CRL Watcher

クラロワリーグについて記録していくブログです!

2019年12月

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今年のクラロワリーグも終わり、しばし寂しい時間が続く今日この頃。
私は様々なクラロワの大会などを見て、ロスを埋めている次第です。

さて今年ももうすぐ終わり。2019年最後の記事として、今年のクラロワリーグアジアの名場面を振り返っていきます。
数え切れないほどの熱い戦いが繰り広げられたクラロワリーグ。その中から、個人的な名場面ベスト10を選びました。
完全な独断で選んでいることはご了承下さい。
他にもこんな名場面があった、などがあればどんどん聞かせていただけると嬉しいです。

それでは参りましょう。

ー第10位ー
最下位Talon KIXを撃破


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シーズン2のTalon vs KIXより。

シーズン2のTalonは開幕3連敗。まさに苦しい状況にありました。そして4戦目の相手はそれまで負け無しのKIX。
KIXは昨季活躍のLegend Onionの2人に加え、新加入のxPedro15 iAmJPの2人がとてつもなく強く、他チームは歯が立たないというまさに無双状態。そんなKIXに、最下位のTalonが挑むという構図。ほとんどの視聴者がKIXの勝利を予想してことでしょう。

しかしそんな中Talonは想像を超えるパフォーマンスを見せたのです。新加入のTocilovac選手が秘めた力を発揮し、Set2にてiAmJP選手を撃破。更にKOHでは1vs1初登場となったTattoos選手がOnion選手とxPedro15選手を撃破。最後はTocilovac選手がiAmJP選手を再度破り、Talonの勝利を決めました。

下馬評を見事に覆し、ドラマチックな初勝利を飾ったTalon。勝負はやってみるまでわからない。そんな言葉がぴったりな名勝負でした。


ー第9位ー
Reiya選手 チーム初勝利へ


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シーズン1のDNG vs SANDBOXより。

2019年、DNGは開幕から勝利が無く、苦しい状況が続いていました。
が、この日DNGに大きなチャンスが訪れます。2vs2が久々に勝利を挙げ、勝利まであと1Setまで持ち込んだのです。
そこでバトンを託されたのがルーキーのReiya選手。新人ながらラダーでの実績もあり、チームからもエースとして期待をかけられていました。

相手は前回驚異的なポテンシャルを見せたGreed選手。強敵です。かかるプレッシャーも大きかったはず。
それでもReiya選手は焦らず冷静な立ち回りを貫きます。Greed選手の攻めを抑え込み、2連勝。見事に勝利を決めました。

チームとしても、自身のSetとしても初勝利となったReiya選手は感極まった様子。
DNGのここまでの苦難も相まって、このシーンにはとても感動を誘われました。

元々Reiya選手は早いうちからプロを目指すと公言し、行動してきた選手。それが実ってプロとなり、そして悲願の勝利を成し遂げた。Reiya選手のプロへの強い思いが表れたシーンでした。


ー第8位ー
KENTSUMESHI選手 逆転の3タテ


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シーズン1のFAV vs Brenより。

まだ模索が続いていたFAVと、グループ首位を狙っていたBrenの試合での出来事でした。
FAVは力の差を見せつけられ、2vs2で敗北。1vs1をJACK選手が取り返すものの、KOHではManong Jhipee選手に2連勝を許し、残ったのはKENTSUMESHI選手ただ1人。

しかしKENTSUMESHI選手の怒涛の戦いぶりはここから。
ゴブジャイスパーキーを使い、不利な展開にも決して諦めずに粘り続け、決め所では非常に思い切った攻撃を仕掛けていったKENTSUMESHI選手。
その、崖っぷちでも決して挫けないプレイングが身を結び、Manong Jhipee、Tobi Spirithawk、Jaiiという脂の乗っていたBren軍団になんと3連勝。大逆転でこの試合を勝利に導いたのです。

この日、Brenはやや過剰にスタンプを送るなど、FAVを多少軽んじていた印象がありました。それをKENTSUMESHI選手が強い精神力をもって一気にひっくり返した痛快な逆転劇。

KENTSUMESHIはドラマを作る男。それがまた強く焼き付けられた名場面でした。


ー第7位ー
Sado選手 4度の3タテ


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2019年のクラロワリーグアジアの3タテ王は、BenZer選手でもなく、X-Bow Master選手でもなく、MIKANBOYA選手でもなく、Sado選手でした。
シーズン1で2回。シーズン2で2回。合計4回もの3タテを成し遂げているのです。

回数だけでなく、Sado選手の3タテはドラマチックなシチュエーションのものばかりでした。

シーズン1では、4連敗中のチームを救った3タテが印象的。当時好調だったX-Bow Master選手をも破っての3タテは、決してSANDBOXが弱くはないことを証明しました。
シーズン2ではプレイオフ。無敵とも思われたKIXのKOHに対し、先鋒から3タテ。KIXに一回戦負けという悪夢を突きつけたのはこのSado選手に他なりません。

ロイヤルホグ ガゴ群れ ヒールなど、独創的なデッキも絡めて戦うSado選手の戦いはいつも見応えがありました。そんなSado選手の戦いに、今後も期待です。


ー第6位ー
神懸かり的な粘り勝ち(KK vs Ho / JACK vs iSlaw)

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クラロワリーグに出場する選手は皆恐ろしくレベルが高い。
それだけに、相性であっさり決まってしまう試合も少なくは無いですが、時折見られる大接戦には興奮させられてしまいます。

個人的に印象的だったのはKK vs Ho、JACK vs iSlawという2試合。
ディガーという防御困難な削りを土壇場で凌ぎ、攻めを通して勝つ。ハイレベルな戦いの中でも、こういった内容は一際興奮してしまいます。

選手達の絶対に負けられないという思いのこもったプレイングの数々は、紛れもなく名場面と言えるでしょう。

ー第5位ー
BenZer選手 崖っぷちからの3タテ


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シーズン2のChaos Theory vs Talonより。

シーズン2のレギュラーシーズン終盤。BenZer選手率いるChaos Theoryは、勝てばプレイオフ進出、負ければ敗退という大一番を迎えていました。
しかし既に敗退が決まっているTalonも全力で向かって来ます。試合はKOHまでもつれ込み、更にTalonのTocilovac選手が活躍し、Chaosはラスト1人のBenZer選手まで追い詰められてしまいました。

BenZer選手はTocilovac選手の鋭い攻めに追い詰められていきますが、土壇場の粘りと鋭い攻撃で逆転し、なんとか勝利。しかし、まだあと2人を倒さなければなりません。

続くYugi_art選手との試合では序盤からBenZer選手のミスにつけ込んだYugi_art選手が大幅にリード。さすがに絶望的と思われました。ところがBenZer選手は残り時間ギリギリにタワーの本数で追いつくと、その後はYugi_art選手にペースを握らせず、奇跡的な逆転勝利。このまま勢いに乗ってTattoos選手も撃破。
敗退の危機から見事に1人で逆転し、プレイオフ進出を決めたのでした。

BenZer選手はシーズン2、期待されながらもあまり大きな戦果を挙げられないという苦しい状況にいました。そのBenZer選手が意地を見せて勝ち取った一勝は多くの感動を呼んだことでしょう。
DNGのプレイオフ進出も懸かっていたため悔しい気持ちはありつつも、お見事と言わざるを得ない名場面でした。


ー第4位ー
JACK選手の5タテ


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シーズン1のFAV vs PONOSより。

クラロワリーグ2019開幕当時、日本人で唯一の世界1位フィニッシュ達成者だったJACK選手。そのポテンシャルは期待されながらも、大会特有のメタや戦略に苦戦を強いられていました。

そんなJACK選手の覚醒の第一歩となったのがこの試合。
PONOSに加入して勢いづくRAD選手に対し、得意のホグライダーではなく、ペッカバルーンなどを使用し、見事に勝利。

しかしこの日のJACK選手はこれで終わらない。
なんとKOHでは連戦覚悟で先鋒に登場。そのうえでRAIKIJONES選手、RAD選手とまた次々に撃破していきます。
最後の相手はMIKANBOYA選手。ここでついにホグライダーデッキを採用。陸攻めに押されながらも、絶妙なタイミングでのホグライダーを見せ、そのまま勝利。
なんとこの日、PONOS相手に負け無しの5連勝を飾ったのです。

シーズン1はプレイオフ進出を果たせなかったものの、この勝利はJACK選手の大きな糧となったことでしょう。
PONOSというチームがとても強かったのも相まって、とても衝撃を受けた出来事として強く記憶に残っています。


ー第3位ー
拍手を送るChaos Theory

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今年のクラロワリーグ、試合以外のシーンながら多くの視聴者の心に残ったのが、Chaos Theoryの勝者を称える拍手でした。

始まりはシーズン1のPONOS vs Chaos。それまで無敗だったChaosは、MIKANBOYA選手の活躍により初めて敗れることとなりました。
そこでChaosの面々は悔しさを覗かせながらも、PONOSの選手達に拍手を送ったのです。

このChaosのスポーツマンシップに溢れる姿勢は、チームが1位で余裕があったから、というわけでは無く、どんな状況でも度々見られるものでした。

特にシーズン2プレイオフ準決勝。FAVとの一戦。ChaosはFAVの強さに跳ね返され、プレイオフ敗退。あと一歩のところで世界への道が閉ざされました。そんな中、悔しさを抑えながらFAVの面々に選手達は拍手を送るのでした。

Chaosは昨年わずかにプレイオフに届かなかったり、今年は大事なところで勝ちきれなかったり、どこよりもあと一歩の悔しさを味わい続けてきたのです。それでも相手を称えるその姿には、本当に胸を打たれました。

相手をリスペクトすることだけが立派なプレイヤーというわけでは無いですが、この選手達の姿勢は、何のプロでもない私としても、見習いたい人間としての姿です。


ー第2位ー
PONOS vs GameWithのファイナル


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シーズン1の決勝でぶつかり合ったのは、奇しくも昨年のシーズン1と同じ2組。何度も戦ってきたこの2組は、本当に強い因縁で結ばれています。

このカードというだけでも興奮したものですが、その内容も、期待に違わぬすさまじいものでした。
一瞬の隙を突き合う2vs2の激しい攻防、MIKANBOYA選手の驚異的な追い上げ、KOTA選手のチームを救う勝利、KK選手の高い高い壁…
どのSetのどのGameを取っても、ハイレベルな攻防ばかり。BO5としてはかなり稀に見るKOHにまでもつれ込む熱戦となりました。

KOHは日本屈指のプレイヤーRAD選手が二連勝の活躍。KK選手がそれを止めるものの、最後はRAIKIJONES選手が、その日Set4で敗れた雪辱を見事に果たして勝利。
両チームが死力を尽くした結果、最後に勝ったのはPONOSでした。

この2チームは3位のChaosと共にアジア代表としてWCGという世界大会で仲間として戦いました。それもまた記憶に残る話。日本を代表する因縁のライバルの歴史が更に刻まれた、素晴らしい決勝戦でした。


ー第1位ー
FAV Gaming 世界大会進出


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私が今年のクラロワリーグアジアで最も嬉しかった出来事、それがFAV Gamingの世界大会出場。
やはり母国の思い入れのあるチームが世界出場の夢を掴むというのは何にも変えがたい喜びがあります。
それも、苦労し続けたFAV Gamingというのだから感慨深い。

FAVの道のりは決して楽なものではありませんでした。
クラロワリーグファンの皆様ならもう何度も聞いた話かとは思いますが、やはりFAVの成長は凄まじいものがありました。
苦手な2vs2を克服し、1vs1も更に強く。そして前回5位から見事1位でプレイオフ進出を決めたのです。
プレイオフでもその強さは曇りなし。並みいる強豪相手に、全ての試合をストレートで勝ち進み、一気に決勝進出。

シーズン2は日本チームにとっては苦戦のシーズンでした。DNGもGameWithもプレイオフへ進めず、PONOSもプレイオフで勝つことができず。そんな中、アジア随一のチームとして駆け上がって行くFAVの姿は、本当にかっこよく、輝いていました。

世界大会ではベスト4に終わりましたが、その経験を糧に更に強くなったFAVの戦う姿が、またリーグで見たいです。


番外編
世界大会 「1HP」

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アジアからは離れますが、今年のクラロワリーグを語るうえで外せない事件はこれ。

WESTの1位、2位対決となったSK Gaming vs Team Liquidの一戦。
勝負の結果はKOHの最終戦、Morten vs Surgical Goblinに委ねられました。

リードをされたら取り返す。そんな激しい攻防ら延々と続き、気がつけば残り時間は僅か。
お互い死力を尽くして相手のタワーを削り合った結果、わずか「1」の差でSurgical Goblin選手に軍配が上がりました。

SK Gamingの実力を考えると、この「1」の差が世界一を分けたとも言えるかもしれません。

世界大会はとんでもない場所だなというのを、また焼き付けられた一戦でした。




以上が私の選んだクラロワリーグ名場面でした。

来年のリーグについてはまだ発表がありません。
解散するチームもちらほらあり、開催については少し不安を感じているところです。
来年も選手達の熱い戦いが見られるよう、そして報われなかった選手達に再び舞台が与えられるよう、何卒よろしくお願いします。

そして、この1年間、当ブログを見てくださった皆様、本当にありがとうございました。アクセスやツイッターでのいいねなど、最後まで続ける励みになりました。
私は来年から環境が変わり、より忙しくなります。クラロワやブログをやる時間があるかもわかりません。それでも私はずっとクラロワリーグを応援していきます。少しずつでも、こういう活動を続けられれば。

そのためにも、来年のクラロワリーグの開催を、切に、切に願っております。


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この一年のクラロワリーグの集大成。
世界一を掴むのは、どのチームになるのでしょうか。

ーTeam Liquid vs OGN ENTUSー

・Set1
Surgical Goblin & KaNaRiOoo ○
Thunder & One Crown ●
2-0
・Set2
DiegoB ●
TNT ○
1-2
・Set3
KaNaRiOoo Egor Surgical Goblin ○
Thunder Dandelion TNT ●
3-1

初戦、いきなりWESTの力を見せつけられるような試合でした。

Set1の2vs2はOGNの得意分野。しかしLiquidのSurgical Goblin & KaNaRiOooペアは簡単にそれを打ち砕いてきます。
Game1は序盤から圧倒して勝利。そしてGame2はOGNがリードを取るのですが、終盤の絶え間ないホグライダーの攻撃と、一発のフリーズで形勢逆転。Asiaを観ていた者からすると、あのOGNペアがこう簡単にやられてしまうとは衝撃でした。

OGNも負けていない。エースのTNT選手は持ち前の安定感を世界でも発揮しました。強敵DiegoB選手相手に、しっかり攻め時を見極めた攻撃で勝利。
更にKOHではThunder選手がトップバッターのKaNaRiOoo選手を激闘の末に撃破。序盤に取られたリードをひっくり返しての勝利は、Thunder選手らしい粘りの強さを感じられて興奮しました。これで流れを引き寄せます。

しかしそこで出てきたのがこれまで出場の無かったLiquidの秘密兵器Egor選手。過去のグローバル1位複数回の実績は伊達ではなく、Thunder選手にはディガーポイズンで逆転勝利。Dandelion選手も得意の迫撃砲で撃破と、一気に2連勝。
そして最後のTNT選手との試合では、TNT選手のジャイアントの攻めにやや厳しそうな防衛を見せるものの、隙をついてディガーで攻め続け、最後は削り合いのレースに。これをギリギリ制したEgor選手が勝利。

Egor選手、世界大会でデビューし、いきなり3タテを果たしてしまいました。3人だけでも完成度の高かったチームだと言うのに、こんなとんでもない選手の封印まで解かれてしまうとは。ゲーム内最強レベルの逸材を、世界大会に向けてここまで育成して来たのもまたチームの力なのでしょう。

OGNは最強の切り札も得たLiquidに及ばず。ですが、TNT選手とThunder選手の連続勝利にはとても熱くさせてもらいました。

ーNOVA vs W.EDGMー

・Set1
B-King & Little Chen ●
Solo Man & Nuomici ○
1-2
・Set2
Lciop ●
Higher ○
0-2

世界大会もう一つの一回戦はChinaリーグ決勝の再来となりました。
レギュラーシーズンではW.EDGMが、プレイオフではNOVAがそれぞれ2勝。どちらが上のステージに進むのか。

Set1のGame1は、NOVAが流石の力を披露。W.EDGMペアのラヴァハウンドを完璧に対処し、最初のGameをモノにします。
しかしW.EDGMは全く焦っていませんでした。Game2はバルーン同士の対決となりますが、バルーンのタイミングや防衛フリーズのタイミングで上回ったW.EDGM勝利。
Game3はラムライダー対決。W.EDGMはカウンターで次々ユニットを投入し、畳み掛けるようにNOVAを撃破。
ミラーマッチの連続でW.EDGMの勝利。レベルの高さを感じさせられました。

そしてSet2はChinaリーグで大暴れしたHigher選手が活躍。
Game1はLciop選手が構成的に止めにくい攻撃を執拗に繰り出して勝利。
そしてGame2、Higher選手のスケルトンラッシュポイズンと、Lciop選手のディガーウォールブレイカーによる壮絶な削り合い。しかしLciop選手はプレッシャーからか攻めにミスが。結果的にそれが響く形で、タイブレーカーによりHigher選手の勝利が決まりました。

前回大会のディフェンディングチャンピオンを同地区の刺客が破り、大会の行方はますますわからなくなりました。

そしてNOVAはまさかの一回戦敗退。2vs2、1vs1、それぞれ流石の鋭いプレイを見せてはいました。しかし王者の重圧があったか、プレイには精彩を欠く部分もありましたね。

ーSK Gaming vs Team Liquidー

・Set1
Morten & Xopxsam ○
Surgical Goblin & KaNaRiOoo ●
2-0
・Set2
Javi14 ●
Egor ○
0-2
・Set3
SergioRamos Xopxsam Morten ●
KaNaRiOoo Egor Surgical Goblin ○
2-3

Chinaに続き、今度はWESTの決勝カードが再び実現。

まずはSKが2vs2でLiquidを圧倒。ラヴァハウンドを出した時のLiquidの逆サイド攻めを正確に受け止め、両サイドにプレッシャーをかけるような戦いで見事連続勝利。先程あれだけ強かったLiquidにこの戦いとは、世界のレベルは恐るべしです。

しかしLiquidはまだまだ負けていません。世界最強候補とも呼ばれたJavi14選手に対し、Egor選手がまた素晴らしい戦い。ゴブジャイスパーキーなど、先程の試合内容からは予想しにくいデッキも飛び出し、なんとJavi14選手にストレートで勝利。まだまだ底の知れない選手です。

そして最大のドラマはKOHで待っていました。
Liquidは先鋒のKaNaRiOoo選手が力強いプレイングで2連勝。しかしSKのMorten選手は落ち着いてリードを取る戦いで2連勝。Egor選手にも初めて土をつけます。

決勝進出をかけた最後の試合はSurgical Goblin選手とMorten選手。
Surgical Goblin選手がマジックアーチャーを巧みに使い、徐々にリード。しかしMorten選手も粘りに粘り、終盤からスケルトンラッシュとポイズンによる削りで追い上げます。お互い一歩も譲らない最終盤。残り時間も迫り、最後の1秒まで攻め続ける両者。
その結果、タワーのHP差は僅か「1」。
制したのは、Surgical Goblin選手でした。

世界の大舞台で、あまりに壮絶な試合。私も思わず声が出ました。
この名勝負は全クラロワ史に残る一戦となるでしょう。

ーFAV Gaming vs W.EDGMー

・Set1
KENTSUMESHI & Kitassyan ●
Solo Man & Nuomici ○
1-2
・Set2
JACK ●
Higher ○
0-2

いよいよ日本のFAV Gamingが登場。相手はNOVAを破ったW.EDGM。

Set1はFAV得意の2vs2。Set1はギリギリのところを守り抜き、ロケットとポイズンの削りで勝つという、FAVらしい勝利でスタートします。
しかしW.EDGMはその後、巨大スケルトンバルーンに作戦を変更。陸を厚めに対策していたFAVにこれが上手く刺さります。FAVも焦りからかミスが出てしまい、それにつけ込んだW.EDGMがGame2、Game3を取って勝利を決めます。

後がなくなったFAVを任されたのはJACK選手。得意のホグライダーを繰り出しますが、W.EDGMのHigher選手はラムライダーやゴブリンの檻でホグライダーを許しません。高回転でこじ開けながら削るJACK選手でしたが、Higher選手のメガナイトによるカウンターが決まり、タイブレーカーでHigher選手が勝利する結果に。
流れはHigher選手に傾き、次のGameもHigher選手の怒涛の攻撃が決まって、Higher選手の勝利となりました。

Chinaリーグで無双の活躍をしたW.EDGMの強さを再び見せつけられました。強豪達を破り、世界決勝の舞台へと上がります。

FAV、幸先は良かったのですが、惜しくも勝ちきれませんでした。ここまで試合を待ち続けた重圧で力を発揮しきれなかった面もあるかもしれません。世界のレベルを味わって、これからの糧にして欲しいと思います。

決勝戦
ーTeam Liquid vs W.EDGMー

・Set1
Surgical Goblin & KaNaRiOoo ○
Solo Man & Nuomici ●
2-1
・Set2
KaNaRiOoo ○
Higher ●
2-0
・Set3
DiegoB ●
Solo Man ○
0-2
・Set4
Surgical Goblin ○
Nuomici ●
2-1

世界一が決まる決勝戦。
劇的な勝利を重ねてここまで勝ち上がったTeam Liquidと、NOVAとFAVを圧倒して勝ち上がってきたW.EDGMがぶつかります。

Set1の2vs2は接戦に次ぐ接戦。粘りながら追い上げるW.EDGMと、なんとか攻めを通そうとするLiquidのぶつかり合いはわずかにLiquidが制します。

リーグをいつ見ても思うのは、やはり2vs2での勝利からの勢いは本当に大切ということ。
この日無敗のHigher選手も、KaNaRiOoo選手の粘り強い戦いに、わずか7の差でタイブレーカー負け。Team Liquidが一気に優勝に王手をかけます。

しかしここまで上がって来たW.EDGMの底力はここから。
Solo Man選手の落ち着き払ったプレイと正確なユニット捌きはDiegoB選手に付け入る隙を与えず。
次のSetに望みを繋げます。

Set4はSurgical Goblin選手とNuomici選手の戦い。
Nuomici選手の的確な攻撃に対し、Surgical Goblin選手はミスが続き、Game1を落とします。これほどの選手にも大きな重圧をかける、世界は怖い舞台です。
しかしSurgical Goblin選手はここから切り替え、Nuomici選手の攻撃を抑え続けて勝利を近づけていきます。
運命のGame3。Nuomici選手はラヴァハウンドで強力な攻めを何度も完成させますが、Surgical Goblin選手は粘り続け、スケルトンラッシュで少しずつ活路を開いていきます。そ

そして最後はSurgical Goblin選手のスケルトンラッシュとポイズンがNuomici選手のタワーを落とし、世界優勝を決めました。


ということで優勝はTeam Liquid!

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この大会前、Surgical Goblin選手はVISAの問題で欠場の危機にありました。しかしギリギリでロサンゼルスに到着し、出場を果たし、そして優勝。なんてドラマですか。間に合って本当に良かった。

もちろんSurgical Goblin選手だけの力ではありません。2vs2、1vs1両面で大活躍だったKaNaRiOoo選手。2度もチームを救う勝利を挙げたEgor選手。この日は勝てなかったものの、チームを確実に支えていたDiegoB選手。
Team Liquidはとても層が厚く、そして結束の強いチームでした。
文句無しの、世界一のチームでしょう。


その他のチームにも、本当に熱い戦いの数々を見せてもらいました。
シードランキング6位がウソのような強さで準優勝まで駆け上がったW.EDGM。
もしかしたら、あの1の差で世界一は変わっていたかもしれない、SK Gaming。
王者の重圧の中で戦い抜いたNOVA。

アジアのOGN ENTUS。
世界一となったLiquid相手に、かなり追い込んでいたのではないかと思います。アジアチャンピオンの名は伊達じゃない。

そしてFAV Gaming。
今回は初戦で敗れるという結果となってしまいました。ただ、強豪だらけの中でシードを獲得したその強さ、私はしっかり焼き付けています。もちろん、アジアリーグで味わわせてもらった数々の感動も忘れません。
これからのリーグでまたFAVが活躍できること、心から願っています。


この世界大会、そして1年間のクラロワリーグ。ただの観戦者の私ですが、本当に熱くなれて、楽しかったです。

来年もまた熱い戦いが観れますように…

世界大会出場チーム情報。最後は、我らが日本のFAV Gamingです。

FAV Gamingはアジア2位のチーム。チャンピオンのOGN同様、これまでは最高でもワイルドカード敗退と上位には縁のないチームでした。しかしメンバーの成長で今季は一気にグループ首位。プレイオフ決勝では惜しくもOGNに敗れたものの、念願の世界大会出場権を掴みました。

出場メンバーは以下。
KENTSUMESHI / Kitassyan / JACK / Dani

今季最も目立ったのはKENTSUMESHI Kitassyanによる2vs2。全ての試合に出場しながらたった2度しか負けていないという驚異的な成績を残しました。昨季は決して好成績ではなかったこの2人。いかに努力し、向き合ってきたのかがよく伝わる結果です。

JACK選手も飛躍を遂げた選手の1人。大会での戦いにも順応し、高回転のみならず重量級のデッキも度々披露。より隙のない選手として、世界大会出場に大きく貢献しました。世界から長らく注目されてきた日本の至宝がついに世界の舞台に立つとは、実に感慨深いですね。

忘れてはいけないのがDani選手。出場は少なかったもののチームメイトから認められる努力家ぶりは健在。それが実ったOGN戦での1勝の瞬間は感動を与えられるとともに、Dani選手の強さを再確認させられました。

アジア代表として、そして日本の代表として、世界の舞台で躍動して欲しいです。

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