CRL Watcher

クラロワリーグについて記録していくブログです!

2020年05月

ーFAV gaming vs KIX Teamー

〜試合内容〜

Set1はBenZer Ridel選手の快進撃。危なげない戦いで連勝し、X-Bow Master選手との接戦にも勝利。ここで3タテを達成します。
しかしトリプルドラフトでKENTSUMESHI選手が安定感を見せ、流れを取り戻したFAV。JACK選手がBenZer選手へ借りを返す勝利を果たし、Set4でX-Bow Master選手がOnion選手との激戦を制します。Set2からの逆転でFAVが勝利を決めました。

〜所感〜

FAV gamingが勝利し、決勝進出。KENTSUMESHI、JACK、X-Bow Masterのラインが今回も素晴らしい力を発揮しました。

先週の試合でもそうでしたが、トリプルドラフトのKENTSUMESHI選手と、後に続くダブルエースは本当に強い。KOHでは勝ちきれないこともあるのですが、BO3ではJACK選手もX-Bow Master選手も初戦以来負けていません。そしてこの後の決勝ではその唯一苦汁を舐めさせられた相手との激突が待っています。

KIXはここで敗退。プレイオフ初戦を勝利するも、その後は惜しい敗北が連続する結果となりました。BenZer選手はプレイオフで相当調子が上がっていたのですが、後半のSetが課題となってしまいました。Legend選手が不調で力を発揮しきれないなどもありましたが、選手達のポテンシャルは相当なチームだと思うので、次のシーズンまた強さを見せてくれることでしょう。

〜リザルト〜

・Set1
FAV…JACK / Dani / X-Bow Master ●
KIX…BenZer Ridel / ? / ? ○
・Set2
FAV…KENTSUMESHI ○
KIX…Legend ●
・Set3
FAV…JACK ○
KIX…BenZer Ridel ●
・Set4
FAV…X-Bow Master ○
KIX…Onion ●

〜ピックアップ〜

・Set4 Game1

○ X-Bow Master vs Onion ●
ウォールブレイカーで圧力をかけ、Onion選手のスケルトンラッシュは吹き矢ゴブリンで封じるX-Bow Master選手ペースの序盤。しかし後半、Onion選手が隙を突いたジャイスケラの攻めで大ダメージを与えて逆転。そしてトドメのジャイスケラを繰り出します。が、それをX-Bow Master 選手は呪文をベストのタイミングで使いって凌ぎ切り、ディガーと吹き矢ゴブリンによる攻撃で削りを入れ、勝利。X-Bow Master選手の土壇場で正確な防衛が素晴らしい一戦でした。

3D004875-2AEB-4EE4-87FC-208D3658795B



〜決勝戦〜


ーFAV gaming vs W.EDGMー

〜試合内容〜

決勝戦はFAV vs W.EDGM。両チームとも昨年はそれぞれのリーグで準優勝に終わった悔しさがあります。FAVにとっては3度負かされた相手へのリベンジマッチでもあります。

Set1は初戦をWange選手が勝利。KENTSUMESHI選手が取り返すも、Higher選手が勝利してリーチをかけます。しかしその後X-Bow Master選手がまた凄まじい粘りを見せ、Higher選手とSoloman選手を撃破。崖っぷちからKOHをモノにします。
トリプルドラフトでは今回も大活躍のKENTSUMESHI選手。トリトンやガーゴイルの群れといった絶妙なピックでHigher選手を寄せ付けず。
そして最後はX-Bow Master選手。ラムライダーの挙動も味方につけ、勢いに乗ってHigher選手をストレートで撃破!

FAV gamingがついに念願の優勝を手にしました!

〜所感〜

FAV gamingの勝利。イースト記念すべき最初の王者となりました!

上記の通りW.EDGMはFAVにとって因縁深い宿敵。その相手をついに撃破しての優勝。なんとドラマチックな展開でしょうか。一回戦、あれだけ悔しい負け方をしながら、しっかり立て直してここまで仕上げて来た選手達の努力の賜物だと思います。本当におめでとうございます。

W.EDGMはここまで圧倒的な勝負強さで勝ち上がって来ましたが、今日はKOHで持っていかれた流れを取り戻すことができませんでした。Higher選手で前半を固めたオーダーも、作戦としては上手くハマらなかったですね。W.EDGMは本当に決勝で敗れることの多いチームで、ここにも何か報われて欲しい気持ちはありますが、優勝者は1つだけというのが勝負の厳しさです。

〜リザルト〜

・Set1
FAV…JACK / KENTSUMESHI / X-Bow Master ○
W.EDGM…Wange / Higher / Soloman ●
・Set2
FAV…KENTSUMESHI ○
W.EDGM…Higher ●
・Set3
FAV…X-Bow Master ○
W.EDGM…Higher ●

〜ピックアップ〜

・Set1 Game5
○ X-Bow Master vs Soloman ●
Soloman選手はジャイスケラ。次々攻撃を仕掛けるSoloman選手に対し、X-Bow Master選手も守りを固めますが、Soloman選手の的確な攻撃配置を受け切れません。そこでX-Bow Master選手は隙あらば逆サイド攻めの作戦。Soloman選手がそれを許容しているうちにじわじわ追い上げるX-Bow Master選手。最後は凄まじいデッキ回転でディガーポイズンを2度放ち、Soloman選手の攻めが届く寸前に削り切って勝利。苦しい状況からあんな勝ち筋を紡ぎ出し、実行する力。この勝ち方は凄すぎました。文句なしのファイナルMVPです。

B9F77A29-E087-40FB-B1CA-B63D9CF0D270



ー最後にー

改めてFAV gaming優勝おめでとうございます!

今年のFAVは強いとされながらも、レギュラーシーズンでは思うように勝てない場面もありました。プレイオフでも初戦敗北。しかし崖っぷちから駆け上がっての優勝。FAVはKOH敗れてからの逆転勝ちも多く、負けから切り替えて最後に勝利を掴めるという、最も勝負強いチームだったと思います。

このチームとしての勝負強さに大きく関わったのはKENTSUMESHI選手なのではないでしょうか。KOHで負けてもトリプルドラフトで勝って流れを変え、さらにキャプテンとしてチームを引っ張って来た。表でも裏でもチームを支え続けた陰の立役者だと思っています。

もちろんダブルエースの地力あってこそでもあります。JACK X-Bow Masterというラインは後半から凄まじい安定感でした。今季大きな結果は残せなかったDani選手とKitassyan選手も、その分また強くなってチームを更に強くしてくれることでしょう。


さて、クラロワリーグイーストスペシャルシーズンはこれで終了。2ヶ月は本当にあっという間でした。チーム数が減った時は寂しさもありましたが、中国チームとのぶつかり合いや非常にハイレベルな試合など、新たな見所もたくさんある最初のシーズンとなりました。

今、世界的に不安な状態が続く中で、選手達の熱い戦いを見させていただいたことに心から感謝しています。鬱屈とした期間の中でも、毎週ワクワクをもらいました。本当にありがとうございました。

シーズン2の頃、世の中はどうなっているかわかりませんが、無事開催され、また熱い戦いが見られることを楽しみに待っています。

ーKIX Team vs W.EDGMー

〜試合内容〜

Set1はBenZer選手の連勝とiSlaw選手の安定した戦いでKIXの勝利。流れに乗ってSet2のGame1をBenZer選手が勝ち取るものの、Higher選手が踏ん張って連勝し、返します。その後のSet3はOnion選手が、Set4はHigher選手が勝利し、一進一退。最後のSet5はSoloman選手の戦略が冴え渡り、BenZer選手を撃破。W.EDGMが勝利して決勝進出を決めました。

〜所感〜

W.EDGMの勝利。今回も先に追い込まれたところから最終Setを勝利して決める逆転勝利でした。

なんと言ってもHigher選手が強い。昨年のChinaリーグから継続して凄まじい安定感を見せています。Set2で流れが悪くなったところでしっかり勝利してそれを断ち切ったところに、その強さを感じました。毎回最終Setを任され、勝利をもぎ取るSoloman選手も相当な精神力です。

KIXはここで敗北。しかしまだウィナーズのアドバンテージとしてチャンスが残されています。僅差での敗戦ということで、決勝でのリベンジを誓ったことでしょう。

〜リザルト〜

・Set1
KIX…Onion / BenZer Ridel / iSlaw ○
W.EDGM…Higher / Peas / Soloman ●
・Set2
KIX…BenZer Ridel ●
W.EDGM…Higher ○
・Set3
KIX…Onion ○
W.EDGM…Wange ●
・Set4
KIX…iSlaw ●
W.EDGM…Higher ○
・Set5
KIX…BenZer Ridel ●
W.EDGM…Soloman ○

〜ピックアップ〜

・Set5 Game1
● BenZer Ridel vs Soloman ○
得意の高回転ウォールブレイカーでじわじわと攻めるBenZer選手。Soloman選手はそれに対しあまり見たことの無い組み合わせのカードで対抗します。そして終盤Soloman選手がメガナイトと共に繰り出したのはバルーン。予想外の攻撃にBenZer選手は対抗しきれず。この一撃でSoloman選手が勝利を決め、試合の流れを大きく持っていきました。

FF72366E-E11F-428D-8F9E-94B35986F93F



ーPONOS vs FAV gamingー

〜試合内容〜

最初のKOHは先鋒のKK選手が破竹の勢いを見せます。X-Bow Master選手には追い詰められるものの、最後の最後で逆転して3タテ。しかしその後はFAVが底力を発揮。KENTSUMESHI選手がトリプルドラフト無敗のTENGOD選手を撃破し、X-Bow Master選手が勢いに乗るYakitori選手を撃破。そして最後はJACK選手が接戦を物にしてKK選手を破り、一気にFAVが勝利を決めました。

〜所感〜

日本対決はFAVの勝利となりました。W.EDGM戦では不安視されたSet3以降のラインナップですが、この2試合は完璧。X-Bow Master & JACKのダブルエースが真価を発揮しています。残る相手は強敵ばかりですが、この上り調子で進撃を続けて、目指すは優勝。

PONOSはここで敗退。KOHで久々に勝てたものの、これまでの必勝ラインが崩れてしまいました。毎回同じということでマークもされやすかったかもしれませんね。

しかしPONOSはよく頑張りました。全敗で最下位というどん底から怒涛の連勝でここまで勝ち上がったのはチームの真価が出たところだと思います。今回、RAD選手とRaikijones選手は最後の試合、出番を得られませんでした。この2人が復調すれば完璧なチームになるというところですが、残念ながら今シーズンそれは叶わず。悔しい気持ちをオフシーズンに持っていく辛い期間とはなるでしょうが、それをバネに飛躍してくれることでしょう。

やはりトーナメントでの日本対決というのは熱い反面複雑です。どちらかが上がるのは嬉しいものの、どちらかは終わってしまうのはわかっていても寂しくなります。FAVはPONOSの思いを背負って、上へ行って欲しいですね。

〜リザルト〜

・Set1
PONOS…KK / ? / ? ○
FAV…JACK / Kitassyan / X-Bow Master ●
・Set2
PONOS…TENGOD ●
FAV…KENTSUMESHI ○
・Set3
PONOS…Yakitori ●
FAV…X-Bow Master ○
・Set4
PONOS…KK
FAV…JACK

〜ピックアップ〜

・Set1 Game3
○ KK vs X-Bow Master ●
ラムライダーで攻めるKK選手に対し、ロイヤルデリバリーやハンターで守りを固め、ディガーでじわじわ削るX-Bow Master選手。攻めを繰り返すKK選手ですがX-Bow Master選手が隙を与えません。しかし残り時間15秒ほどのところでKK選手が繰り出したラムライダーが延命したロケット砲士と組み合わせて一気にX-Bow Master選手の守りを突破。その結果タイブレーカーでKK選手の勝利となりました。KK選手の最後まで勝ち筋を手繰り寄せる力は凄まじいものがありました。来シーズンもその強さに期待しましょう。

1AA178A0-038B-4BC7-8623-6DAF79A34AE9



最後に 来週の最終決戦に向けて

いよいよ来週でクラロワリーグイーストスペシャルシーズンも終わりを迎えます。本当に早いものです。

勝ち残ったのはW.EDGM、KIX Team、FAV gaming。こうして見ると上位でスタートしたチームが順当に勝ち残ったというところでしょうか。

ここまで見るとやはり1位通過で決勝進出も1番乗りのW.EDGMに無敵感が漂いますが、KIXとFAVもそのW.EDGMとかなり接戦を演じていました。もうどこがチャンピオンになってもおかしくありません。

いよいよ、イーストの初代王者が決まります。

ーTalon vs FAV gamingー

〜試合内容〜

KOHはJACK選手が先日に引き続き最初に勝利するも、TalonのGeralt選手も先日の勢いに乗って2連勝。しかしX-Bow Master選手がそれを止め、Blizzard選手も破ってFAVに勝利をもたらします。トリプルドラフトはLine選手がKENTSUMESHI選手の猛追を振り切るプレイングで勝利。Set3はX-Bow Master選手が変則的なデッキでBlizzard選手に勝利とシーソーゲーム。そしてSet4はJACK選手がマジックアーチャーを有効に使ってLine選手を撃破。FAVが1vs1を2連取して勝利を決めました。

〜所感〜

FAV gamingの勝利。KOHでが流れを掴み、前回勝てなかった1vs1を完璧に取って勝利を決めました。

本日の立役者はやはりX-Bow Master選手。KOH、後が無い状況で連勝してチームを救い、トリプルドラフトで敗れた後にまた勝利。悪いムードを自らの勝利で断ち切り、流れを引き寄せる活躍でした。それを受けてしっかり勝ち切ったJACK選手の活躍もまたお見事。前回の課題を克服しての勝利で、今後にも繋がるかと思います。

Talonはどん底から怒涛の連勝を重ねてきましたがここで敗退。今思えばシーズン序盤勝てていなかったことが信じられない強豪でした。Geralt選手も試合を通して成長しており、来季は更に恐ろしいチームとなるでしょう。

〜リザルト〜

・Set1
Talon…Line / Geralt / Blizzard ●
FAV…JACK / Dani / X-Bow Master ○
・Set2
Talon…Line ○
FAV…KENTSUMESHI ●
・Set3
Talon…Blizzard ●
FAV…X-Bow Master ○
・Set4
Talon…Line ●
FAV…JACK

〜ピックアップ〜

・Set1 Game4
● Geralt vs X-Bow Master ○
ディガーウォールブレイカーデッキを使い、コツコツと削りを進めるX-Bow Master選手が優勢な展開。エリクサー2倍タイム以降はバルーンで畳み掛けるGeralt選手のペースになりますが、X-Bow Master選手はギリギリの防衛を正確に続け、爆破ダメージだけで抑え続けます。Geralt選手の追い上げを振り切り、ディガー削りでX-Bow Master選手の勝利。一歩間違えば届いていたようなバルーンをあそこまで守り抜けるX-Bow Master選手の見極めの強さを感じました。

4777B64F-C783-430B-9503-E60C70FDC388



ーPONOS vs TTGー

〜試合内容〜

Set1のKOH、D.King選手がRAD選手、Raikijones選手相手に2連勝を決めると、さらにはKK選手も撃破して3タテを決めます。しかしトリプルドラフトはTENGOD選手がまたまた力を発揮し、ストレートでD.King選手を撃破。更にSet3はYakitori選手がTTGのエースAuk選手をストレートで破ります。最後はKK選手がD.King選手にKOHの借りを返して勝利。Set2から3連勝でPONOSが勝利を決めました。

〜所感〜

PONOSの勝利。一回戦に続き、Set2〜4まで3連勝しての勝利。KOHでの被3タテはまたも肝を冷やしたものの、その後のSetは非常に安定感がありました。

TENGOD選手、KK選手はもちろん、個人的に感嘆したのはYakitori選手。Yakitori選手が強いプレイヤーなのはあらゆる実績でわかってはいたのですが、まさかAuk選手をあそこまで完璧に破るとは。これまでプロの1vs1では出番の少なかったYakitori選手ですが、ここで遂に開花しましたね。

TTGはここで敗退。レギュラーシーズンを2位で終えるも、プレイオフでは振るいませんでした。今回もD.King選手が1人で8Gameも登板しており、さすがに負担が大きかったですね。来季に向けてはチーム全体での調整が求められるでしょう。

〜リザルト〜

・Set1
PONOS…Raikijones / RAD / KK ●
TTG…D.King / ? / ? ○
・Set2
PONOS…TENGOD ○
TTG…D.King ●
・Set3
PONOS…Yakitori ○
TTG…Auk ●
・Set4
PONOS…KK ○
TTG…D.King ●

〜ピックアップ〜

・Set4 Game3
○ KK vs D.King ●
高回転のホグライダーを次々に繰り出し攻めるKK選手。D.King選手はスケルトンラッシュを放つものの、KK選手が同時に繰り出す逆サイド攻めによってじわじわとしか削れない展開。しかし終盤D.King選手は凄まじい守りでKK選手からのトドメを回避し続けます。猛追するD.King選手でしたが、KK選手は落ち着いて橋前ダークプリンスをケアするなどしてアースクエイクで勝利。D.King選手の粘りと、それを振り切るKK選手の激戦でした。

9F30B88A-B53C-494A-9AD1-AEC5A349E3A8

現地時間で5月23日に始まるクラロワリーグWEST。そのファンタジーロワイヤルがオープンしました。
それに伴いチームのロスターも公開。ということで各チームがどのようなチームとなったのか、どのような選手がいるのか、見ていこうと思います。

この記事では「No Tilt League Special Edition」という海外のリーグ戦大会の内容に触れます。今回の出場チームのほとんどが参加しており、実質クラロワリーグの前哨戦とも言える大会でした。


ーChivas Esportsー

D467B86D-A8D4-439D-A664-3AC8EB402991


今年参入した新たなチーム。全選手メキシコから来ています。しかし新チームながら選手層は非常に分厚く、No Tiltでの成績はなんと準優勝でした。

Adrian Piedra選手は長きに渡ってクラロワの競技シーンで活躍し続けているプレイヤー。
Pompeyo4選手は昨季待望のプロデビューから、期待通りの活躍を見せたプレイヤーです。

更に新選手で注目なのはAnaban Iulia選手。トッププレイヤーとして世界的に有名な存在でしたが、遂にプロリーグに登場します。No Tiltでは既に力を発揮しており、全選手中3位の勝率を挙げました。実力はやはり間違いありません。
Richard選手は情報が少ないですが、No TiltではKOHで時折3タテするなど、爆発力を見せていました。

実力派の経験者と、有望な新人2人。リーグでも快進撃が期待されます。


ーCream Real Betisー

792C10C2-9095-41C4-8C3C-5EBF8C7946F3


昨年までのCream Esportsが新たに生まれ変わりました。プレイヤーは南米2人とヨーロッパ2人で構成されています。

このチームはNo Tiltの時からチームが大きく入れ替わっています。No Tiltに参加していたのはxPedro15選手とDiegoE選手。
xPedro15選手は昨季KIXに所属し、アジアで猛威を振るったプレイヤー。その実力はWESTで見てもかなりの物と思われます。
DiegoE選手は昨年のシーズン1に所属していた選手。その際はあまり活躍できなかったのですが、No Tiltでは好成績を挙げ、リーグの舞台に戻ってきました。

そしてここからがNo Tilt非参加プレイヤー。
Saint Belikin選手は2018年Team Quesoに所属し、世界も経験しているプレイヤー。1年間プロを休止していましたが、その間もアマチュア大会で活躍。成長を続けていました。
Yeray選手は昨年Fnaticのエースだった選手。1vs1での勝率はかなり良く、BO3ではリーグ終盤まで負け無しでした。

あまり派手さは無いものの、かなり実力者揃い。それがこの新生Creamの印象です。


ーDignitasー

076A0910-66E1-4C05-B064-E3F85BA36384


毎回下位に沈んでしまっているDignitas。今回はまたメンバー総入れ替え。昨年のCreamメンバーが中心です。

Flash選手は全体での勝率はまずまずですが、連勝することがしばしばある爆発力型の選手。2018年は2vs2での実績有り。
Kodigo選手は昨年2vs2での出番が多く、1vs1もなかなかの強さを誇るオールラウンダー。
Lince選手は昨年1vs1でチームを引っ張り続けたエース的存在です。
そして新選手のBale選手。アマチュア時から世界的プレイヤーが集まる大会での活躍も多く、かなり期待のかかるプレイヤーです。

堅実な南米の実力者達と期待の新人によるチームで、今年こそ上位を目指します。


ーMisfitsー

83AFB777-CEC4-4A82-908F-B531BA0B1ED4


昨年は2季連続で惜しくもプレイオフを逃したチーム。チームのメンバーは大きく入れ替わり、No TiltでのTeam Purpleのメンバーが中心です。

唯一の残留はWings選手。とにかくKOHが得意な選手で、後半は2vs2での出場も増えていました。何故かBO3に弱いのが弱点ですが、今年はどのように戦うのか。
Trainer Diputs選手は昨年NRGに所属した選手。出場機会は少なく、まだあまり真価の分からないプレイヤーです。更なる飛躍なるかというところ。

注目はairsurfer選手。昨年はComplexityの一員として活躍しましたが、オフシーズンで更に活躍を増やしています。No TiltではKOHの3タテを4回も記録。エースとして期待されます。
同じく Complexity出身のRazzer選手も強者。2vs2で活躍しながらもKOHで爆発力を見せていた柱の選手でした。

過去のリーグでの実績で言えば少し地味ではあるものの、爆発力のある選手が多く、相手からすれば危険なチームとなるのでは。


ーPain Gamingー

DF9EE50C-2A5D-4B3D-AD79-A43CF504E2E0


昨年はMisfits以上に惜しいところでプレイオフを逃し続けてきたチーム。主力であったWen選手、Karnage選手が抜けましたが、それでも今回のメンバーはなかなかのもの。

Renan Cava選手は昨季からの残留。2vs2で活躍しながらもKOHでしっかり勝利を挙げる安定感のあるプレイヤーです。
Surg TS選手は出戻りの形。チームを離れていた期間、個人戦の大会で上位に入るなど、その強さを大いに発揮していました。

新たに加入したLucDubs選手は元Cream。LATAMリーグのライバルチームから移籍してきたということで、チームでどのように活躍するか楽しみです。
Coca rX選手はラダーでの実績がある新選手。No Tiltでは後半から本領を発揮しており、着々とコンディションを上げております。

堅実な実力者を揃えてきた今回のPain。リベンジなるか。


ーSK Gamingー

7E6C7A8B-1D2A-4B85-A8E5-21D64C58BD94


昨年圧倒的強さで世界大会に出場するも、HP1の差で敗れるという非常に悔しい結果となったSK。今回メンバーは昨年と全く同じで挑みます。

Javi14選手は1vs1のBO3に強い選手。過去2度の世界大会で辛酸を舐めており、今年もリベンジに燃えていることでしょう。
Morten選手は2vs2に強く、1vs1でもエースであるスタープレイヤー。毎シーズン大きく沈むことはない安定感も強みです。
xopxsam選手はMorten選手とは反対に爆発力のあるプレイヤー。4月のラダーでは世界1位でフィニッシュしており、今かなり仕上がっていると言えます。
SergioRamos選手はご存知2017年の世界王者。KOHで常に相手チームにプレッシャーをかける活躍をしています。

全く同じメンバーで今度こそは世界一、という強い思いが見て取れます。


ーSpacestation Gamingー

7E4CC2E7-977D-4D7D-9DF8-089FE4257F7C


新規参入チーム。No Tiltに参加したBlast Off、ないし昨年のImmortalsのメンバーが中心です。

Ah Craaaap選手とthegod_rf選手は長きに渡ってペアを組んできた盟友。新チームでも同じチームということで、この2人のコンビネーションがいかに強いかを感じさせられます。thegod_rf選手はここ最近個人戦の大会でも活躍しており、1vs1でも更なる奮戦が期待できそうです。
LaPoKaTi選手はアカウントBANによってNo Tiltに参加できなかったものの、本来はBlast Off入りが予定されていたとのこと。昨年ルーキーながらImmortalsのエースとなっていたことから実力は間違いありません。

Samuel Bassotto選手はFnaticからの移籍。リーグでは爆発的な活躍ができなかったものの、No Tiltでは上位に入る勝率をマーク。本領発揮なるかというところ。

Royal選手はいなくなってしまいましたが、Immortalsの後継チームと言えるSpacestation Gaming。また上位争いに食い込むこととなるのでしょうか。


ーTeam Liquidー

6468D275-FDDA-46B7-89B3-EB86EFAD8A61


昨年、悲願の世界大会優勝を成し遂げたチーム。今年もその優勝メンバーを入れ替えず参戦します。

KaNaRiOoo選手とSurgical Goblin選手はチームのダブルエース。2人でペアを組んでも良し、それぞれで1vs1に出ても良しというチームを支える2人です。世界大会でも優勝に大きく貢献した2人がまた手を組みます。
DiegoB選手は2人の陰には隠れるものの、土壇場で逆転に貢献するなど、仕事人。昨年の後半からやや不調ですが、No Tiltでは幾分復調していたかと思います。
そしてEgor選手。世界大会での3タテデビューは記憶に新しいですね。リーグに参戦するのは初めてとなりますが、十分活躍に期待できます。

そんな世界王者もNo Tiltではベスト6という悔しさを味わいました。ディフェンディングチャンピオンでありリベンジャーでもある。Liquidの戦いに注目です。


ーTeam Quesoー

A85E388F-1625-481E-AAC2-116FC64898B8


WESTの名門チーム。昨年は惜しくも世界大会に届きませんでした。しかし前哨戦のNo Tilt Leagueでは優勝。今最もマークされるチームと言えるかもしれません。

BENIJU選手、Cuchii Cuu選手は長くQuesoを支える2人。BENIJU選手は1vs1での活躍が増えていますが、Cuchii Cuu選手はやや不調というのが現状。EU時代のような安定感を取り戻せるか。
そしてRUBEN選手はいまやチームのエースに成長したプレイヤー。No Tiltでは1vs1のBO3に5回登場し、なんと1度も負けませんでした。この凄まじい安定感がリーグでも発揮されるか。

新加入のiAmJP選手は昨年アジアのKIXで活躍しました。No Tiltでは全体で上位の勝率を挙げ、RUBEN選手とともにいきなりチームを支える存在となったと言えます。

No Tilt優勝の勢いに乗って、リーグでもリベンジなるか。


ーTribe Gamingー

A9BD413C-12F5-4CEC-B86B-D95F43822021


昨年は1度プレイオフに進むものの、上位進出は果たせませんでした。今年はメンバー総入れ替えで臨みます。

Boeufmac選手は昨季NRGに所属したプレイヤー。下位にいたチームを自身の活躍で4位にまで引き上げたヒーロー的存在です。No Tiltでは不調な様子も見られましたが、リーグに向けてどう仕上げてくるか。
Azilys選手は昨年Quesoに所属。毎シーズンあらゆるルールで堅実な活躍をしてきたプレイヤーです。さらにKOHで3タテをするなど、ハマった時の爆発力も持ち合わせています。

そしてやはり注目なのが韓国の2人組。
TNT選手は昨年OGNの一員として世界大会に出場。1vs1の強さはかなりのもので、BO3では昨年のプレイオフから世界大会にかけて1度も負けていません。アジア屈指の実力者として、WESTで羽ばたいて欲しいですね。
JupiterKing選手はいきなりWESTの選手としてプロ入りしたプレイヤー。No Tiltでは勝ち始めたら止まらない活躍を見せ、錚々たる面々の中で新人ながら勝率1位を叩き出しました。リーグでも活躍が楽しみでなりません。

アジアから強力プレイヤーを獲得した唯一のチーム。個人的な注目度はかなり高いです。



WESTもチーム数が減って10に。更にハイレベルな戦いとなることでしょう。

ーNova Esports vs Talonー

〜試合内容〜

Set1はLine選手が初戦に勝ち、更に2番手のGeralt選手がKOHで初めて連勝。Talonが勝利を収めます。さらにSet2はLine選手がトリプルドラフトでLciop選手を圧倒。そしてSet3ではBlizzard選手がLittle Chen選手との熱戦を制し、一気にTalonがストレート勝ちを決めました。

〜所感〜

勢いに乗るTalonがストレート勝ち。Novaのプレイオフ不敗神話はここで終わることとなりました。

今のTalonは本当に強い。Line選手はトリプルドラフトに安定感があり、Blizzard選手は1vs1で毎回活躍。そのうえこの日はGeralt選手がKOHで活躍。どこを取っても隙無しのコンディションです。次の相手はFAV。このまま勢いに乗り続けるのか、それともFAVが止めるのか。

そしてNovaはここで敗退。さすがのNovaも、今回のコンディションでは逆転劇を見せることができませんでした。この屈辱をバネに、来シーズンどのような逆襲を見せるのかに注目です。

〜リザルト〜

・Set1
Nova…Lciop / Bking / Little Chen ●
Talon…Line / Geralt / ? ○
・Set2
Nova…Lciop ●
Talon…Line ○
・Set3
Nova…Little Chen ●
Talon…Blizzard ○

〜ピックアップ〜

・Set3 Game2
● Little Chen vs Blizzard ○
バルーンで攻めるLittle Chen選手に対し、それを受けてラヴァハウンドで返していくBlizzard選手。序盤は互角だったものの、後半からLittle Chen選手が攻め手を緩めず、Blizzard選手に隙を与えません。じわじわ詰めていくLittle Chen選手ですが、終盤ユニットが多く溜まったところで角出しのラヴァハウンドを放ったBlizzard選手。ここからペースを握り、今度は逆にBlizzard選手が攻め続け、そのまま押し切って勝利しました。細かい系デッキのイメージが強いBlizzard選手ですが、重量級も見事に使いこなしていました。

440DCB92-6C41-497D-8821-C023C7C1F9AC



ーTeam Timing vs PONOSー

〜試合内容〜

Set1は伏兵のHaruki選手が2連勝と活躍し、最後はSado選手が締めてTimingが先勝。トリプルドラフトもSado選手がGame1を取るものの、その後TENGOD選手が怒涛の粘りを見せて勝利。続くSet3は1vs1BO3初登板のYakitori選手がストレートでSado選手を撃破して王手。Set4はGreed選手が先に勝って望みを繋ぐも、KK選手がギリギリの試合を連続でモノにして勝利。PONOSが勝利を決めました。

〜所感〜

PONOSの勝利。KOHからのSet2Game1の流れはヒヤリとしたものの、その後は各面々がそれぞれの力を発揮して勝利しました。

なんと言っても大きかったのはSado選手を破ったTENGOD選手とYakitori選手の活躍。これで負けていたら追い込まれていたことを考えると、とても重い勝利だったと言えます。2人はPONOSでもGameWithでもエースというポジションでは無かった選手ですが、トリプルドラフト中心にチームへの貢献は多大な物があります。KK選手の窮地を掻い潜り勝ち筋を掴むプレイングも素晴らしかったです。

Team Timingはここで敗退。一気に決める作戦だったのでしょうが、さすがのSado選手も3Set連戦は負担が大きかったか。しかしHaruki選手の活躍や、Greed選手の善戦は、今後の希望となるでしょう。

〜リザルト〜

・Set1
TT…Haruki / Sado / ? ○
PONOS…RAD / Raikijones / KK ●
・Set2
TT…Sado ●
PONOS…TENGOD ○
・Set3
TT…Sado ●
PONOS…Yakitori ○
・Set4
TT…Greed ●
PONOS…KK ○

〜ピックアップ〜

・Set2 Game3
● Sado vs TENGOD ○
Sado選手はロイヤルホグ、TENGOD選手はゴーレムをピック。TENGOD選手の攻めを受け止める構えのSado選手に対し、TENGOD選手はゴーレムで攻め続けます。終盤、TENGOD選手がゴーレムを出した瞬間にSado選手はロイヤルホグとガーゴイルの群れという強烈な逆サイド攻め。Sado選手がここで決め切るか…と思いきやTENGOD選手はエレクトロウィザードを使ってなんと踏みとどまり、そのままゴーレムと後続で押し切って勝利を決めました。あの攻めを繰り出すSado選手も凄いですが、TENGOD選手がそれを上回る粘りを見せました。

40185D76-9687-4185-BB15-30CACD10D8D8

↑このページのトップヘ