酬。Wange選手が少しリードかと思われましたがGeralt選手が最後にファイアーボールを間に合わせてHP5の差で勝利。

勝ち続ける力を持っていることを証明してみせたGeralt選手の見事な勝利でした。

〜リザルト〜

・Set1
W.EDGM…Higher & Soloman ●
Talon…Line & One Crown ○
・Set2
W.EDGM…Peas / Higher / Soloman ●
Talon…Geralt / ? / ? ○
・Set3
W.EDGM…Wange ●
Talon…Geralt ○

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ーKIX Team vs W.EDGMー

〜試合内容〜

・Set1
Game1、ラヴァスケラレイジという奇襲作戦に出たW.EDGMはそれがうまくはまって勝利。しかしその後はKIXが広い戦術幅を発揮し、クロスボウ、見習い親衛隊ラムといったデッキでW.EDGMの作戦を封じ込めて勝利。KIXが大事な第1Setを取りました。

・Set2
苦しい状況が続くW.EDGMに対し、BenZer Ridel選手が勢いに乗ります。Radish選手を破り、Higher選手との接戦にも勝利。しかしW.EDGMの大将Soloman選手はさすがの意地を見せ、YUYA選手にはかなり追い詰められながらもギリギリで逆転して勝利。しかし最後はKIXのLight選手がクロスボウでロイジャイを打ち破る巧みなプレイングで勝利し、KIXがリーチ。

・Set3
先ほどBenZer Ridel選手に敗れたHigher選手ですが、この試合で流石の力を見せます。BenZer Ridel選手のスケラを完璧に受けてGame1を勝利。そしてGame2は序盤でリードを取られながらも落ち着いてロイジャイでリードを返し、最後は猛攻で勝利。W.EDGMがようやく勝利を掴みます。

・Set4
Game1でバルーンの攻めを通しきれなかったLight選手でしたが、Game2ではランバーバルーンによる大きなカウンターで一気に勝利。そしてGame3、今度はSoloman選手がバルーン。お互い固く守りながらもじわじわと削れていき、最後の最後でバルーンの爆破ダメージをタワーに与えたSoloman選手が勝利。最終Setに望みを繋ぎました。

・Set5
運命を決める最終Set。Peas選手は積極的に仕掛けることでYUYA選手のペースを崩していくことに成功。YUYA選手の怒涛の粘りを丁寧に受けて守り切って勝つ。この流れを確立することに成功したPeas選手が連勝。W.EDGMが勝利を決めました。

〜所感〜

W.EDGMの勝利。昨季のFAV戦を彷彿とさせる1vs1での逆転勝ちでした。

W.EDGMはこの日5Set連続で敗れるという沼に陥っており、正直もう終わりだろうと思っていました。しかしHigher選手がいつもの実力を見せつけ、Soloman選手が無敗のLight選手を破る。これで流れが大きく変わったかと思います。崖っぷちに立たされたW.EDGMはいつも本当に強いです。

そしてプレイオフ脱落となったのはKIX。チームとしては毎年かなりの強さを誇りながら、あと一歩世界に届きません。アジア金メダリストながら世界へ行けないBenZer Ridel選手も悲運のエースです。Light選手、YUYA選手と、シーズンを通して出場を続けてきた新人2人にとって、この経験が大きな力になることを願います。

〜ピックアップ〜

・Set4 Game3
○ Soloman vs Light ●

Light選手のホグライダーに対し、Soloman選手はメガナイトバルーン。お互いじわじわ削っていきますが決め手に欠ける展開が続きます。

終盤に入り、お互いに削り合い。少しでもダメージを通そうとするSoloman選手と、通すまいとするLight選手の熾烈な攻防。そしてラスト数秒のところでバルーンの爆弾が落ち、爆発。このダメージが勝負を分け、Soloman選手がギリギリの勝利。

負ければ終わりの試合でこの勝負強さを発揮できるところがSoloman選手の凄さ。

〜リザルト〜

・Set1
KIX…Light & YUYA ○
W.EDGM…Higher & Soloman ●
・Set2
KIX…BenZer Ridel / YUYA / Light ○
W.EDGM…Radish / Higher / Soloman ●
・Set3
KIX…BenZer Ridel ●
W.EDGM…Higher ○
・Set4
KIX…Light ●
W.EDGM…Soloman ○
・Set5
KIX…YUYA ●
W.EDGM…Peas ○

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ー2日目ー


ーTalon vs FAV gamingー

〜試合内容〜

・Set1
Game1、Game2はラヴァミラーとなり、Game1はTalonが守りからの攻めで押し切り、Game2はFAVが呪文の使い方で差をつけて勝利。勝負のGame3でTalonはクロスボウを選択。しかしFAVは大量の呪文を採用した高回転デッキでことごとくクロスボウを潰しながら削り切って勝利。見事な作戦でFAVがSet1を取ります。

・Set2
初戦、JACK選手相手に逆転勝ちを決めたGeralt選手が本日も好調。しかしこちらも好調なKitassyan選手がようやくGeralt選手の勢いを止めます。その後はLine選手が安定した強さを見せるも、FAVの大将Hajime選手が硬い守りでLine選手を撃破。最後はBlizzard選手との壮絶な大将戦の末、HP3の差でHajime選手が勝利。FAVが2Set連取。

・Set3
KOHでJACK選手を破ったGeralt選手。ロイホグとクエイクの組み合わせでクロスボウを押し切ります。Game2でもラヴァでGeralt選手が大きくリードします。しかし終盤驚異的な粘りと紙一重の許容で最後の最後にバルーンを通したJACK選手が大逆転。Game3は流れを掴んだJACK選手が得意の高回転ディガーウォールブレイカーで勝利。FAVがストレート勝ちで勝利。世界大会進出を決めました。

〜所感〜

FAVの勝利。ストレート勝ち軍団Talon相手にストレート勝ちを決めました。

この日もKitassyan選手とHajime選手が好調。ダブルエースと言われるFAVですが、それだけではないところを見せました。そしてJACK選手も渾身のプレイが飛び出しての勝利。最終週に向けて勢いがつくことでしょう。

そしてFAVは世界大会出場が決定。スペシャルシーズンの王者ながら苦しんだ今シーズン。しかし見事に上がってきました。2年ぶりの出場となるX-Bow Master選手含めて4名が2度目の世界大会、そしてHajime選手はRed Bull MEO以来の世界。各々の悔しさを晴らす活躍に期待です。

Talonはこのまま次の試合へ。気持ちを切り替えて一勝を手にできるか。

〜ピックアップ〜

・Set3 Game2
● Geralt vs JACK ○

ラヴァハウンドのGeralt選手に対し、ペッカバルーンのJACK選手。Geralt選手のインフェルノドラゴンを止めにくいJACK選手が序盤から一気にリードを取られる展開に。

終盤JACK選手はGeralt選手の攻めを許容して逆サイドに形を作り、なんとか1本折って追いつきます。それでもGeralt選手はキングタワーを削って大きくリード。しかしその後JACK選手はGeralt選手のラヴァハウンドを少ないダメージで防ぎ続け、後方からのバルーンで勝負をかけます。このバルーンがGeralt選手のユニットをことごとくすり抜け、タワーに届いて一気に逆転。JACK選手が勝利。

相手の怒涛の攻撃を防ぎ続ける粘り、紙一重の許容で逆転の攻めへ転じる組み立て。JACK選手の凄まじい立ち回りが見られた一戦でした。

〜リザルト〜

・Set1
Talon…Line & One Crown ●
FAV…Kitassyan & JACK ○
・Set2
Talon…Geralt / Line / Blizzard ●
FAV…JACK / Kitassyan / Hajime ○
・Set3
Talon…Geralt ●
FAV…JACK ○

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ーTalon vs W.EDGMー

〜試合内容〜

・Set1
Talonは枯渇デッキという、1戦目で使わなかったデッキをGame1でぶつけます。W.EDGMの巨スケロイジャイクエイクという強力な攻めもトリトンなどによって防ぎ、盤石の勝利。Game2は仕上げてきたであろうラヴァハウンドで一気に攻めを通し、Talonが2vs2を取りました。

・Set2
Geralt選手がHigher選手とのロイジャイミラーの接戦で勝利。Geralt選手を止めたWange選手もLine選手に敗れますが、W.EDGM大将Soloman選手が今回も意地を見せます。Line選手をボウラーロイジャイという珍しいデッキで破り、Blizzard選手とのじりじりとしたスケラ対決も落ち着いて詰め切って勝利。W.EDGMがイーブンに戻します。

・Set3
Game1、Geralt選手はバルーンで一気に攻めを通して勝利。しかしGame2、Geralt選手のラヴァハウンドの猛攻を冷静に防いだHigher選手が勝利。Game3はHigher選手のロイホグクエイクがGeralt選手のホグクエイクの攻撃を勝り、Higher選手勝利。W.EDGMがリーチをかけます。

・Set4
Game1、序盤にリードを取られながらもじわじわと追い上げて逆転したLine選手が勝利。しかし続くGame2でWange選手は見習い親衛隊ムート攻城といった陸の強いデッキで勝利し、流れを引き寄せます。そして最後のGame3はロイジャイミラー対決。中盤に取ったリードを最後まで守り切ったWange選手が競り勝ち、W.EDGMの勝利。世界大会進出決定です。

〜所感〜

W.EDGMの勝利。2vs2で敗れながらも1vs1で勝ち、勝利を果たしました。

このプレイオフ、W.EDGMは全てSet1を落としていて、KOHでも苦戦していました。しかし大将Soloman選手の強心臓に、ここ1番に強いHigher選手の力、Wange選手の調子の上昇と、各々が踏ん張って力を発揮した結果、この勝利に結びつきました。

そしてW.EDGMは世界大会進出決定。昨年準優勝のリベンジを狙います。いつも土壇場で強さを見せてきたW.EDGMが世界の舞台で爆発できるか。

Talonはこれで敗退が決定。シーズン序盤は2位も見えていた好調さがあっただけに、この結果は悔しいでしょう。勝てば連勝し、負けると連敗するという波があり、メンタルが課題だったかと思われます。韓国のトップ層は外国のチームに行ってしまっているのもあり、純粋な韓国チームにも頑張って欲しい気持ちもありましたが、惜しい結果でした。しかしTalonは、機会があればまた来年もプレイが見たい選手ばかりです。

〜ピックアップ〜

・Set2 Game4
● Line vs Soloman ○

Line選手の見習い親衛隊ロイホグに対し、Soloman選手はボウラーロイジャイデッキ。ボウラーはロイホグ対策となるカードですが、Line選手はSoloman選手のボウラーを使わせた後にロイホグを繰り出し少しずつリードを広げます。

終盤、Line選手はダメ押しでロイホグを連発しますが、Soloman選手はなんとかそれを凌ぎ続けます。そしてボウラー2体という攻めを作り、プレッシャーをかけます。Line選手はそれを止めるもののSoloman選手の逆サイドロイジャイが止まらず。Soloman選手が勝利をもぎ取りました。

この粘り強さがSoloman選手の強さ。試合全体の流れを変える一戦でした。

〜リザルト〜

・Set1
Talon…Line & One Crown ○
W.EDGM…Higher & Soloman ●
・Set2
Talon…Geralt / Line / Blizzard ●
W.EDGM…Higher / Wange / Soloman ○
・Set3
Talon…Geralt ●
W.EDGM…Higher ○
・Set4
Talon…Line ●
W.EDGM…Soloman ○

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ーDignitas vs Team Quesoー

〜試合内容〜

Set1
Game1、Dignitasペアはカウンターからのメガナイトラムで圧倒。Game2ではDignitasペアの迫撃スケラという2vs2で珍しい戦術が突き刺さり、Dignitasペアのストレート勝ち。

Set2
iAmJp選手が堅実にリードを守り切る冷静な立ち回りでKodigo選手、Lince選手を立て続けに撃破。Bale選手にはリードを取られるものの、終盤スケラで盛り返して行き、最後はiAmJp選手の競り勝ち。iAmJp選手が3タテでSet3へ。

Set3
Bale選手vs RUBEN選手という今季絶好調の2人の対決。さすがの強さを見せたのはRUBEN選手。Game1はBale選手の隙をしっかりと突くロイジャイで勝利。そしてGame2はBale選手が迫撃砲で次々攻めるものの、RUBEN選手のババ小屋での守りと、スケラをちくりと入れる的確な立ち回りでRUBEN選手勝利。Quesoの勝利を決めました。

〜所感〜

Team Quesoの勝利。2vs2を取られるも、残り2Setで逆転しました。

Quesoは今のところ2vs2が弱点となっていますが、それを補う1vs1の強さがあります。先日まではややRUBEN選手頼みだったものの、この日はiAmJp選手も3タテで強さを発揮。この好調を維持したいところです。

Dignitasは久しぶりの敗北。まだ上位を狙える位置なので、ここからの切り替えが重要です。

〜リザルト〜

・Set1
Dignitas… Flash & Kodigo ○
Queso…Cuchii Cuu & BENIJU ●
・Set2
Dignitas…Kodigo / Lince / Bale ●
Queso…iAmJp / RUBEN / Cuchii Cuu ○
・Set3
Dignitas…Bale ●
Queso…RUBEN ○


ーTribe Gaming vs Team Liquidー

〜試合内容〜

Set1
LiquidはKaNaRiOoo & Razzerペアに戻します。不調なLiquidの2vs2でしたが、Game1ではTribeペアのロイジャイスケラになかなか攻めさせずに勝利。Game2は序盤に取ったリードを守り切り、勝利。Liquidのストレート勝ち。

Set2
Game1はRazzer選手が今季KOHで初勝利。しかしLiquidの勢いを止めたのはBoeufmac選手。メガナイトによる強力な攻めでRazzer選手を破り、KaNaRiOoo選手を硬い守りとロイジャイで撃破。Egor選手との試合では守り続けてクエイクとローリングウッドの削りで勝つという立ち回りで勝利。Boeufmac選手の3タテでSet3へ。

Set3
Game1はJupiterKing選手がメガナイトスケラで圧倒。Game2はEgor選手がジャイアントの粘り強い攻めで勝利。そしてGame3、両者ロイヤルジャイアント。序盤はJupiterKing選手がリードし、次第にEgor選手が追い上げていくものの、最後はJupiterKing選手がロイヤルジャイアントを通して勝利。Tribeが接戦を制しました。

〜所感〜

Tribeの勝利。2vs2で敗れ、連敗の予感がチラつきますが、逆転を決めました。

立役者はBoeufmac選手。2vs2での負けを自ら取り返す見事な活躍でした。今年はJupiterKing選手がエースとなっていますが、思えば昨年Boeufmac選手はチームの絶対エースだった選手。流石の強さです。最後に勝ち切るJupiterKing選手の安定感もお見事。

Liquidはこの日もあと一歩。2vs2で勝てたのは収穫だったのですが、もう崖っぷちまで来ています。昨年のシーズン1も窮地から逆転してきたLiquid。逆襲できるか。

〜リザルト〜

・Set1
Tribe…Azilys & Boeufmac ●
Liquid…KaNaRiOoo & Razzer ○
・Set2
Tribe…TNT / Boeufmac / JupiterKing ○
Liquid…Razzer / KaNaRiOoo / Egor ●
・Set3
Tribe…JupiterKing ○
Liquid…Egor ●


ーSpacestation Gaming vs Cream Real Betisー


〜試合内容〜

Set1
SSGペアは遅延ロイジャイスケラを採用。攻守バランスの良い戦いでCreamペアを圧倒します。Game2ではCreamペアがリードするものの、終盤スケラで逆転したSSGの勝利。

Set2
この日は定期的に訪れるthegod_rf選手絶好調の日。xPedro15選手には若干リードを取られるものの、終盤できっちり巻き返して勝利。Michifu選手は遅延スケラの硬い守りで勝利。そしてBelikin選手に対してはロイジャイで一気にリード。Belikin選手も巻き返しを狙う強い攻めを見せますがthegod_rf選手は詰めを誤らず。Set1からの5連勝でSSGを勝利に導きました。

〜所感〜

SSGの勝利。前回の完封負けから一転、この日は完全勝利。

昨年ほぼ同じメンバーが在籍したImmortalsは好不調の波が激しいチームでした。しかしSSGはコンスタントに勝ち続けている印象。チーム環境の変化は良く作用しているようですね。thegod_rf選手の1vs1にも更に磨きがかかっています。

Creamは勢いに乗れず。チームとしては堅実な勝率を維持していますが、xPedro15選手のみスランプ中か。

〜リザルト〜

・Set1
SSG…Ah Craaaap & thegod_rf ○
Cream…DiegoE & Michifu
・Set2
SSG…thegod_rf / Samuel / LaPoKaTi ○
Cream…xPedro15 / Michifu / Belikin ●


ーTeam Queso vs Chivas Esportsー

〜試合内容〜

Set1
Game1はスケラでQuesoの勝利。Game2はラヴァ連投で修正したChivasの勝利。そしてGame3はQuesoがラヴァでChivasがスケラと逆になり、こう着状態を攻めで打開したQuesoの勝利。

Set2
iAmJp選手は本日も絶好調。序盤はリードされてもじわじわ追い上げる立ち回りでKevinRA選手とPompeyo4選手を撃破。大将のDiegoB選手も接戦の末に追い詰めますが、ファイアーボールが届く寸前でタワーを折られ、3タテを逃します。すると逆にDiegoB選手が堅実な立ち回りで相手を追い込んでいき、強敵RUBEN選手と古豪Cuchii Cuu選手を撃破。劇的な逆転3タテでSet3へ。

Set3
チームの良い流れに乗り、強気の立ち回りでAdrian選手が先勝。しかしRUBEN選手は冷静。Adrian選手の小さなミスを見逃さず、ロイヤルジャイアントで次々と攻め立て、Game2、Game3を連取。Quesoが接戦を制しました。

〜所感〜

Quesoの勝利。DiegoB選手の粘りで逆転負けの危機に陥るも、最後は勝ち切りました。

この日は2vs2で勝てたのが大きな収穫。KOHではiAmJp選手が引き続き連勝し、RUBEN選手も最後には安定感を発揮。危ない試合でしたがチーム状況は良くなっていると思います。

Chivasはあと一歩。DiegoB選手とPompeyo4選手が主力ですが、2人は2vs2に出ているが故に1vs1が弱点。Adrian選手の復活、KevinRA選手の覚醒、どちらに賭けるか。

〜リザルト〜

・Set1
Queso…Cuchii Cuu & BENIJU ○
Chivas…DiegoB & Pompeyo4 ●
・Set2
Queso…iAmJp / RUBEN / Cuchii Cuu ○
Chivas…KevinRA / Pompeyo4 / DiegoB ●
・Set3
Queso…RUBEN ○
Chivas…Adrian ●


ーPain Gaming vs Dignitasー

〜試合内容〜

Set1
Lucas選手を起用して久々の勝利を挙げたPainの2vs2。この日も好調。巨スケスケラでGame1を制し、Game2はじわじわとリードを取って守り切り、2vs2では珍しいタイブレーク勝ちでPainの勝利。

Set2
新たな1vs1エースとなったVitor75選手はその責任をしっかり果たします。見習い親衛隊を使った物量デッキなどを使い、終盤にかけての立ち回りの強さで2連勝。DignitasのBale選手はVitor75選手を破って踏みとどまるも、久々の出場となったSweep選手がペッカラムライダーでBale選手の守りを崩して勝利。Painが勝利を決めました。

〜所感〜

Pain Gamingの勝利。2連勝です。

Vitor75選手の状態が良くなったためか、2vs2ペアを入れ替えたPain。これが功を奏して2vs2で連勝中。1vs1要員に回ったSweep選手も相手のエースを破って役目を果たしました。感覚を掴み始めたルーキーチームがここから快進撃となるか。

Dignitasは連敗。前回1vs1で圧倒されたのが響いたか。勢いを取り戻したいところ。

〜リザルト〜

・Set1
Pain…Lucas & Wallace ○
Dignitas…Flash & Kodigo ●
・Set2
Pain…Vitor75 / Sweep / Lucas ○
Dignitas…Flash / Kodigo / Bale ●


ーMisfits Gaming vs SK Gamingー

〜試合内容〜

Set1
Misfitsの未勝利ペアが無敗のSKペアに挑みます。Game1をMisfitsが削り合いで制し、少し良い流れを作ります。SKペアがGame2に勝利するも、Game3。お互いなかなかダメージを与えられない接戦を中盤で少しリードしたMisfitsがリードを守り切ってタイブレーク勝利。Misfitsペアの初勝利はジャイアントキリングとなりました。

Set2
Misfits先鋒Wings選手がSergioRamos選手に完勝し勢いを見せます。しかしSK2番手のxopxsam選手がこの日も活躍し、2連勝で一気に逆転。airsurfer選手はxopxsam選手を止めるものの、SK大将Morten選手が序盤に取ったリードを生かして勝利。Set3へ。

Set3
Misfitsからはルーキーながらエースを任されるSchwarzen選手。SKからは今季好調のJavi14選手。先日も見せたヒーラースケラでGame1を制すSchwarzen選手。Javi14選手も見習い親衛隊バルーンで我慢の攻めを見せて勝利。勝負のSet3、Schwarzen選手がロイジャイと的確なユニット追加でJavi14選手のババ小屋による守りを打ち崩し、勝利。Misfitsが初勝利を決めました。

〜所感〜

Misfitsの勝利。未勝利チームか全勝チームの牙城を崩しました。

これまで勝てていなかったMisfitsの2vs2ですが、SKペアに勝利したことは大きな自信になるはず。Set3で勝利を掴んだSchwarzen選手も得るものは大きい。もうほぼ負けは許されない状況ですが、大逆転劇を見せられるか。

SKはまさかの敗北。プレイオフには進めそうですが、チームの勢いを止めないためにも連敗は避けたい。

〜リザルト〜

・Set1
Misfits…Wings & airsurfer ○
SK…Morten & xopxsam ●
・Set2
Misfits…Wings / Schwarzen / airsurfer ●
SK…SergioRamos / xopxsam / Morten ○
・Set3
Misfits…Schwarzen ○
SK…Javi14 ●

ーTeam Queso vs Team Liquidー

〜試合内容〜

Set1
Game1はQuesoペアが接戦を勝利。しかしGame2はLiquidペアが不利な状況から粘りで追い上げて勝利。最後のGame3はLiquidペアのラヴァハウンドとライトニングの使い所が光り、Liquidペアの勝利。

Set2
Game1は、KaNaRiOoo選手のキングタワーとiAmJp選手の2本目のタワーが同時に折れ、iAmJp選手の勝利となる珍事。その後はEgor選手が2連勝するも、RUBEN選手が2連勝で返してQuesoの勝利。Egor選手に対して3人連続でクエイクホグを採用していた戦略も印象的。

Set3
QuesoのRUBEN選手が本日も活躍。Set2でのRazzer選手戦で見せたババ小屋ヒーラースケラでGame1に勝ち、Game2はメガナイトラムの激しい陸攻めでEgor選手に付け入る隙を与えず。RUBEN選手がQuesoの勝利を決めました。

〜所感〜

Team Quesoの勝利。接戦を制しました。

今季のRUBEN選手は絶好調。KOHで2勝は当たり前、その後のSet3でも勝つ、というエースっぷりを見せつけています。一方2vs2はあと一歩で勝ち切れないことが多く、ここが上手く行き出せばチームとしても強くなるでしょう。

Liquidは連敗。なかなか軌道に乗ることができません。Egor選手はKOHで活躍しているのですが、Set3でなかなか勝てないのが悩みどころ。

〜リザルト〜

・Set1
Queso…Cuchii Cuu / BENIJU ●
Liquid…Surgical Goblin & KaNaRiOoo ○
・Set2
Queso…iAmJp / BENIJU / RUBEN ○
Liquid…KaNaRiOoo / Egor / Razzer ●
・Set3
Queso…RUBEN ○
Liquid…Egor ●


ーDignitas vs Chivas Esportsー

〜試合内容〜

Set1
Chivasからは2vs2では懐かしのゴーレムが飛び出し、Dignitasのクロスボウをなんとか抑えてその接戦を勝利。勢いに乗ってGame2も勝ったChivasの勝利。

Set2
今回DignitasはBale選手を起用せず。しかし2番手のLince選手が2連勝。Chivasの大将Pompeyo4選手が勝利してリーチをかけますが、Kodigo選手が接戦の末、土壇場でリードを奪って逆転。Dignitasの勝利。

Set3
Bale選手が満を持して登場。Game1で枯渇ホグライダーという珍しいデッキを使用してAdrian選手を翻弄。Game2では見習い親衛隊バルーンを通し、Bale選手の勝利。Dignitasの勝利です。

〜所感〜

Dignitasの勝利。この試合も接戦でした。

この日DignitasはKOHで好調なBale選手を出さないという作戦。今のチームの仕上がりに自信があったのでしょう。ギリギリではありましたがKOHを勝利して、Bale選手以外も強いところを見せつけました。

Chivasは毎回あと一歩のところで勝てない。勝ち始めたときの爆発もありそうですが、どんなに勝っても追いつけないということになる前に勝ちたい。

〜リザルト〜

・Set1
Dignitas…Flash & Kodigo ●
Chivas…DiegoB & Pompeyo4 ○
・Set2
Dignitas…Flash / Lince / Kodigo ○
Chivas…DiegoB / KevinRA / Pompeyo4 ●
・Set3
Dignitas…Bale ○
Chivas…Adrian ●


ーSK Gaming vs Spacestation Gamingー

〜試合内容〜

Set1
Game1はSKペアがクロスボウの凄まじい延命で押し切り、勝利。Game2のスケラ同士の接戦も、SKがバルーンを絡めて攻め切り、タイブレークで勝利。SKペアが安定のストレート勝ち。

Set2
今回のSKの先鋒はJavi14選手。thegod_rf選手との試合では最後の最後に攻めを通されるも、時間切れでなんとか勝利。その後Samuel選手との接戦に勝ち、LaPoKaTi選手も硬い守りで撃破。Javi14選手が3タテで勝利を決めました。

〜所感〜

SK Gamingの勝利。

今季のSKは完璧です。2vs2は無敗の安定感。1vs1ではJavi14選手がどんどん調子を上げています。メンバー自体は変わっていないのですが、世界大会への思いもあるでしょう。

SSGはまさかの完封負け。昨季に比べると少し安定感が落ちているような具合。後半戦に向けて仕上げていけるか。

〜リザルト〜

・Set1
SK…Morten & xopxsam ○
SSG…thegod_rf & Ah Craaaap ●
・Set2
SK…Javi14 / xopxsam / Morten ○
SSG…thegod_rf / Samuel / LaPoKaTi ●


ーChivas Esports vs Misfits Gamingー

〜試合内容〜

Set1
両者Gameを獲得し、最後のGame3。Misfitsペアがメガナイトと枯渇でじわじわとChivasを追い込むも、終盤追い上げたChivasが呪文削りで一気に追い上げ、Misfitsのメガナイトがタワーを破壊する寸前に削りきったChivasが勝利をもぎ取りました。

Set2
Chivasの先鋒KevinRA選手はairsurfer選手に勝利し、今季初勝利。勢いに乗って連勝し、勝利へ王手。しかしMisfitsのSchwarzen選手はKevinRA選手を破ると、Pompeyo4選手にギリギリのところで打ち勝ち、逆3タテへ王手。スケルトンラッシュでDiegoB選手を追い込み、3タテへあと一歩と迫るも、土壇場でバルーンを通したDiegoB選手が大逆転。Chivasが勝ち切り、念願の初勝利を手にしました。

〜所感〜

Chivas Esportsの勝利。昨季のCRL参入からようやく一勝を掴み取ることができました。

KOHではKevinRA選手が活躍したのがポイント。1vs1に不安が残るチームの穴を埋められるか。3タテへ王手をかけられ、またも逆転負けがよぎる展開の中で勝ち切ったDiegoB選手も非常に頼りになる中心選手となっています。

Misfitsはまだ今季未勝利。2vs2が大きな弱点となり、悪い流れができています。Schwarzen選手は新人ながら奮闘していますが、あと一歩ということも多いですね。

〜リザルト〜

・Set1
Chivas…DiegoB & Pompeyo4 ○
Misfits…airsurfer & Wings ●
・Set2
Chivas…KevinRA / Pompeyo4 / DiegoB ○
Misfits…airsurfer / Wings / Schwarzen ●


ーCream Real Betis vs Tribe Gamingー

〜試合内容〜

Set1
全Game最後の削りあいが凄まじく全く読めない展開。しかし光ったのはTribeの両サイドをしっかりと狙う攻め方。Set1とSet3を制したTribeがCreamのSet無敗ペアを初めて破りました。

Set2
Creamの先鋒Belikin選手は本日も好調。Boeufmac選手との戦いでは最後の最後に逆転して勝利。TNT選手には粘り抜いて勝利。JupiterKing選手がそれを止めるものの、次鋒のMichifu選手が勝ち切ってSet3へ。

Set3
Belikin選手vs JupiterKing選手再び。Belikin選手はクロスボウの硬い守りと反撃でGame1を勝利。Game2ではJupiterKing選手が序盤からリードを広げるものの、Belikin選手がスケラを使いまた最終局面で逆転。競り勝ったBelikin選手がCreamの勝利を決めました。

〜所感〜

Creamの勝利。

Creamの強みは2vs2でしたが、この日はそれが破られる展開。しかし1vs1のBelikin選手は絶好調。KOHでは毎回勝ち、Set3でも結果を残しました。自分の実力を結果でもって証明しています。

Tribeはあまり良くない流れ。得意かに思われたKOHで連敗しているため、ここで1度流れを掴みたい。

〜リザルト〜

・Set1
Cream…DiegoE & Michifu ●
Tribe…Azilys & Boeufmac ○
・Set2
Cream…Belikin / Michifu / xPedro15 ○
Tribe…Boeufmac / TNT / JupiterKing ●
・Set3
Cream…Belikin ○
Tribe…JupiterKing ●


ーTeam Liquid vs Pain Gamingー

〜試合内容〜

Set1
PainはLucas選手を2vs2に投入。クロスボウにより守りと、隙を見ての反撃で勝利。Game2はLiquidがバルーンスケラで勝利するも、Game3はPainのクロスボウが再び刺さり、Painの勝利。

Set2
LiquidのKaNaRiOoo選手はLucas選手と接戦になるも、通信が切れて敗北。しかしLiquidの2番手Egor選手が悪い流れを断ち切る活躍。完璧な守りと削りで次々に勝利。Lucas選手、Vitor75選手、Wallace選手を破って3タテ。Set3に持ち込みます。

Set3
PainのSet3を初めて任されるVitor75選手。対するはKaNaRiOoo選手。Vitor75選手はKaNaRiOoo選手のゴブジャイスパーキーによる強力なプレッシャーをなんとか防ぎ続け、ディガー削りで勝利。そしてGame2はスケラで終始ペースを握って勝利。Vitor75選手が今度こそ正真正銘のPain初勝利を決めました。

〜所感〜

Pain Gamingの勝利。

この日は新しい2vs2ペアを投入し、それが功を奏して勝利。代わってSet3に登場したVitor75選手も安定感のある戦いを見せました。このオーダーがうまくいけばチームとしての流れも良くなりそうです。

Liquidは勝ち切れず。Set3にKaNaRiOoo選手を起用しましたがハマらず。やはり課題は2vs2で、このままRazzer選手を組み込むか、Surgical KaNaRiOooペアに戻すのか、注目。

〜リザルト〜

・Set1
Liquid…Surgical Goblin & Razzer ●
Pain…Wallace & Lucas ○
・Set2
Liquid…KaNaRiOoo / Egor / Razzer ○
Pain…Lucas / Wallace / Vitor75 ●
・Set3
Liquid…KaNaRiOoo ●
Pain…Vitor75 ○

ーTTG vs KIX Teamー

〜試合内容〜

Set1
Game1はKIXのラヴァバルーンとTTGのホグライダーの激しい攻め合い。最後にTTGのホグライダーを凌ぎきったKIXの勝ち。そしてGame2はTTGがBANカードのスケルトンラッシュを使ってしまい、KIXの勝利となりました。

Set2
2vs2で勝って勢いづいたKIX。先鋒のiSlaw選手はタワーを削られながらも粘り強い立ち回りで接戦を制していき2連勝。しかしTTGのBoss選手も黙っていません。iSlaw選手を止め、BenZer Ridel選手も接戦の末に撃破。Light選手も破って3連勝。Set3へ持ち込みます。

Set3
Game1はBoss選手のゴブジャイスパーキーレイジが刺さって勝利。Game2はBenZer Ridel選手が得意の迫撃砲で勝利。そしてGame3、Boss選手得意のジャイプリンスによる強力な攻めを捌いて攻め続けたBenZer Ridel選手が最後に勝利。KIXが勝利を決めました。

〜所感〜

KIXの勝利。レギュラーシーズン最終戦、接戦を勝ち切りました。

YUYA選手を2vs2で、iSlaw選手をKOHで起用するというオーダーが上手くハマっているKIX。プレイオフでもこの戦術で来るでしょう。iSlaw選手は調子を上げており、1vs1のBO3でも強さを見せるでしょうね。

TTGは全試合が終了。Boss選手の活躍やParadox選手の加入によりKOHが安定してきたTTGでしたが、何かと勝ち切れずスコアは低く落ち着いてしまいましたね。Famouskid選手、Boss選手、Paradox選手と多国籍なルーキーがデビューし、経験を積んだということには大きな意義がありました。今後選手たちがどのような道に進んでいくのか、注目したいです。

〜ピックアップ〜

・Set3 Game2
● Boss vs BenZer Ridel ○

Boss選手のババ小屋ロイホグに対し、BenZer Ridel選手は得意の迫撃砲。

やはりBenZer選手の迫撃砲は一級品。完璧なタイミングで設置し、タワーへダメージを与えます。対するBoss選手も、後半からロイヤルホグの攻めで圧力をかけ、徐々に追い上げます。勝負を決めるポイントとなったのはBenZer選手のディガー削り。前に後ろにと翻弄し、着実にダメージを与え、最後はそれに気を取られたBoss選手の逆サイドを突いて勝利。

最後の試合で気迫の連勝を重ねるBoss選手を止め、流れを変えたBenZer選手の迫撃砲デッキでした。

〜リザルト〜

・Set1
TTG…Nuomici / Houyi ●
KIX…Light / YUYA ○
・Set2
TTG…Paradox / Nuomici / Boss ○
KIX…iSlaw / BenZer Ridel / Light ●
・Set3
TTG…Boss ●
KIX…BenZer Ridel ○

MVP BenZer Ridel

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ーTalon vs FAV gamingー

〜試合内容〜

Set1
Game1、苦しい状況のFAVは巨スケバルーンクローンスケラという特大の奇襲攻撃で一気にTalonを追い詰めますが、耐えきったTalonが削りで勝利。Game2もTalonがラヴァで落ち着いた戦いを見せ、ストレート勝ち。

Set2
先日3タテのGeralt選手が今回も絶好調。Hajime選手との接戦を制し、JACK選手も破って2連勝。X-Bow Master選手が枯渇ロイジャイの粘りでそれを止めるものの、Line選手がロイヤルホグでX-Bow Master選手の猛追を振り切って勝利。Talonが勝利を決めました。

〜所感〜

Talonの勝利。プレイオフの決まったチーム同士の対決を制しました。

この日の勝ち方はシーズン序盤の好調時のTalonそのもの。プレイオフを目前に控え、強いTalonが戻ってきました。Geralt選手に関して言えばその時よりも調子が上がっていて、連敗で苦しんだ分跳ね上がりも大きそうです。

FAVは最後の2試合を連敗で終了。プレイオフに行ってしまえば3位〜6位に条件の差はないため、切り替えて勝ち上がって欲しい。

〜ピックアップ〜

・Set2 Game4
○ Line vs X-Bow Master ●

Line選手はロイヤルホグ、X-Bow Master選手は遅延スケラ。

Line選手は積極的にマジックアーチャーの貫通ダメージを狙い、次々にタワーを削ります。対するX-Bow Master選手の反撃はハンターなどで綺麗に防がれる展開に。しかしX-Bow Master選手は終盤にスケラと攻めトルネードで粘り強く攻め、一気に追い上げ。スケルトンも残ってあわやというところまで追い込みましたが、耐えきったLine選手が削りで押し切りました。

厳しい状況を追い上げたX-Bow Master選手はさすがの勝負強さでしたが、Line選手は最後まで詰めを誤りませんでした。

〜リザルト〜

・Set1
Talon…Line & One Crown ○
FAV…Kitassyan & JACK ●
・Set2
Talon…Geralt / Line / ? ○
FAV…Hajime / JACK / X-Bow Master ●

MVP Line

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ーW.EDGM vs Nova Esportsー

〜試合内容〜

Set1
NovaのAuk & Lciopペアに挑むのはW.EDGMの新たなペアRadish & Wange。 Game1では見習い親衛隊でNovaペアを追い込むも、Novaの奇襲攻撃の前に逆転を許します。しかしその後のGameでも折れずに見習い親衛隊ラムライダーを繰り出し続け、Game3では最後の攻めで一気に詰め切ってW.EDGMの新ペアがSet無敗ペアに初めて土をつけました。

Set2
2vs2で勝って勢いづいたWange選手。KOHで久々に勝利を挙げると、好調のCRS選手も破って2連勝。Auk選手がWange選手をなんとか止めるものの、Radish選手が強い攻めと落ち着いた守りを両立させて勝利。Wange選手とRadish選手の活躍でW.EDGMが勝利を決めました。

〜所感〜

W.EDGMの勝利。今までとは全く異なるオーダーでの勝利でした。

勝利の立役者はWange選手とRadish選手。新ペアながら2vs2で最強クラスのAuk & Lciopペアを破り、KOHも2人で合計3勝。Wange選手は今季不調だったため、これはプレイオフに向けて吉兆。Radish選手も今のところ出番は少ないですが、KK選手、Auk選手とエース級の選手たちを破っており、ポテンシャルに期待です。

Novaはプレイオフを前にして連勝ストップ。勢いを持っていくことはできませんでしたが、2位に入ることはできたため、この先のプレイオフ、そして世界大会を見据えて仕上げていきたい。

〜ピックアップ〜

・Set1 Game1
● Radish & Wange vs Auk & Lciop ○

W.EDGMペアは見習い親衛隊ラムライダー、Novaは巨スケ入りのスケラらしきデッキ。

お互いに硬い守りを見せますが、見習い親衛隊と長射程ユニットで両サイドを攻めるW.EDGMが徐々にリード。Novaペアが押される展開に。しかし最後、Novaは守りでユニットが溜まったところでスケラとクローン。見習い親衛隊で守るW.EDGMに2発目のクローンで追い討ちをかけ、Novaの勝利。

見習い親衛隊の物量をさらに圧倒的な物量で押し切ったNova。この凄まじいユニット量に実況の岸さんも思わず「なんも見えねえ!」

〜リザルト〜

・Set1
W.EDGM…Radish & Wange ○
Nova…Auk & Lciop ●
・Set2
W.EDGM…Wange / Radish / ? ○
Nova…Rain / CRS / Auk ●

MVP Wange

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そしてこの日、レギュラーシーズンが終了。

それに伴い、レギュラーシーズンで活躍した選手に賞が贈られました。

ベスト1vs1賞
Mugi
(ノミネート Lciop KK)

ベスト2vs2賞
RAD & RAIKIJONES
(ノミネート Auk & Lciop Higher & Soloman)

ベストルーキー賞
Mugi
(ノミネート Light CRS)

ベスト監督賞
Fuchi
(ノミネート Mouz99 Maluntin)

シーズンMVP
Mugi
(ノミネート Light Lciop)


なんとPONOSが全タイトルを総なめ。Mugi選手に至っては三冠という結果になりました。
レギュラーシーズン1位のチームがタイトルを獲るのはある種当然と言えますが、いかに今季のPONOSが圧倒的だったか、そしてMugi選手の活躍が鮮烈だったかを物語る結果です。

ルーキーながら全ルールでチームを牽引したLight選手もMugi選手さえいなければリーグMVP級の選手でしたし、Novaの面々も強かった。しかしPONOSにはそれを超えるインパクトがあったということでしょう。

この結果を受けて他のチームは打倒PONOSに燃えているはず。PONOSもこの結果に浮かれることなく、更なる高みを目指して欲しいですね。

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