CRL Watcher

クラロワリーグについて記録していくブログです!

2019年11月


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〜オールスターマッチ〜

Team X-Bow vs Team Mortarの戦いです。

Set1は抽選に当たったお客さんとプロ選手がペアを組んで2vs2。
お客さんも2人ともトロフィーが6000を超えており、実力があります。
試合はX-BowのLine選手とParkさんのペアが先に1本取って勝利に近づきますが、後半はTocilovac選手とChaiさんのペアがカウンターで追いつき、その後は猛攻で勝利を決めました。

Set2は既に構築されているデッキからランダムに選ばれるクラシックデッキ対決。
X-BowのiSlaw選手はロイヤルジャイアントデッキで丁寧に守ろうとしますが、MortarのMIKANBOYA選手がそれを上回る攻城バーバリアンを活用した攻めで一気にリード。守り切ってMIKANBOYA選手が勝利。

Set3はお互い指定カードを入れたデッキでの対決。
ゴブリンバレル指定で枯渇を使うX-BowのKK選手に対し、ペッカ指定でなんとラヴァクローンを披露するMortarのManong Jhipee選手。KK選手のプリンセス延命や読みローリングウッドが会場を沸かせますが、タワーを捨ててパワフルな攻めを見せたManong Jhipee選手が最後は勝利。

Set4はお互いに3枚の選択肢から1枚ずつ選び、デッキを構築するトリプルドラフトモードでの対戦。X-BowのJoker選手はMortarのLegend選手が陸受けを多く使ったところを見て攻城バーバリアンで一気にリード。Legend選手も最後に猛攻を見せましたが、Joker選手の選んだファルチェトルネードの組み合わせが鉄壁。Joker選手が勝利。

Set5は本気のBO3対決。Game1はX-Bow Master 選手がホグライダーでBenZer選手の迫撃を下し、勝利。Game2はBenZer選手がディガーウォールブレイカーで追い込むものの、X-Bow Master選手が粘り強い守りとロイヤルジャイアントディガーの攻めで逆転。X-Bow Master選手の勝利でオールスターマッチは幕を閉じました。

人気選手の集まった祭典。趣向の凝らされたルールあり、本気の戦いありでとても楽しく見れました。


〜FINAL〜

OGN ENTUS vs FAV Gaming
これまで上位にはなかなか食い込めずにいた両チームが、今季の目覚ましい活躍の果てに初優勝を懸けてぶつかり合います。

ーSet1ー
OGN…Thunder & One Crown ○
FAV…KENTSUMESHI & Kitassyan ●
2-1

どちらもトップクラスの勝率を誇った2vs2対決。今回OGNはポイズンBANという影響の大きいBANカードを選んできました。

Game1はメガナイトロイヤルジャイアントでFAVのウォールブレイカーを封じつつ攻め通したOGNの勝利。
Game2はOGNのクローンをなんとか防ぎ、バルーンフリーズで決めたFAVが勝利。

そしてGame3。OGNは巨大スケルトンとネクロマンサーの形を見せ、クローンを予感させます。FAVはユニットで対抗しようとしますがOGNの狙いはホグライダーフリーズ。FAVはなんとか守るもののエリクサーを多く使わされ、ここから常に圧力をかけるOGNのペースに。OGNの巨大スケルトンがタワーに届き、FAVの反撃のバルーンはギリギリ通らず。最後は呪文で削り切ったOGNの勝利となりました。

高い実力を誇るFAVに対し、見事な策で勝利をもぎ取ったOGN。今回もハイレベルな戦いでした。

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ーSet2ー
OGN…TNT ○
FAV…JACK ●
2-0

両チームが誇るエース対決。どちらもプレイオフでは大いに活躍してきました。

TNT選手はまずロケットを入れたデッキを採用し、JACK選手のスパーキーを封じ込めます。ジャイアントの攻めもファルチェトルネードで守り、じわじわとTNT選手ペースに。JACK選手も負けじと両サイドへ振る攻撃で追い上げますが、それでも最後まで丁寧な守りを貫いたTNT選手の勝利。

そしてGame2もボムタワーとアイスウィザードによる鉄壁でJACK選手のペッカ攻城を完封し続け、マジックアーチャーなどでじわじわ削って最後は呪文で勝利。

JACK選手に対し、隙の無い戦いでTNT選手が勝利を決め、OGNが優勝にリーチをかけました。

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ーSet3ー
OGN…Dandelion ●
FAV…Dani ○
1-2

後がないFAVを託されたDani選手。対するは今季絶好調のDandelion選手。

しかしDani選手の戦いは非常に落ち着いたもの。Dandelion選手のスケルトンバレルに対し、徹底的にマジックアーチャーを活かした防衛で対処。攻めではセパレートのウォールブレイカーでDandelion選手を撹乱し続け、最後はウォールブレイカーを一体通し、ディガーの削りと合わせてDani選手の勝利。

しかしGame2はDandelion選手がファルチェとアイスウィザードによる防衛でDani選手のジャイアントを封殺。そしてバルーンフリーズを通してDandelion選手が勝利。勝負はGame3へ。

Game3はお互いロイヤルジャイアント。ロイヤルジャイアントを少しずつ通してリードするDandelion選手に対し、攻撃に耐え続け、チャンスを狙うDani選手。そして最後はDandelion選手のロイヤルジャイアントを防ぎ切ったDani選手がロイヤルジャイアントを連打。後衛ユニットの援護も受けて一気にタワーを削り切り、Dani選手が勝利を収めました。

大舞台での大接戦の中、勝利を収めたDani選手。渾身の決めポーズも見せてくれました。どんな時でも努力を欠かす事なく苦境を跳ね除けるDani 選手は大いに感動を呼んでくれる選手です。

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ーSet4ー
OGN…TNT ○
FAV…JACK ●
2-1

本日2度目となったこのカード。

今回試合のペースを握ったのはJACK選手。TNT選手の守りの堅いロイヤルジャイアントデッキに対し、JACK選手自身も堅い守りとディガーで攻めるデッキを選び、じわじわと削って勝利。

Game2のロイヤルジャイアント対決も、序盤からロイヤルジャイアントを通してJACK選手がリードしていきます。
しかし苦しい状況でも冷静なTNT選手。JACK選手のトリトンによる防衛を見越したユニット配置による反撃で一気に追い上げます。JACK選手も橋前からのロイヤルジャイアントで決めに行きますが、土壇場でオーブンを割り込ませて耐えたTNT選手が先にロイヤルジャイアントで削って逆転勝利。

流れを引き寄せたTNT選手。Game3はJACK選手のペッカスケルトンラッシュに対し、ポイズンを回して防衛。最後はポイズンで削り切って勝利を決めました。

JACK選手に追い詰められながらも驚異的な逆転術を見せたTNT選手。この日2勝で、チームを優勝へと導きました。

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〜Match Result〜
OGN ENTUSの優勝。2vs2、1vs1ともに接戦が続きましたが、半分以上それをモノにし続けてきたOGNの勝負強さが結果に繋がる形となったと思います。2vs2、1vs1ともに隙の無い戦力で、文句無しのアジアチャンピオンと言えるでしょう。

FAV GamingはどのSetも良い戦いをしていたのですが、あと少しのところで勝ち切れないという展開でした。ですがDani選手の素晴らしい勝利もあり、悪いことばかりでは無かったはず。世界大会に向けて仕上げて欲しいというところです。

非常にレベルの高い戦いで、どちらのチームも世界で期待できると思います。アジアを背負い、世界一を掴んで欲しいですね。

CRL WEST2019 シーズン2 ミニレポート プレイオフ

ーNRG vs Immortalsー
・Set1
Hazard & ThunderStruck ○
Thegod_rf & Ah Craaaap ●
2-1
・Set2
Boeufmac Hazard ThunderStruck ○
LaPoKaTi Thegod_rf Royal ●
3-2

プレイオフ第1試合。

まずGame1を取ったのはImmortalsペア。しかしNRGは修正力を見せ、Immortalsのバルーンをラムライダーで対策。相手の攻めに対して常にカウンターを仕掛けるNRGが優位に戦いを進め、NRGがGame2、Game3を取り返して勝利。

KOHではお互いにエースを1番手に置くという戦い。キング起動をされながらも、スケルトンラッシュや呪文で削りに行ったBoeufmac選手がダメージ差で優位となり、タイブレーカーでエース対決を制します。

ピンチになったImmortalsを引っ張り上げたのはThegod_rf選手。ロイヤルジャイアントの強力な攻めなどで2連勝。逆にNRGを追い詰めます。
しかし最後にこの試合の主役となったのはThunderStruck選手。Thegod_rf選手を止め、Royal選手も小屋ゴブジャイデッキで撃破。勝利を決めました。

意外な選手達の活躍があったプレイオフ初戦。その中で、NRGのチーム力が発揮されました。

Immortalsはここで敗退。シーズン通して1vs1の勝ちきれなさに苦しんだところでした。

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ーFnatic vs NRGー
・Set1
Fei & Mikel04 ○
Hazard & ThunderStruck ●
2-1
・Set2
Bassotto Mikel04 Yeray ●
Hazard ThunderStruck Boeufmac ○
2-3
・Set3
Yeray ○
Boeufmac ●
2-0

後半の勝率が高く、勢いのあるチーム同士の対決。

まず強さを見せたのはFnaticのFei Mikel04ペア。Game1を落とすものの、その後は陸ユニットによるカウンターで追い込んでいき、勝利。

しかし勢いに乗るNRGも強い。先程の試合で活躍したThunderStruck選手がBassotto選手、Mikel04選手を倒し、2連勝。Yeray選手がそれを止めるものの、Boeufmac選手が小屋デッキで見事な逆転劇を見せてYeray選手を撃破。勝負はSet3へ。

そしてSet3で強みを発揮したのはFnaticでした。Set3今季負け無しのYeray選手。Boeufmac選手のメガナイト枯渇の両サイド攻めに対し、一本破壊して両サイドをギリギリ守るなど的確な戦略で勝利を決めました。

それぞれ強さを見せた試合となりましたが、安定感のあるFnaticから2Set奪うのは難しいという、そんな試合でした。

数々のドラマを見せてくれたNRGはここで敗退。移籍したBoeufmac選手もイキイキと戦っていて、また見たいと思うチームでした。

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ーTeam Liquid vs Fnaticー
・Set1
KaNaRiOoo & DiegoB ○
Fei & Mikel04 ●
2-0
・Set2
KaNaRiOoo Surgical Goblin DiegoB ●
Bassotto Mikel04 Yeray ○
1-3
・Set3
Surgical Goblin ○
Yeray ●
2-0

レギュラーシーズンではLiquidが劇的な逆転勝利を見せたこのカード。

今回もまた熱戦。
Set1はGame1をラヴァハウンドでまず取り、ラムライダーで空軍対策をしてきたFnaticペアを陸で対応して勝利。

Set2はBassotto選手がここで覚醒と言える活躍。ラムライダー神器による強力な陸攻めなどでKaNaRiOoo選手、Surgical Goblin選手を立て続けに撃破。それを止めたDiegoB選手も、Mikel04選手に敗れます。

Set3はFnaticのYeray選手の得意分野。しかしLiquidのSurgical Goblin選手は圧倒的な勝負強さを感じ発揮。Game1をバルーンで取った後、Game2に繰り出したのは環境で厳しいと言われるクロスボウデッキ。これがYeray選手のデッキに見事に刺さり、Surgical Goblin選手が勝利を決めました。

ハイレベルな戦いとなったものの、最後はLiquidの勝負強さが出ました。

Fnaticはここで敗退。シーズン後半ほとんど負けていない強力な仕上がりでしたが、Team Liquidには最後まで勝てませんでした。

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ーTeam Queso vs Team Liquidー
・Set1
Azilys & DarkAngel ●
KaNaRiOoo & DiegoB ○
1-2
・Set2
DarkAngel RUBEN Beniju ●
KaNaRiOoo Surgical Goblin DiegoB ○
2-3

勝者は世界大会への出場が決まる大一番。

QuesoのAzilys選手は今季2vs2無敗。しかし今日のLiquidペアは仕上がっています。両者メガナイトラムライダーを採用など、陸攻めの応酬の中で、隙を見つけて一気に畳み掛ける攻撃で勝利。

Set2ではKaNaRiOoo選手がGame1を勝利すると、そこから一勝一敗を繰り返すシーソーゲーム。
Beniju選手はチームを救うべく、大将として2連勝を目指しDiegoB選手と対戦。Beniju選手がゴブリンバレルでダメージを稼ぎ、DiegoB選手がマジックアーチャーでダメージを与えるギリギリの攻防。Beniju選手の最後のゴブリンバレルがタワーに刺さりかけましたが、その前にDiegoB選手の雪玉がタワーを破壊。DiegoB選手がLiquidを勝利へ導きました。

全員が強いというLiquidの強みが発揮されたKOHの勝利。お見事。WCGでMVP級の強さを見せたLiquidがまた世界に帰ってきました。

Team Quesoはここで敗退。昨季のリベンジを果たして大きく順位を上げたものの、惜しくも世界には届きませんでした。

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ーSK Gaming vs Team Liquidー
・Set1
Xopxsam & Morten ○
KaNaRiOoo & DiegoB ●
2-1
・Set2
Javi14 ○
Surgical Goblin ●
2-0
・Set3
Xopxsam ●
KaNaRiOoo ○
1-2
・Set4
Morten ○
DiegoB ●
2-0

WESTの最終決戦はなんと前回と同じ顔合わせ。その時はLiquidの圧倒的勢いに屈したSK。

しかし今季のSKはレギュラーシーズンの時から貫禄が違いました。
Set1はGame2こそ落とすものの、それ以外はLiquidの猛攻を細かいユニットで正確に防衛し、ゴブリンバレルやウォールブレイカーで次々とプレッシャーをかける強力な立ち回りで勝利。勢いをつけます。

さらにSet2はJavi14選手が圧巻のパフォーマンス。この日あれだけ強かったSurgical Goblin選手に対し、バルーンを通すなどで一気にリードを奪い、そのまま勝利していくという展開を見せました。

LiquidもKaNaRiOoo選手が、Xopxsam選手の驚異的な粘りをなんとか退けて勝利し、望みを繋ぎます。

しかし最後はSKのキープレイヤーMorten選手がDiegoB選手のスパーキーなどによる攻めを細かいユニットでことごとく防ぎ、最後はウォールブレイカーを決めて勝利。これによりSK Gamingの勝利が決まりました。

圧倒的な強さで勝ち残っていたSK。プレイオフでもその強さには曇り無し。EU2位、WESTシーズン1でも2位だったSK Gamingがついに悲願のチャンピオンとなりました。

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このプレイオフの結果により、SK GamingとTeam Liquidが世界大会に進出となりました。
WCGでも登場したこの2チームが、再び世界で、今度は個々のチームとして世界一を狙います。

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