CRL Watcher

クラロワリーグについて記録していくブログです!

2020年01月

予選残り2日分と決勝トーナメントの試合をいくつかピックアップした感想です。
ついに終わってしまいます…!

※HANExHANE選手の表記を今までずっと間違えていたので今回から改めました。失礼しました。

ー24日ー

● ASSASSIN vs Starry ○
Starry選手がGame1を勝利し、かなりの接戦となっで迎えたGame2が名勝負でした。
Starry選手はラヴァハウンドを繰り出し、それを見てASSASSIN選手は逆サイドにバルーン。ここはASSASSIN選手がラヴァハウンドを上手く受けてリードを取ったように見えました。しかしStarry選手は盾の戦士を攻めに追加。この1枚にASSASSIN選手は手を焼かされ、Starry選手がかなりのエリクサーアドバンテージを取ります。
Starry選手の優位で終盤まで進み勝利が見えたように思いましたが、ASSASSIN選手もキングタワーである程度攻めを受け止め、バルーンで反撃することでサドンデスに持ち込みます。
こうなるとテンポよく攻めを繰り出すバルーンが徐々に圧力をかけていき、バルーンがタワーに到達し大ダメージ。これでASSASSIN選手が勝利かと思いました。が、Starry選手はその間にディガーとポイズンでキングタワーを削っていき、最後はタッチの差で先にディガーを通したStarry選手の勝利。
形勢が二転三転するとても見応えのある一戦でした。


● Luke vs 焼き鳥 ○
1対1で持ち込まれたGame3。
Luke選手はゴブジャイスパーキーを採用しますが、焼き鳥選手がスケルトンとペッカをうまく使った防衛し、ディガーポイズンでプレッシャーをかけていきます。
最後まで焼き鳥選手ペースで進みましたが、最後にLuke選手が怒涛のカウンター。ミニペッカがタワーを何度も攻撃し、あわやタワーが折れるというところまで。
しかし最後まで冷静な焼き鳥選手。Luke選手の追撃を落ち着いて凌ぎ、ポイズンで勝利を決めました。
追い詰められた状況から奇跡の逆転が見えた一瞬でした。これだからクラロワは最後までわからない。

ー25日ー

● kase vs mattu2 ○
Game1はジャイアントでmattu2選手が勝利。Game2はkase選手がウォールブレイカーで勝利。と、得意デッキをぶつけ合っての熱戦。
Game3はジャイアントとプリンスで圧力をかけたmattu2選手がリードを広げていき、勝利を近づけます。
しかしkase選手は隙を突くようなウォールブレイカーを度々決めることでそれに食らいつき、1対1交換でサドンデスに持ち込みます。
終盤戦は予め両サイド攻めで削っていたmattu2選手がリードしたまま進みますが、kase選手も粘り続け、ディガーとウォールブレイカーで反撃。
ウォールブレイカーがタワーへ届くと危ない局面でしたが、mattu2選手はそれをかなり素早い対応で処理し、なんとかリードを守ったままジャイアントとディガーの攻撃で勝利を決めました。
一歩間違えばひっくり返る試合。並のプレイだったらばあそこを守り抜くことはできなかったでしょう。

○ DANI vs スパルタ ●
全試合壮絶な戦いだったBO3。
Game1は大型呪文無しのゴーレムで攻めるDANI選手と、削り手段が無いことを把握して土壇場で粘るスパルタ選手。この試合は的確なユニット追加で攻め手を緩めなかったDANI選手の勝利。
続くGame2はDANI選手が何度も何度も繰り出すバルーンをなんとか防ぎ続け、スケルトンラッシュで削り切ったスパルタ選手の勝利。
そして最後のGame3。DANI選手はラヴァハウンド、スパルタ選手はペッカラムライダーでタワーを削り続け、お互いあと一撃で決まるような状況に。最後は焦らず守ってから削りに向かったDANI選手が勝利を決めました。
どのGameも戦略が少し違えばまた違う展開になったであろう熱戦でした。

ー決勝トーナメントー

○ Starry vs むぎ ●
優勝候補の大本命に、ドラマチックな勝ち上がりを見せたダークホースが挑む構図の初戦。
Game1は序盤からリードしたStarry選手に対し、じわじわと追い上げてくるむぎ選手。Starry選手はなんとか強気の攻めで勝ち切ります。
しかしGame2、リードを続けていたStarry選手が最後の最後にむぎ選手のスケルトンラッシュによって逆転され、試合はGame3へ。
Game3はStarry選手が得意のゴーレムを繰り出しますが、むぎ選手の遅延による鉄壁の防衛に阻まれ、さらにはタワーもポイズン圏内まで削られ絶体絶命。勝負あったと思われたところで、Starry選手は残ったユニットに攻めユニットを大量に投入し、逆襲。最後まで勝ち筋を狙うStarry選手の攻撃の前に、むぎ選手の防衛がついに崩れました。最後の大逆転でStarry選手がむぎ選手を撃破しました。
どの対戦も最後に何かが巻き起こりすぎて驚きが止まりませんでした。決勝トーナメント、凄まじいオープニングとなりましたね。

○ HANExHANE vs 焼き鳥 ●
プロ経験者同士の対決。
Game1はHANExHANE選手が巨スケスケラで存分に持ち味を発揮。対処法がわからない強さを見せてHANExHANE選手がまず勝利。
しかしGame2は焼き鳥選手が遅延スケラを使うことで、HANExHANE選手が止めにくい攻撃を仕掛けることで1Game取り返します。
そしてGame3。焼き鳥選手の遅延とボムタワーの守りがHANExHANE選手のゴブジャイスパーキーを防ぎ続け、更に削りで優位に。しかしHANExHANE選手もスパーキーが場に残ったチャンスを逃さず、スパーキーを2体場に出し、その一撃が焼き鳥選手のタワーに直撃。最後はHANExHANE選手のリードを焼き鳥選手がスケルトンラッシュポイズンで返せるかという、ギリギリの削り合い。
焼き鳥選手痛恨のスケラミスもあり、タイブレークの結果、わずか16の差で勝ったのはHANExHANE選手でした。
焼き鳥選手のHANExHANE選手への対策は流石の組み立て方でしたが、HANExHANE選手の勝負強さは底知れないものがありました。

○ ぐりこ vs HANExHANE ●
準決勝。勝った方が決勝でRAD選手と対戦します。
Game1はぐりこ選手が硬い守りとマジックアーチャーを駆使した削りで隙の無い勝利。さらにGame2も鉄壁を敷いて削りでリードしていきます。
しかしHANExHANE選手はベビードラゴンによる圧力で徐々に形勢逆転。ぐりこ選手の守りを打ち崩してみせます。
この結果にぐりこ選手は悩まされることとなりましたが、Game3は自身の得意な迫撃砲で勝負。ぐりこ選手の守りに苦戦しながらも常に隙を窺うHANExHANE選手。しかし最後はコウモリを使ったカウンターを的確に通したぐりこ選手が熱戦を制しました。
守りを崩そうとするHANExHANE選手と、削りで勝ちを狙うぐりこ選手。一瞬も気を抜けない緊張感溢れる試合でした。

ー決勝戦ー

ぐりこ vs RAD
決勝戦は奇しくも予選で1度戦った2人のぶつかり合いとなりました。
予選はストレートで敗れたRAD選手でしたが、Game1でロイヤルジャイアントアースクエイクというぐりこ選手の得意戦術を完全に対策したデッキで勝負。見事に勝利を決めます。
しかしGame2。今度はぐりこ選手がそのロイヤルジャイアントを完全に対策したラヴァハウンドデッキで勝利。メタとメタがぶつかり合う心理戦が繰り広げられました。

いよいよ最終決戦。
RAD選手は少し組み替えたロイジャイクエイクで最後まで勝負。対するぐりこ選手はウォールブレイカーデッキ。守りの要であるボムタワーをアースクエイクで破壊されてしまうぐりこ選手ですが、コウモリを使ってロイジャイのダメージを0に抑え続けます。その間にディガーで削り続け、更にはRAD選手のゴブリンを読んだ矢の雨でウォールブレイカーが決定打を与えます。
そして最後は両サイドに削りを展開したぐりこ選手がディガーで削り切り、勝利を決めました。
RAD選手の作戦を上回るテクニックで守り抜いたぐりこ選手。見事な勝利でした。


ということで優勝はぐりこ選手となりました!
予選から決勝まで、鉄壁の守りというプレイスタイルを貫いて頂点に立ちましたね。
プレッシャーのかかる大舞台であれだけ正確な守りを貫けるのはかなりの腕と精神力が必要。見ていて唸る防衛がたくさんありました。
本当におめでとうございます。

準優勝に終わったRAD選手も、本当に素晴らしいプレイヤーだなと改めて。実力に加え、最後に相手を称える姿勢。プロプレイヤーとしてあるべき姿だと思います。惜しい結果でしたが、またの活躍を待っています。

ということで本当に楽しい大会でした。ドズルさんの思いつきと実行、そしてけんつめし選手を始めとした盛り上げていったたくさんの方々に感謝したいですね。
出てしまった反省点はこれからに生かされればそれで良いことだと思います。
私も記事を出したことで、少しでも皆さんの盛り上がりに貢献できたなら幸いです。


引き続きこれからもクラロワのシーンが盛り上がり続けて欲しいですし、私はそれを応援し続けます。

皆さま本当にお疲れ様でした。

本日8000最強決定戦の決勝トーナメントが行われます。
楽しみな反面、お祭りが終わりに近づいていることに一抹の寂しさも覚えます。

ですがワクワクしていることに変わりはありません。
決勝トーナメント出場者について、改めて書かせていただきます。


ーグループAー

1位通過 むぎ
…予選成績 4勝1敗
優勝候補筆頭とされたむぎ選手。堂々の1位通過で決勝トーナメント進出を果たしました。
4勝の内3つはストレート勝ち。唯一の1敗も最終Gameまで持ち込んでおり、その実力と安定感は本物です。
予選を見ていて私が感じたのは、かなり逆転勝ちが多いこと。序盤に苦しい展開に持ち込まれても、鉄壁の守りと紙一重の許容で最後は勝利を掴んできました。
使用デッキもかなり幅広かったので、決勝でも何が飛び出すかわかりません。


2位通過 HANE×HANE
…予選成績 4勝1敗
YouTubeでのハジけたキャラとは裏腹に、確かな実力を見せて決勝トーナメントに勝ち進みました。
むぎ選手、Pandora選手という優勝候補とされた強豪に勝利しており、更なる大暴れに期待がかかります。
武器となっていたのは巨大スケルトンを軸とした独自のデッキレパートリー。ロイジャイ、スケラ、ホグライダー…あまり戦って来なかったデッキの数々に、ハイレベルなプレイヤー達も苦戦させられていました。
唯一無二の個性派の攻略法を見つけられる人は果たしているのでしょうか。

ーグループBー

1位通過 Hajime
…予選成績 4勝1敗
先日Red Bull MEOの日本大会でも優勝したばかり。こちらでも見事に決勝トーナメント進出です。
予選では様々なデッキを使って的を絞らせず、そのうえで得意のクロスボウでは必ず勝つという力強い戦いを見せています。
オリジナリティのあるデッキも使うので、相手からすればやりにくいことこのうえない相手でしょう。
数々の優勝経験から、大会での強さは証明済み。更なるタイトルを手にするのでしょうか。


2位通過 DANI
…予選成績 4勝1敗
FAVの魂。プロリーグでの出番は少なめでしたが、実力を見せつけて決勝トーナメント進出。
デッキは多種多様でしたが、メタを強く意識したデッキの組み替えも駆使しています。あらゆる組み合わせを使いこなす自信があると言えるでしょう。
プレイングは堅実ながらも、隙は見逃さない鋭さを持っています。
プロでの経験が大きく成長に結びついているDANI選手の戦いに注目です。


ーグループCー

1位通過 RAD
予選成績 4勝1敗
Twitterでの発言ではやや自信なさげに見えましたが、高い勝率で決勝トーナメントに進出しました。
今回はウォールブレイカーを一つの軸として多用していた印象ですが、違ったデッキも織り混ぜながらなので相手を悩ませていたように思います。
試合内容もぐりこ選手との対戦以外は全てストレート勝ちで、実力者揃いの中で相手を寄せ付けない力を見せていたように思います。
かつて日本一決定戦で何度も優勝を果たしたRAD選手。再び個人戦で日本一となるのか。

2位通過 ぐりこ
予選成績 4勝1敗
世界2位を経験したぐりこ選手。さすがの決勝トーナメント進出。
唯一敗れた最終戦以外では相手にほとんどリードさせずに勝つパターンが多く、盤石の安定感を見せていました。
ASSASSIN選手がアナリストとして協力しているとのことですが、そのデッキ選出もかなり的確。
あらゆる点で隙の無いぐりこ選手。決勝でも期待がかかります。


ーグループDー

1位通過 焼き鳥
予選成績 5勝0敗
クラロワリーグでは2vs2の出番が多かった焼き鳥選手ですが、なんと全勝で決勝トーナメント進出を果たしました。
2-1でSetを勝利するということが多く、プロだけあってBO3の戦い方をかなりわかっていると見受けられます。
得意デッキとされるクロスボウはほとんど使わなかったのですが、使ったどのデッキもきっちり仕上げられていて、さすがプロと言うべき実力でした。
プロとして戦ってきた強さをさらに見せつけることができるかに注目です。


2位通過 Starry
予選成績 3勝2敗
予選初日に2敗し、追い詰められたところから全ての試合をストレート勝ちし、大逆転で決勝トーナメント進出を掴みました。
守りと攻めの駆け引きがとても上手く、堅実ながら時に大胆なプレイングが印象的。
デッキも得意のゴーレムはここぞという時しか使わず、高回転デッキも度々採用しており、大会をしっかり意識したプレイヤーであることがよくわかります。
今回の戦いぶりはスキルのみならず、土壇場での勝負強さを持ち合わせていることも見せつけました。決勝でも勢いに乗れるでしょうか。


全体で見るとプロ経験者が4人残り、実戦経験の大きさを物語る結果となりました。
アマ勢としてはグローバル上位プレイヤーの3人が実力を見せつけ、そこに大会強者のStarry選手が食い込む形になりました。



加えて、開幕前に私が書いた出場者記事の、決勝トーナメント進出者部分をまとめておきます。

むぎ
世界1位フィニッシュ経験もあり、グローバル上位常連という世界的プレイヤー。前回のシーズンでは2つのアカウントで世界ベスト10入り。
今まで大会等に出場した経験はほとんど見当たらないものの、プロ選手によるBO3動画等では強さを見せており、大会適性も間違い無いでしょう。
デッキはなんでも使えるイメージですが、どちらかというとディガー入りの軽量級が得意なように思います。


HANE×HANE
2019年プロとして活動したプレイヤー。現在はYouTuberとして活躍中。
プロになる前はドズルカップやRed Bull MEOなどで結果を残しており、国内での大会実績はかなりのものがあります。
巨大スケルトンを軸に自作デッキをかなりの数仕上げており、何が飛び出すかわからないスタイルは相手にとって脅威となるでしょう。


Hajime
日本人3人目の世界1位フィニッシュ経験者。グローバル上位常連でもあり、実績は日本トップクラス。
大会への出場も多く、nichromeさん主催の実力者が集まる大会で二連覇を果たすなど大会での強さは間違いなし。
クロスボウデッキのイメージが強いですがスケルトンラッシュやペッカを使うこともあり、戦術の幅も広いです。


DANI(バーガー)
FAVのプロゲーマー。バーガーさんが実はだにさんだったということを私は最近知りました。
プロ選手としての経験の中で実力をどんどん上げているという印象で、アジア決勝での勝利はやはり今印象に残っています。
得意デッキはラヴァハウンドを中心に、神器系やロイヤルジャイアントなど、様々に広がっています。


RAD(Michael Wazowski)
日本を代表するプロプレイヤー。プロとしては唯一2つのアカウントで8000を達成しました。
日本一決定戦で活躍し、プロとしてはFAVとPONOSで1vs1、2vs2ともに軸の選手として活躍。大会経験の分厚さは参加者の中でも1番です。
デッキも全く読めない幅広さを持っています。トップアマ達との戦いでその強さを見せるか注目です。


ぐりこ
グローバル2位フィニッシュも経験している日本屈指のプレイヤー。
大会でも、BrenChongCupという大会で世界の強豪相手に勝ち越し。CALというチーム戦大会でも現在個人のBO3で負け無し。常に安定して強い方と言えるでしょう。
デッキについては、ここ最近ウォールブレイカー系をよく使っていると見受けます。


焼き鳥
日本人プロ選手で最初に8000に到達したプレイヤー。
プロの試合では2vs2での登場が多かったものの、シングル戦で時折見せる強さは印象的でした。オフシーズンの大会で上位に入ることも多いように思います。
得意デッキもクロスボウ、ペッカ、ラヴァと様々で、プロだけあってさすがの幅広さを持っています。


Starry
早いうちからプロ志望を公言していたのが有名なプレイヤー。
あらゆる大会の決勝トーナメントに勝ち進んでいる印象があり、日本を代表するプレイヤーが集まるvsKIX選考大会では優勝していましたね。
ゴーレムが得意な方ではありますが、プロを目指すとあって幅は広く、その中で切り札のゴーレムが光るという印象です。


それでは今日の決勝トーナメントを楽しみに待ちましょう!

ー20日ー

● やむし vs むぎ ○
先日驚異的な強さを見せたむぎ選手。しかし対するやむし選手は一歩も引きません。
むぎ選手が枯渇で序盤から積極的に攻めてくるのを見たやむし選手はラヴァハウンドとディガーで大きくダメージを稼ぎ、むぎ選手の猛追を振り切ってギリギリで勝利。むぎ選手に初めて土を付けます。
次のGame2でも、ディガーでの攻めでプレッシャーをかけ、やむし選手が優位に立ちます。
しかしそこからがやはりむぎワールド。「そんなに受けて大丈夫?」と言いたくなるほど両サイドで許容しながら、ゴブリンバレルやローリングウッドがいつの間にかとんでもないダメージを蓄積させているという展開。ロケット圏内に持ち込み、やむし選手の最後の攻めをしっかり受け切ったうえで勝利。
この後流れを掴んだむぎ選手がこの試合をモノにしました。
むぎ選手相手に強気のプレイを連発したやむし選手の実力もかなりのものでしたが、むぎ選手のゲームを組み立てる能力には脱帽です。


○ HANE×HANE vs Pandora ●
勝った方が決勝トーナメント進出の大一番。このSetの勝敗を分ける戦いとなったのがGame2。
Pandora選手の神器デッキに対し、バーバリアンやゴブリンの小屋を完備したHANE×HANE選手でしたが、Pandora選手はランバージャックのレイジも駆使してラムライダーをガンガン通しに来ます。
HANE×HANE選手もじわじわと追い上げるものの、Pandora選手のマジックアーチャーがタワーを射抜き始め、万事休す。…と思われましたが、HANE×HANE選手は雪玉を駆使してギリギリ耐えると、スケルトンラッシュでカウンター。更にはPandora選手の追撃も凌ぎ切り、残りHP65から逆転勝利を収めてみせました。
そして次のGame3ではHANE×HANEデッキによって勝利。最後まで諦めない立ち回りが最終的な勝利に繋がりました。プロの戦いを経たプレイヤーらしい、一勝の重みを大切にした粘り強いプレイングだったと思います。


ー21日ー

○ DANI vs グッドナイト下川 ●
実に見応えのあるBO3だったのがこの試合。
Game1はグッドナイト下川選手のウォールブレイカーデッキにリードを許しながらも、最後はゴーレムで逆転するプラン力を見せたDANI選手の勝利。
Game2はグッドナイト下川選手得意のバルーンを対策した対空多めのデッキでDANI選手が迎え撃ちますが、グッドナイト下川選手が両サイドへの分散やミニペッカの圧力によってDANI選手を追い込んでいき勝利。
そしてGame3。グッドナイト下川選手のバルーンに対し、DANI選手が選んだのはエリゴレデッキ。序盤からタワーを捨ててエリゴレの爆発力でキングタワーまで狙う戦法をグッドナイト下川選手は止められず、DANI選手が一気に勝利を決めました。
メタを乗り越えてくるグッドナイト下川選手のスキルを、DANI選手が更に乗り越えるという、3本勝負ならではの熱い戦いでした。


23日

○ mattu2 vs BaNa ●
1勝1敗でGame3へもつれて試合。
BaNa選手は陸受け多めのラヴァハウンドを使い、mattu2選手得意のプリンスダークプリンス戦法に狙いを定めます。
しかしmattu2選手は得意デッキで流石の立ち回りを見せます。陸受けを使い切ったところを狙ったダークプリンスの攻撃でタワーを破壊。更にゴブジャイを盾にして槍ゴブリンを有効活用し、ラヴァハウンドを防衛。更に攻めを緩めず2本目を破壊するなど、無駄の無い立ち回り。
BaNa選手もゴーレム以外のデッキの仕上がりがかなり良く、本気度が窺えましたが一歩及ばず。
ゴブジャイプリプリというデッキはあまり使われているのを見ないデッキですが、それを極めたプレイヤーの力が見られました。


○ kase vs Rento ●
Game1でkase選手が勝利し、Game2。
Rento選手は遅延スケルトンラッシュを採用。kase選手のディガーやウォールブレイカーをことごとく受け続け、完璧な防衛をしながらスケルトンラッシュでプレッシャーをかけます。
スケルトンラッシュを守るためにポイズンを使わされるkase選手は反撃の糸口を見出せず、Rento選手がじりじりと追い込み、時間切れが迫ります。
しかしラスト数秒、kase選手の出したマジックアーチャーがRento選手のユニットを貫通してタワーにダメージ。Rento選手が防ごうとしたところをkase選手はトルネードを上手く使い、更にマジックアーチャーを延命。結果このダメージが逆転に繋がり、kase選手の勝利となりました。
たった一つのチャンスで試合がひっくり返る。これがハイレベルな戦いの恐ろしさです。

最大級規模のクラロワ非公式大会「8000最強決定戦」。
印象に残った試合をいくつかピックアップし、感想を書き残しておこうと思います。

ー16日ー

● くうちゃん vs Pandora ○
注目の開幕戦。特に印象的だったのは最初の最初、Game1。
メタが得意なPandora選手に対し、くうちゃん選手は得意のゴーレムを封印し、ゴブジャイスパーキーディガーで対抗。
Pandora選手のスケルトンラッシュをなんとか凌ぎながらディガーで削っていくくうちゃん選手。お互いあと一手というところで、くうちゃん選手が先にディガーで仕掛け、勝負あったかと思いきや、Pandora選手が雪玉とボムタワーで神懸かり的な凌ぎ方を見せ、その隙にカウンターでPandora選手の勝利。HPの差わずか8という激戦でした。
敢えてゴーレムを使わないくうちゃん選手の作戦も見事でしたが、最後まで勝ち筋を手繰り寄せるPandora選手は本当に力強いプレイングをするなと感じました。


○ HANE×HANE vs れっくす ●
Game3までもつれ込んだこの試合。
HANE×HANE選手は巨大スケルトンとスケルトンラッシュを組み合わせたデッキ。れっくす選手はジャイアントデッキ。
序盤は守りながら隙を突くというれっくす選手の鮮やかな攻めが通り、HANE×HANE選手は追い詰められます。
しかし後半、HANE×HANE選手はスケルトンラッシュを積極的に出しつつ、守りに使われたユニットは巨大スケルトンの爆弾で巻き込むという豪腕なプレイングを連発。
タワーを1本ずつ折り合った末、最後は削りでリードしたHANE×HANE選手がタイブレークで勝利を収めました。
巨大スケルトンを組み込んだデッキならではの戦い方にれっくす選手も苦戦を強いられていたように見えました。これが個性派の面白いところだなと。


● Pandora vs むぎ ○
Game1、Game2共に激闘となったこの試合。
序盤に押していたのはPandora選手。Game1ではウォールブレイカーディガーを駆使した両サイド攻め、Game2ではラヴァハウンドと的確な呪文の使い方で優位を築きます。
しかし、どちらの試合も最後に勝ったのはむぎ選手。
両サイドを適度に許容してじわりじわりと追い上げたり、「そんなタイミングで?」というような攻めが驚くほどダメージを稼いだりと、常人とは思えないゲームプランと立ち回りは圧巻でした。
この日強さを見せていたPandora選手相手にこの戦い。むぎ選手の想像を上回る恐ろしいプレイングが炸裂しました。

ー17日ー

○ おやっすう vs グッドナイト下川 ●
2.6ホグ使いのおやっすう選手がその持ち味を存分に発揮したと言える試合。
グッドナイト下川選手はボムタワー入りのラヴァハウンドを使い、対空の少ない2.6ホグを追い込んで行きます。
しかしそれに対するおやっすう選手の受けと攻めがあまりに上手い。高回転のユニット一つ一つを無駄なく配置し、ラヴァハウンドを受け止めながら、ホグライダーで攻め込むことも忘れず、じりじりと追い詰めるプレイングが見事でした。
グッドナイト下川選手もペースを握る場面があったのですが、おやっすう選手の高回転捌きが光っていたなと感じました。


● Starry vs Toti ○
ゴーレム使い同士の対決。ゴーレムのぶつかり合いとなったGame1は攻撃的な立ち回りで押し切ったToti選手の勝利。
ここでStarry選手はGame2、メガナイト枯渇デッキを選択。Toti選手のゴーレムに対し、逆サイド攻めを仕掛けます。
ここでなんとToti選手はそれを完全無視。Starry選手がタワーを折ってリードするものの、その後も攻撃を受けながら攻める姿勢貫いたToti選手が許容の連続で攻め込みます。
Starry選手は残りあと少しを削りきろうとする中、Toti選手はなんとキングタワーHP「2」で耐え、ゴーレムの攻めをキングタワーにまで届けて勝利しました。
本当に紙一重の差の試合でしたが、あそこまで受け止めて最後に勝つということを計算していたのだとしたら恐ろしい。許容ゴーレムの極みを見たような1戦でした。


ー18日ー

● mattu2 vs Rento ○
Game3まで持ち込まれた対戦。
mattu2選手は得意のゴブジャイプリンス。対するRento選手はペッカや盾の戦士という陸受け重視のデッキで勝負。
試合はRento選手有利かと思われましたが、mattu2選手は両サイドへの攻撃で押すことによってペースを握っていきます。そして片側にはゴブジャイアント、もう片側にはプリンスダークプリンスという強力な攻めを完成させ、勝利へ近づきます。
しかしここでRento選手が盾の戦士とペッカを冷静に両サイドで使い分け、なんと守りきります。ここから防衛とスケルトンラッシュでペースを取り返し、勝利となりました。
mattu2選手の攻撃とRento選手の守り。攻防を極めたそれぞれによる熱い戦いでした。


○ ASSASSIN vs Luke ●
Game3までもつれたこの試合の命運を分けたのがGame1。
ASSASSIN選手はメガナイトとウォールブレイカーのデッキ。対するLuke選手はハンター入りのディガーポイズン。
ローリングウッドとアイススピリットによってウォールブレイカーを完封するLuke選手にASSASSIN選手はじわじわと追い込まれていきます。
そんな中、Luke選手はASSASSIN選手のマスケット銃士を防衛するためにローリングウッドを使用。これをASSASSIN選手は見逃さず、ウォールブレイカーで畳み掛けます。Luke選手はハンターで守るものの、ディガーのダメージが入り、勝負は互角に。
最後はわずかの差でディガーで削りきったASSASSIN選手が勝利しました。
隙の少ないLuke選手の僅かな穴を突いて流れを引き寄せたASSASSIN選手のプレイが光りました。


本日はお休みで、また明日から予選があります。
毎日がとても楽しみです!

現在クラロワ界に旋風を巻き起こしているのが、ドズルさん主催の「8000最強決定戦」。
日本の8000プレイヤー全員が参加。更にたくさんの方から賞金の協賛が相次ぎ、賞金100万円超えというとんでもない盛り上がりを見せています。
楽しみなのはもちろん、日本eSports史にも残るような大きな期待を背負ったイベントが大成功に終わることを願うばかりです。

私もここで応援の意味を込め、参加する8000プレイヤーの方の印象をそれぞれ簡単に書かせていただきました。
私が知っているないし調べた範囲での内容なので、他に情報等があれば是非よろしくお願いします。

(以下敬称は略させていただきます。)

ーグループAー

Pandora(Black Scorpion)
2つのアカウントで8000を達成したプレイヤー。
この方は大会実績が凄まじい印象。ドズルカップではベスト4と準優勝を経験。BrenChongCupというオンライン世界大会では強豪がひしめく中、日本人として唯一ベスト8に残りました。
あらゆるデッキを得意とするイメージがあり、相手に合わせたメタを使いこなす対応力も大会ではよく見られています。
(追記:F2Fというオフライン大会での優勝経験もあるそうです。)

HANE×HANE
2019年プロとして活動したプレイヤー。現在はYouTuberとして活躍中。
プロになる前はドズルカップやRed Bull MEOなどで結果を残しており、国内での大会実績はかなりのものがあります。
巨大スケルトンを軸に自作デッキをかなりの数仕上げており、何が飛び出すかわからないスタイルは相手にとって脅威となるでしょう。

くうちゃん
ゴーレムを得意とするプレイヤー。
その中でもボンバーを入れた自作のデッキを得意としている方。ボンバーゴーレムの強さはじわじわと世界でも認知されていますね。
初手ゴーレムと許容による攻撃的なプレイングが得意とあって、大会での試合内容が楽しみな方です。

れっくす
前回のシーズン、早い段階で8000に到達していたプレイヤー。
上手い枯渇プレイヤーの話題で名前の挙がることが多かった、実力者の認める実力者という印象です。
あまり大会では見たことがなかったので、プレイを見るのが楽しみです。

やむし
シーズンギリギリで8000に滑り込んだ勝負強いプレイヤー。
得意デッキはHANE×HANEデッキ。クセのあるデッキを使いこなす実力は底知れなさがあります。
予選はなんとHANE×HANEさんと同じグループ。HANE×HANEデッキ対決が見られるかもしれません。本家超えなるか。

むぎ
世界1位フィニッシュ経験もあり、グローバル上位常連という世界的プレイヤー。前回のシーズンでは2つのアカウントで世界ベスト10入り。
今まで大会等に出場した経験はほとんど見当たらないものの、プロ選手によるBO3動画等では強さを見せており、大会適性も間違い無いでしょう。
デッキはなんでも使えるイメージですが、どちらかというとディガー入りの軽量級が得意なように思います。


ーグループBー

DANI(バーガー)
FAVのプロゲーマー。上位プレイヤーのバーガーさんが実はだにさんだったということを私は最近知りました。
プロ選手としての経験の中で実力をどんどん上げているという印象で、アジア決勝での勝利はやはり今印象に残っています。
得意デッキはラヴァハウンドを中心に、神器系やロイヤルジャイアントなど、様々に広がっています。

グッドナイト下川
バルーン使いの有名プレイヤー。1000人大会等でよく上位に入っているのをお見かけします。
昨年のFAV Cupでベスト4に名を連ねたことがやはり印象的。年齢がまだ足りていなかったものの、プロにも近かったと言えるプレイヤーですね。
得意デッキのバルーンは苦手な相手も多いですが、どう戦い抜くか。

ユイヒイロ
GameWithのプロプレイヤー。今年は2vs2の印象が強い選手でした。
しかしKOHで活躍することも多く、派手な選手に隠れながらも常に好成績を残し、GameWithの支柱となっていました。
得意なのはラヴァハウンド。しかしプロ選手とあってやはりデッキ幅は広いです。

Hajime
日本人3人目の世界1位フィニッシュ経験者。グローバル上位常連でもあり、実績は日本トップクラス。
大会への出場も多く、nichromeさん主催の実力者が集まる大会で二連覇を果たすなど大会での強さは間違いなし。
クロスボウデッキのイメージが強いですがスケルトンラッシュやペッカを使うこともあり、戦術の幅も広いです。

スパルタ
今回唯一の海外からの参戦。
Twitterでの名前を日本語にしているあたり、日本の事情にも詳しい方なのでしょう。
得意デッキはラヴァバルーンのようです。海外の1デッキ集中プレイヤーの力は底知れないものがあるので、日本勢にとっての強敵となるでしょう。

おやっすう
8000の実力に加え、最後のドズルチャンピオンに輝いたことや、vs KIX選考会の準優勝など、大会での活躍も輝かしいものがあるプレイヤー。
2.6ホグの印象が強いですが、大会では様々な高回転デッキを使って勝ち上がっています。
ドズルチャンピオンが終了したり、KIX戦も試合に出る前に終わったりと少し不運な方なので、その分今回発散してほしいところです。


ーグループCー

RAD(Michael Wazowski)
日本を代表するプロプレイヤー。プロとしては唯一2つのアカウントで8000を達成しました。
日本一決定戦で活躍し、プロとしてはFAVとPONOSで1vs1、2vs2ともに軸の選手として活躍。大会経験の分厚さは参加者の中でも1番です。
デッキも全く読めない幅広さを持っています。トップアマ達との戦いでその強さを見せるか注目です。

Rento
前々回のシーズンから上位に名を連ねることが多くなったプレイヤー。
得意デッキはスケルトンラッシュ。その中でもオーソドックスな遅延を得意としているようです。
個人的には他の大会で見られた高回転デッキの立ち回りの巧さが印象に残っています。

Mattu2
ジャイアント使いのプレイヤー。
環境に多いデッキでは無いですが、それを使いこなして8000に到達する実力はかなりの物と思います。
受験を控え、一旦区切りを付けようというところのようなので、最後に飾れるか。

BaNa
ゴーレムを使い続けて今回8000に到達したプレイヤー。
この方も、初手からゴーレムを出す攻撃的なプレイングを好んでいる方という印象です。
この大会でも初手ゴレは見られるのか、そして勝利に繋げることができるのか、そこに注目したい方です。

ぐりこ
グローバル2位フィニッシュも経験している日本屈指のプレイヤー。
大会でも、BrenChongCupで世界の強豪相手に勝ち越し、CALというチーム戦大会でも現在個人のBO3で負け無し、と常に安定して強いと言えるでしょう。
デッキについては、ここ最近ウォールブレイカー系をよく使っていると見受けます。

Kase
様々なトーナメント等の上位付近で名前を見ることが多かったプレイヤー。
チーム戦大会のKOHで連勝することが多いなど、大会での勘も十分な実力者だと思います。
デッキは現在ウォールブレイカーを中心に、ラヴァハウンドなど様々なものを使い分けているようです。


ーグループDー

Starry
早いうちからプロ志望を公言していたのが有名なプレイヤー。
あらゆる大会の決勝トーナメントに勝ち進んでいる印象があり、日本を代表するプレイヤーが集まるvsKIX選考大会では優勝していましたね。
ゴーレムが得意な方ではありますが、プロを目指すとあって幅は広く、その中で切り札のゴーレムが光るという印象です。

Luke
以前は「YUYA」という名前で活躍していたプレイヤー。
ゲーム内のグローバル大会で1位。ドズルカップでベスト4と優勝を経験。KIXのKOH布陣相手に3タテを決めたこともあるなど、大会での強さはトップクラス。
デッキはいつ見ても様々な物を使っていて、全く戦術が読めません。

Over SuZu
ローカル上位常連のプレイヤー。
8000に多く到達した、名前にOverがついているプレイヤーの始まりとなった方かと思います。周囲での影響力も大きい方でしょう。
ゴーレムが得意なイメージでしたが、エリゴレや神器など、環境で強いデッキを使いこなして8000に到達していました。

焼き鳥
日本人プロ選手で最初に8000に到達したプレイヤー。
プロの試合では2vs2での登場が多かったものの、シングル戦で時折見せる強さは印象的でした。オフシーズンの大会で上位に入ることも多いように思います。
得意デッキもクロスボウ、ペッカ、ラヴァと様々で、プロだけあってさすがの幅広さを持っています。

Toti
グローバル2桁フィニッシュの多いプレイヤー。8000に2度到達している4人のうちの1人でもあります。以前は「べじ」という名前で活動していましたね。
ゴーレムがかなり得意な方で、それにこだわり続けて常に上位に入る練度は一流。
大会にはあまり出てきていない印象ですが、ゴーレム以外のデッキも見せてくるのかが注目です。

ASSASSIN
遅延スケルトンラッシュ使いのプレイヤー。
スケルトンラッシュの刺さる環境では確実に結果を残すという、一つを極めた方。
この方も受験で少し区切ろうとしている方のようです。ここで大きな結果を残せるかというところでしょう。


まとめてみると本当にそうそうたるメンバー。
大会予選は16日から、ドズルさんのチャンネルで生放送されるようです。
どんな戦いになるか今からワクワクが止まりません。

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