CRL Watcher

クラロワリーグについて記録していくブログです!

2019年10月

ーSK Gaming vs Misfitsー
・Set1
SergioRamos & Javi14 ○
Berin & Loay ●
2-0
・Set2
Xopxsam Javi14 Morten ○
Loay Wings Berin ●
3-2

1位通過が決定しているSK。この日は2vs2担当と1vs1担当を逆にしてきました。

新たな戦術の調整と思われましたが、このオーダーでもSKは隙無し。

SergioRamos & Javi14ペアは2vs2でのクロスボウというテクニカルなデッキを使いこなし、守りを固めてからの攻めで一気に勝利するなど、強い連携を見せました。

そしてKOHでも、普段2vs2担当のXopxsam選手が2連勝を挙げ、活躍。Javi14選手がこの日は一勝もできずに敗れてしまうものの、最後はMorten選手が見事なゴブリンバレルによる攻撃で勝利を決めました。

どの選手が何をやっても強いというのを見せつけたSKの勝利でした。

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ーImmortals vs paiN Gamingー
・Set1
Thegod_rf & Ah Craaaap ●
Michifu & Karnage ○
0-2
・Set2
Royal Thegod_rf LaPoKaTi ○
WEN Karnage Renan Cava ●
3-2
・Set3
LaPoKaTi ●
WEN ○
0-2

連敗中のImmortalsとpaiN。どちらが悪い状態から抜け出すかという対戦。

2vs2はペアを変更して挑むpaiNに対し、Immortalsのペアは経験豊富なペアですが、プレイにかなり焦りが見られる展開に。攻め急いだところをpaiNがしっかり咎めて勝利。

Set2、ImmortalsはRoyal選手が久々の一勝をあげるものの、Karnage選手に2連勝を許し、再びLaPoKaTi選手に託す形に。
そしてLaPoKaTi選手は今回も得意とする持久戦で2連勝を掴み、Set3へ持ち込みます。

しかし前回同様、ImmortalsはLaPoKaTi選手1人に負担がかかり過ぎている状況。WEN選手が 自信作の見習い親衛隊スケラフリーズなどを活用して勝利。paiNはついにSet3の壁を越えました。

雲行きが怪しくなってきたImmortalsと、わずかに望みを繋いだpaiN。この2チームの運命はわからなくなってきました。

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ーComplexity vs Tribeー
・Set1
Coltonw83 & Razzer ●
B-rad & Carter ○
1-2
・Set2
Adrian Piedra airsurfer Razzer ●
TOMMY B-rad Carter ○
1-3

前回勝利を挙げた同士の対決。
しかし、チームとして勢いづいていたのはTribe。

2vs2では完全に勘を取り戻したといったB-rad Carterペアが堅い守りを見せてComplexityのベテランペアを撃破。

そしてSet2はここ最近成績の良いTOMMY選手が連勝。そして最後は毎回一勝はするB-rad選手が安定感を見せて勝利。

下位チーム同士の対戦でしたが、Tribeはシーズン最後の最後で脱出の兆しを見せました。

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ーFnatic vs Dignitasー
・Set1
Fei & Mikel04 ○
Oxalate & Skilz ●
2-0
・Set2
Mikel04 Fei Yeray ○
Flash Oxalate Skilz ●
3-0

更に上の順位を狙いたいという状況のFnatic。それに立ち向かうのは時折強敵相手にも勝利する力を発揮するDignitas。

しかし、FnaticはDignitasに隙を与えません。

2vs2は、序盤から攻めてリードを取っていくDignitas相手に対し、終盤から次々にダメージを与えて巻き返し、勝利をもぎ取るなど力強い戦い。

KOHはMikel04選手が爆発力を見せます。Oxalate選手との対戦ではギリギリのディガー削り対決となりますが、ファイアーボールで削りを加速し、勝利。最後の詰めをしっかりとした丁寧なプレイングで3タテを達成しました。

この日はMikel04選手の5連勝。安定感と爆発力を備えたFnaticの強さが見られました。

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ーTeam Liquid vs Team Quesoー
・Set1
KaNaRiOoo & DiegoB ●
Azilys & DarkAngel ○
0-2
・Set2
KaNaRiOoo Surgical Goblin DiegoB ●
Cuchii Cuu RUBEN DarkAngel ○
1-3

昨年のEUより続くライバル対決。
いつでも強いLiquidと、今季勢いづいているQueso。

今回強さを発揮したのはQuesoでした。

Set1は前回初登場初勝利を収めたAzilys DarkAngelペアが今回も登場。両サイドへと振る攻撃でタワー2本を破壊するような力強い攻めが光って勝利。

そしてSet2は、久々の1vs1登板となったCuchii Cuu選手。昨季は不調でしたが、長い期間を経てこの日は力強い戦いぶり。Surgical Goblin選手をも序盤から一気に崩すような戦いで2連勝。DiegoB選手がなんとかそれを止めるものの、今季Quesoの起爆剤となったRUBEN選手がDiegoB選手相手にタイブレーカーでの粘り勝ちを見せ、勝利。

4人の選手による勝利ということで、総合力のあるQuesoがその力を存分に見せつける結果となりました。

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ーCream Esports vs NRGー
・Set1
Pompeyo4 & Kodigo ●
Hazard & ThunderStruck ○
1-2
・Set2
Lince Pompeyo4 Kodigo ●
ThunderStruck Trainer Diputs Boeufmac ○
2-3

プレイオフ進出圏内の2チーム。お互い負けられない戦いです。

Set1はCreamが早いうちからのキング起動でNRGの攻めを封じてGame1を先取。しかしGame2からは2コストのゴブリンとディガーを絡めた戦術などで攻めたNRGが逆転。Set1を勝利。

Set2はNRGのウォールブレイカー攻めの作戦に屈せず自分の攻めを通していくLince選手が2連勝。Set3へ望みを繋げようというところでしたが、ここで登場するのがNRGエースのBoeufmac選手。Boeufmac選手も様々なウォールブレイカーデッキを採用し、相手のタワーへ次々と届けていきます。最後のKodigo選手もウォールブレイカーの一撃で勝負を決し、Boeufmac選手が逆転の3タテ。またもエースとしての貫禄を見せつけました。

2vs2、1vs1それぞれが役割を果たすチーム力をNRGはまた見せたのでした。

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残りも全チームほぼ1試合。現在の順位は

1.SK Gaming 10-0 +17 +26
2.Team Queso 7-3 +7 +18
3.Team Liquid 7-3 +6 +12
4.Fnatic 7-3 +6 +10
5.NRG 6-4 +1 -7
6.Immortals 5-5 -1 -6

7.Cream Esports 5-6 -2 -1
8.paiN Gaming 4-6 -2 0
9.Tribe 3-7 -5 -8
10.Misfits 3-7 -7 -13
11.Complexity 2-8 -9 -15
12.Dignitas 2-9 -11 -16

昨季と同じルールなら6位までがプレイオフ進出。
NRGまでは確定で、Immortals paiNが残り一つの椅子を争うこととなります。
Creamは7位ですがImmortalsに敗れているため、プレイオフ進出は不可能になってしまっています。

世界大会進出は各地域2位まで。
これもプレイオフの形式が変わっていないのなら、6位から勝ち上がるのは厳しい道のりのため、上位陣も1つでも上を目指したい。
また、そうなるとSKは世界大会が内定していることになりますね。

残りは5試合。順番はわかりませんが、組み合わせはこちら。
①SK Gaming vs Team Queso
②Team Liquid vs NRG
③Fnatic vs Tribe
④Immortals vs Misfits
⑤paiN Gaming vs Complexity

①②③はプレイオフ進出組の中で順位を上げたいチームの絡む試合。
④⑤はプレイオフに滑りこめるかの運命が決まる試合です。

Immortalsは勝てばプレイオフ。負けてpaiNが勝つと脱落。
paiNはImmortalsが負けたうえで勝つとプレイオフ。負けると脱落。

となっています。


WESTもいよいよクライマックスです。

ーDignitas vs Cream Esportsー
・Set1
Skilz & Oxalate ●
Pompeyo4 & Kodigo ○
0-2
・Set2
Skilz Blaze Flash ○
LucDubs Lince Pompeyo4 ●
3-1
・Set3
Flash ●
LucDubs ○
1-2

プレイオフ脱落の危機のDignitasと、当落線上にいるCreamの戦い。どちらも負けられません。

2vs2ではCreamのペアが、防衛の陸ユニットに的確なユニット追加でのカウンターを見せます。Game2はDignitasも強さを見せて接戦になるも、Creamが勝ち切って勝利。

しかしDignitasもSet2で意地を見せます。Skilz選手がジャイスケラというデッキで勝利を重ね、ラストに構えたPompeyo4選手も、Blaze選手の隙をついたロイヤルジャイアントによって撃破。

そして迎えたSet3もまた激戦に。バルーンを通すLucDubs選手、ウォールブレイカーを通すFlash選手。勝負は最後のGameまでもつれますが、最後はロイヤルジャイアントでじわじわとリードを広げたLucDubs選手が勝利を収めました。

Set2で悪い流れになりながらも、簡単に切れない力がCreamにはありました。

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ーFnatic vs paiN Gamingー
・Set1
Fei & Mikel04 ○
Michifu & Renan Cava ●
2-0
・Set2
Mikel04 Bassotto Yeray ●
Michifu Renan Cava WEN ○
1-3
・Set3
Yeray ○
WEN ●
2-0

2vs2の波が激しいpaiNは今回、以前起用したペアに戻します。しかしFnaticの昨季ベスト2vs2ペアの壁は高い。paiNの防衛迫撃砲を丁寧に潰してからラムライダーを通す立ち回りでFnatic勝利。

Set2はpaiNが力を発揮。Bassotto選手が強敵Michifu選手を破るものの、2番手のRenan Cava選手が怒涛の粘りでBassotto選手を下し、Yeray選手も撃破してpaiNの勝利。

Set3はYeray選手とWEN選手による激しい高回転ロイヤルジャイアント合戦。攻防ともにお互いに一歩も引かない戦いとなりますが、ロイヤルジャイアントの攻撃でペースを掴んだYeray選手の勝利。

Yeray選手をはじめ、勝負強さの光るFnatic。逆にSet3で4敗と勝負どころに弱いpaiN。それが結果にも表れた一戦でした。

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ーComplexity vs Misfitsー
・Set1
Coltonw83 & Razzer ○
Berin & Loay ●
2-1
・Set2
VULKan airsurfer Razzer ○
Trainer Chris Wings Berin ●
3-2

少しでも上へ上がりたい両チームの対決。
Misfitsは前回結果を出した2vs2ペアで挑みますが、Complexity伝統のColtonw83 Razzerペアはさすがの実力。Game2はMisfitsが逆転勝利を収めるものの、最後のGame3は迫撃砲を通してComplexityの勝利。

ただ今季のComplexityの弱点は1vs1。先鋒のVULKan選手が敗れ、また悪い空気が立ちこめます。しかしその流れを破ったのはairsurfer選手。ロイヤルジャイアントを巧みに使ってTrainer Chris選手とWings選手を撃破。Berin選手がそれを止めるものの、Complexity大将のRazzer選手がウォールブレイカーで決めて勝負あり。

ようやく2度目の勝利を果たしたComplexity。プレイオフはもう絶望的ですが、最後まで戦い抜いて欲しいところです。

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ーImmortals vs Team Quesoー
・Set1
Thegod_rf & Ah Craaaap ●
Azilys & DarkAngel ○
0-2
・Set2
Thegod_rf Royal LaPoKaTi ○
DarkAngel RUBEN Beniju ●
3-0
・Set3
LaPoKaTi ●
RUBEN ○
0-2

上位を争う2チームの戦い。
Set1は新たなペアを用意してきたQueso。前シーズン、Azilys選手は2vs2の実績があり、それが今回もしっかりハマって勝利。

こうなると今季KOHの苦手なImmortalsは窮地に。勢いづいたDarkAngel選手が2連勝で勝利へ王手。
ここで最後に構えたLaPoKaTi選手。DarkAngel選手にタイブレーカーで勝利し、RUBEN選手にも時間制限ギリギリまで粘ったうえで勝利。最後のBeniju選手もクロスボウを少し通して粘り、タイブレーカーで勝利。凄まじい粘り勝ちの連続で3タテを決めました。

しかしこの重い3連戦はさすがに体力を奪われたか。Set3でLaPoKaTi選手は粘りを発揮できず、RUBEN選手の的確なカウンターロイジャイに打ち崩される結果に。RUBEN選手も悪い流れに対して非常に冷静な立ち回りでした。

どのSetも安定感のあるQuesoが、Immortalsのウィークポイントをしっかり突いて勝利を決めました。ImmortalsはLaPoKaTi選手がKOHのトンネルをなんとかこじ開けた今回の結果を次に活かせるか。

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ーSK Gaming vs NRGー
・Set1
Morten & Xopxsam ○
Hazard & ThunderStruck ●
2-1
・Set2
SergioRamos Javi14 Morten ○
Hazard ThunderStruck Boeufmac ●
3-2

8連勝中のSKと5連勝中のNRGの対決。今最も勢いのあるチーム同士の戦いと言っていいでしょう。

そのカードに相応しく、Set1から激戦に。
お互いに守りが堅い中で終盤に隙を見て攻めを通す戦い。お互いに1Gameずつ取り、Game3。SKがリードの中時間切れが迫り、焦ったNRGに対してラムライダーの攻めを通したSKの勝利。

ここからSKの得意分野である1vs1。SergioRamos選手がHazard選手との接戦をものにして勝利するものの、NRGもThunderStruck選手が勝利して一歩も引きません。そして迎えたJavi14選手。巧みな攻めでThunderStruck選手を撃破し、Boeufmac選手と激突。

Boeufmac選手はネクロマンサー入りのロイヤルジャイアントを繰り出し、Javi14選手の見習い親衛隊ウォールブレイカーをじわじわと追い詰めていきます。最後は呪文で決め切り、KOH無敗のJavi14選手をついに撃破します。

しかしSKの大将Morten選手も抜群の安定感を発揮。Boeufmac選手の後方からのトリトンにつけ込み、メガナイトとゴブリンバレルで一気に攻撃。大ダメージを与えてそのままMorten選手勝利。大将としての責務を果たしました。

Setとしては2-0でしたが、ハイレベルな激戦だったこの試合。しかし、勢い最高のNRGですら、SKを止めることはできませんでした。SK Gaming、9勝0敗です。

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ーTribe vs Dignitasー
・Set1
B-rad & Carter ○
Skilz & Oxalate ●
2-1
・Set2
Carter Soking TOMMY ●
Oxalate Blaze Skilz ○
1-3
・Set3
TOMMY ○
Blaze ●
2-0

下位から脱出したい2チームの戦い。

Set1はGame1をDignitasが先取。さらにGame2もスケルトンラッシュで早々にタワーを一本破壊し大きくリード。勝負ありかと思いましたが、Tribeペアがエリクサーアドバンテージを取り両サイドにバルーンを通して2本タワーを破壊。この逆転で勢いをつけ、Game3も勝利して決めました。

Set2はSoking選手の不調が根深く、Oxalate選手の2連勝。そして毎回きっちり仕事をするBlaze選手の勝利でKOHへ。

Set3はやや攻め急いだBlaze選手の攻撃を受けつつカウンターを放っていったTOMMY選手が意地を見せて勝利。熱戦を制しました。

なんといってもTribeの2vs2での2タワー同時破壊は痺れましたね。この勝利がSet3に繋ぐ鍵になったわけでもあるので、勝負を諦めずに活路を見出すのは大切なことと言えるでしょう。

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ーTeam Liquid vs Cream Esportsー
・Set1
KaNaRiOoo & DiegoB ○
Pompeyo4 & Kodigo ●
2-1
・Set2
KaNaRiOoo Surgical Goblin DiegoB ○
LucDubs Lince Kodigo ●
3-1

上位を目指すCreamに立ちはだかるのはTeam Liquid。

前回Misfitsに敗北を喫したLiquidでしたが、調子が落ちることはなくこの日も好調。
Set1はCreamのバルーンをラムライダーで止めながら戦うなど戦略もハマる形に。Game2ではCreamの大カウンターで逆転を許すものの、Game3は攻め急いだCreamを咎め、一気にタワーを2本破壊して大リードを取り、そのまま勝利を決めました。

そしてSet2ではKaNaRiOoo選手がまた活躍。LucDubs選手の読みプレイを物ともしない力強い攻めなどを見せて2連勝。
Kodigo選手がそれを止め、続くSurgical Goblin選手も追い詰めるものの、Surgical Goblin選手がゴブリンバレルでじわじわと追い上げ、最後は角出しアウトローを絡めた総攻撃で一気に勝利を決めました。

2vs2を取り、KOHを2人で決める。まさにTeam Liquidの勝ちパターンにはまった試合でした。

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クラロワリーグアジア、いよいよプレイオフが始まります。
世界大会に出場できるのは上位2チームまで。世界への切符を掴むべく、この過酷なトーナメントを勝ち上がらなければなりません。

まずプレイオフのルールについてですが、前回とは違い、ダブルイリミネーション制のトーナメントとなります。
一度負けたチームも、負け側のトーナメントを勝ち上がればチャンスがあるということで、より実力がはっきりしやすい形式となっています。
また、トーナメント表を見るとそれぞれの山の最後に「TIEBREAKER KOH SET」という表記があり、一度も負けずに勝ち上がったチームには何かアドバンテージがあるのではないかと予想できます。

そしてプレイオフの組み合わせがこちら。

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・KIX vs SANDBOX GAMING
1vs1中心に圧倒的な戦力の豊富さを見せつけ、グループAの覇者となったKIX。対するSANDBOXはギリギリでプレイオフ進出を決めたチーム。
下馬評ではKIX有利と言えるところでしょうが、SANDBOXにはKIXの面々にも引けを取らない大型助っ人iSlaw選手がいます。KIXの1vs1をiSlaw選手が打ち崩すことができれば、勝負はわからないのではないでしょうか。SANDBOXは2vs2でiSlaw選手を援護できるかも重要になりそうです。

・PONOS vs OGN ENTUS
PONOSはシーズン序盤こそ不安な仕上がりだったものの、後半はMIKANBOYA選手も復活を見せ、順調。対するOGNは2vs2を筆頭に、チーム全体で高い安定感を誇っています。
PONOSはMIKANBOYA & TENGOD、OGNはThunder & One Crownというそれぞれ今季好成績の2vs2ペアを擁し、この2vs2が勝負を分けるように思います。PONOSもOGNも1vs1エースが複数いるため、その点お互いやりにくい相手なのではないでしょうか。

・FAV Gaming vs Chaos Theory
FAVは今シーズン、2vs2で驚くべき安定感を誇り、そのまま勝つというパワフルな戦いを見せました。結果、グループB優勝に輝いています。対するChaosはシーズン最終戦でBenZer選手が絶大な勝負強さを見せ、エースとしての健在ぶりをアピールしました。
それぞれ強力な武器を持つチームですが、Chaosは現状BenZer選手以外の仕上がりにやや不安。対するFAVも相手のエース級選手に苦しめられるケースが多く、Chaosは苦手なタイプのチームかもしれません。お互い得意を活かしつつ、苦手の部分で均衡を破れるかがポイントとなるでしょう。

・OP.GG SPORTS vs DragonX
シーズン後半、X-Bow Master選手の復活とともにチームとしても上り調子だったOP。対するDragonXはシーズン終盤に2連敗で終えているのがやや不安なところ。
2vs2はDragonXのTru-Fast ALPHAペアの安定感がありますが、OPのAsher HuNiペアも強くなっています。そして、X-Bow Master vs Lineという韓国トップ対決も見どころとなるでしょう。試合展開の予測がとても難しいカードです。

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OP.GG SPORTS vs GameWith

ーSet1ー
OP…Asher & HuNi ●
GameWith…YUIHIIRO & KK ○
0-2

GameWithにとっては絶対に落とせないこのSet。託されたのはYUIHIIRO KKペア。

背水の陣の2人、この日はかなりの仕上がりを見せます。
Game1はバルーンを通せるタイミングを見計らい、フリーズを的確に撃ってバルーンを通す戦いで勝利。
Game2はスケルトンラッシュに変更し、インフェルノタワーを採用したOPの思惑を外す戦略。さらにOPのスケラも吹き矢ゴブリンで守るなど、全てがはまっての勝利となりました。

Game1、Game2をストレートで取り、望みを繋いだGameWith。次に託します。

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ーSet2ー
OP…X-Bow Master ○
GameWith…Rolaporon ●
2-1

復活したX-Bow Master選手は、Set2で連勝中。その強敵に対して送り出されたのは前回JACK選手を破ったRolaporon選手。

Game1はメガナイト枯渇で攻めるX-Bow Master選手に対し、ローリングウッドを温存しつつファイアーボールで削る展開でRolaporon選手が徐々にリード。時間も迫り、タイブレーカーによる勝利も見えてきましたが、X-Bow Master選手が最後にメガナイトと吹き矢ゴブリンの攻撃。そこに更にユニットを大量に足して総攻撃。ギリギリでダークプリンスを出すRolaporon選手でしたがわずかに間に合わず。X-Bow Master選手が最後に逆転を見せました。

そしてGame2、デッキを変えなかったRolaporon選手に対し、X-Bow Master選手はジャイスケラ。パワフルな攻撃がじわじわRolaporon選手のタワーを削り、X-Bow Master選手の勝利。

Game1、Rolaporon選手はかなり良い戦いをしていたのですが、1つの隙を突いてくるX-Bow Master選手のプレイングが鋭かったですね。やはり恐るべき強敵でした。

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ーSet3ー
OP…DDaBOng Asher X-Bow Master ○
GameWith…KK Blossom Rolaporon ●
3-2

プレイオフへの望みは絶たれてしまったらしいGameWith。最後に勝って終わることができるかという試合となりました。

GameWithはKK選手がまずボムタワーバルーンというデッキでネクロマンサー見習い親衛隊というDDaBOng選手を撃破。
OPはAsher選手がジャイアントスパーキーで、リセット系の無いKK選手を少しずつ追い詰めていき、勝利。
しかしそれをGameWithのBlossom選手が待って待ってからのラヴァハウンドの一撃で大きくリードし、勝利。シーソーゲームになっていきます。

ここで強さを発揮したのはやはりX-Bow Master選手。Blossom選手のウォールブレイカーに追い詰められながらも、両サイドに攻めを振り続け、守りきれなくなったBlossom選手が最後の攻めに出るものの間に合わず。
そしてRolaporon選手に対してはクロスボウを披露。陸受けの少ない中で粘り続け、ファイアーボール削りで狙っていくRolaporon選手でしたが、最後はX-Bow Master選手の読みファイアスピリットがRolaporon選手のゴブリンギャングを処理し、そのままクロスボウを通して勝利。

X-Bow Master選手の壁は高かった。最後は力を見せつけて勝利を決めていきました。

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〜Match Result〜
OP.GG SPORTSの勝利。負けるとプレイオフが危うくなるプレッシャーは両チームにあったというところですが、それを乗り越え、強さを見せつけて勝利しました。
GameWithはSet1の勝利で望みを繋いだものの、X-Bow Master選手に阻まれてしまう結果となりました。選手達、特にRolaporon選手の悔しさを思うと心苦しくなりますが、この経験を次のステップへ活かして欲しいところです。


FAV Gaming vs OGN ENTUS

ーSet1ー
FAV…KENTSUMESHI & Kitassyan ○
OGN…Thunder & One Crown ●
2-1

プレイオフが決まっている両チーム。特にこの2チームは2vs2で素晴らしい成績を挙げてきているため、まさにベスト2vs2を決める戦いた言っていいでしょう。

そしてそれに相応しいハイレベルな戦いが繰り広げられます。

Game1は序盤からウォールブレイカーを通したFAVペースとなるも、終盤タワーを捨てる判断をしたOGNが徐々に盛り返し、追いつきます。そしてキングタワーへのスケルトンラッシュフリーズで追い込み、OGN勝利。

Game2はバルーン対決。しかしここはファルチェやメガナイトでOGNの見習い親衛隊などを封じたFAVが終始ペースを握って勝利。

そしてGame3。守りを固めてスケルトンラッシュでじわじわ削るOGNがリードを広げていく展開に。しかし終盤FAVはOGNのスケルトンラッシュを防ぎ続け、隙を突いたホグライダーフリーズで少しずつ追い上げます。その後幾度もOGNのスケルトンラッシュで窮地に陥りながらもFAVは驚異的な守りを見せ、最後はホグライダーとポイズンのダメージで勝利。KENTSUMESHI選手も放送で聞こえてくるほどの大きな雄叫びをあげました。

最強2vs2の意地がぶつかり合った一戦は、見事な粘りを見せたFAVペアが勝ち取りました。今季Set9-1です。

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ーSet2ー
FAV…JACK ○
OGN…Dandelion ●
2-1

Dandelion選手はSet2で3戦無敗。対するJACK選手も先日の3タテで勢いを取り戻してきています。

Game1はメガナイトで攻めてきたDandelion選手に対し、JACK選手がペッカとロイヤルゴーストで的確なカウンターを見せ、攻城バーバリアンで追い討ち。一気にリードしてJACK選手の勝利。

しかしDandelion選手も強敵。JACK選手の高回転ファルチェの守りとロイヤルジャイアントの攻めを凌ぎ、ジャイアントで攻めを通したDandelion選手がGame2を返します。

そしてGame3。両者メガナイトウォールブレイカーで、両サイドを削り合う戦い。お互いに一本ずつ折るものの、互いにもう一本もギリギリ。Dandelion選手のメガナイトと、JACK選手のウォールブレイカーで最後の競争。先に届いたのは…JACK選手のウォールブレイカーでした。

紙一重の戦いを制し、無敗のDandelion選手を撃破したJACK選手。プレイオフに向けて再び整いました。

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〜Match Result〜
FAV Gamingの勝利。グループB1位決定戦に相応しい激戦でしたが、どちらも紙一重のところで勝利をもぎ取り、大きく流れを引き寄せました。
OGNは悔しい一敗。しかしその強さは大いに発揮された内容でした。


Bren Esports vs SANDBOX GAMING

ーSet1ー
Bren…Manong Jhipee & Trainer Ken ●
SANDBOX…Sado & Khani ○
1-2

プレイオフ進出を賭けた一戦。

Game1は放送の関係であまり見られなかったものの、リードを保って勝利したSANDBOX。
しかしGame2はBrenがバルーンの爆破ダメージをじわじわと通して勝利。Game3へ。

ここで光ったのはSANDBOXのボウラー採用。Brenのラムライダーやネクロマンサーを完全に封じ込め、鉄壁を敷きつつディガーと呪文の削りでフィニッシュ。勝利を決めました。

SANDBOXの作戦がBrenを上回った結果。Brenは後がなくなりました。

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ーSet2ー
Bren…Jaii ●
SANDBOX…iSlaw ○
0-2

Brenの運命を託されたのはJaii選手。対するは最近少し調子を落としているiSlaw選手。チームのために勝利を決められるか。

Game1はiSlaw選手のラヴァクローンが炸裂。Jaii選手はベビードラゴンやエレクトロウィザードで懸命に守っていくものの、iSlaw選手のユニット配置によって処理しきることができず。iSlaw選手勝利。

追い込まれたJaii選手はSet2で神器デッキを採用。それに対しiSlaw選手は大砲入りのディガーデッキという、非常に上手いデッキ選び。Jaii選手の攻めを抑え続け、削りきって勝利。勝利を決めました。

iSlaw選手が自身の窮地を乗り越え、チームにとっても大きな勝利を収めました。

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〜Match Result〜
SANDBOX GAMINGの勝利。2vs2、1vs1ともに不調だったSANDBOXでしたが、最後の大一番で見事な復活を遂げ、プレイオフに滑り込みました。
Bren Esportsはここで敗退が決定。シーズン終盤に追い上げを見せたものの、序盤の負けが響く結果となってしまいました。毎回悔しい結果に終わるBrenですが、今回も雪辱を果たせず。Brenの敗退もまた切ない気持ちになります。


この日の結果によりグループBからは
FAV Gaming
OGN ENTUS
OP.GG SPORTS
SANDBOX GAMING
がプレイオフ進出となりました。

Bren EsportsとGameWithは脱落。

Brenは上でも述べましたが、毎回悔しい結果に終わり、今回もリベンジを果たせずに終わるという結果でした。

GameWithも、準優勝のリベンジを果たせないという惜しい結果。今回ここまで順位が落ちてしまったことが本当に驚きです。

しかし選手達のこの悔しさが報われる日が来るのを、私は願っています。

両チームとも、本当にお疲れ様でした。


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DragonX vs PONOS

ーSet1ー
DragonX…Tru-Fast & ALPHA ●
PONOS…MIKANBOYA & TENGOD ○
0-2

プレイオフ進出が決まっている両チーム。自信を持ってプレイオフへ向かうためにも負けたくない一戦です。

そして今回もMIKANBOYA TENGODペアは猛威をふるいます。
Game1はディガーで削るデッキにウォールブレイカーを採用。通すというよりは逆サイドに出して相手にエリクサーを使わせるという使い方。これがうまくはまり、堅い守りを敷きながら削り切ります。
そしてGame2はDragonXがジャイアントという新たなデッキで勝負しますが、PONOSのペッカや的確な防衛フリーズに阻まれ、PONOSのスケルトンラッシュで勝負あり。

お互い新たな試みも見せつつの戦いでしたが、MIKANBOYA TENGODペアが流石の力を見せました。

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ーSet2ー
DragonX…Line ○
PONOS…KOTA ●
2-0

PONOSが今回起用したのはKOTA選手。今シーズンまだ勝てていないということで、プレイオフに向けてなんとか勢いづいてほしいというところでしょう。

しかし強かったのはLine選手。
KOTA選手の再三繰り出すゴーレムを丁寧に処理してロイヤルホグで削る。
KOTA選手のメガナイトをトリトンで自陣に引き寄せ、ジャイアントのカウンターに繋ぐ。
良い形を度々作っていたKOTA選手でしたが、それでも常に的確なプレイングを見せるLine選手の上手さが光る一戦となりました。

エースとして申し分ない安定感を見せているLine選手。プレイオフでも脅威です。

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ーSet3ー
DragonX…ALPHA Line Nuri ●
PONOS…TENGOD KOTA MIKANBOYA ○
2-3

今シーズン2度目のDragonX vs PONOSのKOH。

前回も活躍したALPHA選手が初戦で勝利するも、KOTA選手が意地の初勝利を挙げて再びLine選手との戦いへ。

KOTA選手はペッカ攻城で圧力をかけ、Line選手の防衛クロスボウにポイズンをかけることでじわじわ削り、リードしていきます。しかしLine選手はここから粘りながらロケットで削るお家芸を披露。KOTA選手が焦って攻めたところを防衛ロケットでアドバンテージを取り、Line選手が逆転勝利。PONOSが追い込まれます。

しかしラストに構えるのは復活したMIKANBOYA選手。メガナイトネクロマンサーウォールブレイカーによる圧力がLine選手のクロスボウを中心とした防衛を砕き、勝利。大将戦へ。

DragonXの大将はPONOSキラーのNuri選手。ウォールブレイカー対決となり、ディガーを中心としたお互い一歩も譲らない削り合い。しかし最後は両サイドに振ったMIKANBOYA選手がNuri選手のボムタワーのミスを誘い、ウォールブレイカーを通して勝利を決めました。

MIKANBOYA選手、まさに完全復活。頼れる大将の風格ある勝利でした。

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〜Match Result〜
PONOSの勝利。DragonXにはこれまで相性の悪かったPONOSでしたが、今回ついにリベンジ。勝てていなかった相手への勝利は良い流れを呼び込むでしょう。
DragonXはプレイオフが決まってから2連敗。調子が悪いようにも見えますが、手の内を隠しているだけかもしれません。果たして。


DetonatioN Gaming vs KIX

ーSet1ー
DNG…Tempura & Joker ●
KIX…iAmJP & xPedro15 ○
0-2

DNGにとってはプレイオフのかかった一戦。ここでKIXが用意してきたのは個の力は非常に高い助っ人2人組による新ペア。

この2人は1vs1で強豪でしたが、2vs2でもその強さを発揮。
ホグライダーとアースクエイクによる圧力と、決めどころでのフリーズ。
序盤にスケルトンラッシュで追い込み、巨大スケルトンでプレッシャーをかけながら守り続ける。

的確な戦略を打ち出していけるというのは、スキルの高い2人が集まった故の力だったように思います。
ここに来てKIXが新たなパターンを生み出してきました。

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ーSet2ー
DNG…Reiya ●
KIX…Legend ○
1-2

後がないDNGは久々に復帰したReiya選手。対するは今シーズン1vs1での勝率が高いLegend選手。

Game1はLegend選手の攻めに対し、的確なユニット追加によるカウンターでReiya選手が序盤から一気にリード。まずは一勝を挙げます。

しかしGame2以降、Legend選手はウォールブレイカーを投入。高回転のウォールブレイカーによる圧力で徐々にReiya選手を追い込み、Reiya選手のロイヤルジャイアントも守り切って勝利。

そしてGame3、Reiya選手がロイヤルジャイアントでLegend選手がウォールブレイカー。同じデッキかと思いきやLegend選手はインフェルノタワーを入れてロイヤルジャイアントを対策。Reiya選手も粘って逆転を狙いますが、最後はLegend選手のディガーが削りきってLegend選手勝利。

Game1の負けで折れることなく的確なデッキを組んできたLegend選手。さすがの実力者でした。

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〜Match Result〜
KIXの勝利。新たなオーダーがはまり、グループAの1位も決定。プレイオフへも準備万端でしょう。
DNGは自力でプレイオフを決めることができず。残りはChaosの勝敗によって運命が決まることとなりました。


Chaos Theory vs Talon

ーSet1ー
Chaos…JayTV & Carrollus ●
Talon…Yugi_art & The Rock ○
0-2

DNGの敗北によりプレイオフがかかる試合となったChaos。

対するTalonはプレイオフへ行けないことが決まっていますが、最後まで本気で勝ちに来ています。
Talonが最後の戦略として用意したのは巨スケバルーン。
Chaosはゴブリンの檻やネクロマンサーを活用して守り続けるものの、ディガーや爆破ダメージなどがじわじわとタワーへ襲い掛かります。
そして決め手はフリーズ。ギリギリ残ったバルーンとフリーズによってTalonが勝利。
Game2もバルーンとディガーの圧力をChaosは攻略できず。Talonの勝利が決まりました。

TalonのYugi_art & The Rockペア2勝目。このペアをはじめに見つけられなかったことは少し悔やまれるところでしょう。

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ーSet2ー
Chaos…BenZer Ridel ○
Talon…Tattoos ●
2-0

もう後がないChaosを託されたのはBenZer選手。対するは最後にしてSet2初登場のTattoos選手。

この試合はお互いウォールブレイカー合戦に。
しかしその中で一枚上手だったのがBenZer選手。

ディガーとコウモリの形で攻め、相手に呪文を使わせてウォールブレイカーでさらに圧力をかける。逆にウォールブレイカーに呪文を使わせてインフェルノドラゴンを通していくなど、呪文を枯渇させる戦い方が完璧の一言。
BenZer選手が2連勝で勝利を決めました。

望みを繋いだChaos。いよいよKOHで全てが決まります。

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ーSet3ー
Chaos…JayTV Carrollus BenZer Ridel ○
Talon…Tocilovac Yugi_art Tattoos ●
3-2

Talonの先鋒、Tocilovac選手。今シーズンKIX戦で旋風を起こしたTocilovac選手はこの日も素晴らしい戦いぶり。

JayTV選手の攻めを紙一重のところで許容してラヴァハウンドを通す。Carrollus選手との戦いでも相手のエリクサーを見極めて攻めを通す完璧な立ち回り。

更にGame3、Tocilovac選手はいきなりバルーンを通し、BenZer選手をも追い詰めていきます。危機を迎えたBenZer選手でしたが、そこから両サイド攻撃と怒涛の粘りでカウンターの形を作ります。Tocilovac選手も脅威的な防衛を見せるもののわずかに及ばずBenZer選手の逆転勝利。

Game4はYugi_art選手。序盤からYugi_art選手のペッカの攻めが通り、BenZer選手はまたもや窮地に。Yugi_art選手が勝利することに複雑な表情を覗かせるほど、勝負が見えた展開となりましたが、BenZer選手は最後にメガナイトとウォールブレイカーの攻めを通し、ギリギリのところで望みを繋ぎます。その後焦ったYugi_art選手の攻めや守りはうまくいかず、BenZer選手のペースとなり、またまた逆転勝利。

最終Gameはリベンジを狙うTattoos選手。しかしまたもBenZer選手の巧みなザップ枯渇術が炸裂。最後は強さを存分に見せつけてBenZer選手が3タテを決めました。

プレイオフに向けても後がないところで、試合の中でも追い込まれながら勝利を決めたBenZer選手。最後の最後に、魅せてくれました。

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〜Match Result〜
Chaos Theoryの勝利。追い詰められたBenZer Ridel選手の5連勝で決めた勝利。壮絶な逆転劇を見せてくれました。
Talonは後がない同地区の戦友相手に少し葛藤も見えました。が、勝負の世界とはいえ人間同士多少情が入ってしまうのは仕方のないことかなと私は思います。


この日の結果によってグループAは
KIX
DragonX
PONOS
Chaos Theory
がプレイオフ進出となりました。

DetonatioN GamingとTalonは脱落。

DetonatioN Gamingはプレイオフが見えていただけに、最後に勝つことができなかったのが惜しかったですね。
チームとして段々と仕上がりを見せていた分、ここで終わりというのも寂しい。
今年で去ってしまう選手もいるかもしれませんが、彼らに機会があるならば、そのリベンジを応援したいところです。

Talonは最初から最後まであまり力を発揮できませんでした。Tocilovac選手の強さや、その他選手達もポテンシャルを感じられたのですが、爆発させるに至らなかったというところでした。
来シーズンがあるならどうなるのか、このチームは予想がつかないですね。

ともあれ、負けてしまった2チーム、本当にお疲れ様でした。
この悔しさが何かまた実ることを願っています。

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