CRL Watcher

クラロワリーグについて記録していくブログです!

2019年07月

1AD08DE7-8826-4B95-ABF2-F1FB6FFDB8ED


シーズン1も終わり、WCGも終わり、クラロワリーグファンの皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今回はクラロワリーグアジアの2018年のシーズン1から2019年のシーズン1までの計3シーズン全てに登場した選手の累計成績を比較していきます。
継続して活躍し続けるのは難しいプロの世界ですが、その中でも常に最も活躍し続けていたのは一体誰なのでしょうか?

今回のランキングは1vs1(BO3、KOH含む)と2vs2含めた全てのGameの勝率で比較していきます。試合数が平等になるよう、プレイオフなどの結果については除外しています。
自分のメモを参考に集計したので、多少間違いがあったら申し訳ありません。

まずは10位から6位まで。

第10位 X-Bow Master
2018 S1
1vs1: 22-13 2vs2: 0-4 Total:22-17
2018 S2
1vs1: 15-7 2vs2: 10-11 Total:25-18
2019 S1
1vs1: 7-13 2vs2: 9-8 Total:16-21
Total
1vs1: 44-33 2vs2: 19-23 Total:63-56
Win Rate 52.94%

X-Bow Master選手が第10位。2019年シーズンの苦戦はあるものの、この試合数でここまでの戦績は凄い。


第9位 Yakitori
2018 S1
1vs1: 2-2 2vs2: 15-7 Total:17-9
2018 S2
1vs1: 2-3 2vs2: 17-18 Total:19-21
2019 S1
1vs1: 1-3 2vs2: 15-13 Total:16-16
Total
1vs1: 5-8 2vs2: 47-38 Total:52-46
Win Rate 53.06%

1vs1の登場は少ないものの、全てのシーズンを通して2vs2で多くの勝ち星を挙げたYakitori選手が第9位。


第8位 DDaBOngTV
2018 S1
1vs1: 4-3 2vs2: 0-0 Total:4-3
2018 S2
1vs1: 13-12 2vs2: 2-1 Total:15-13
2019 S1
1vs1: 10-5 2vs2: 1-2 Total:11-7
Total
1vs1: 27-20 2vs2: 3-3 Total: 30-23
Win Rate 56.60%

常に安定した成績を残し、2019年はKOHで爆発したDDaBOngTV選手が第8位に輝きました。


第7位 RAD
2018 S1
1vs1: 7-6 2vs2: 17-7 Total:24-13
2018 S2
1vs1: 3-4 2vs2: 17-16 Total:20-20
2019 S1
1vs1: 4-8 2vs2: 10-3 Total:14-11
Total
1vs1: 14-18 2vs2: 44-26 Total:58-44
Win Rate 56.86%

2vs2で二度MVP級の戦績を残したRAD選手が7位。1vs1の出番もまずまず多い中でのこの成績。


第6位 TENGOD
2018 S1
1vs1: 6-6 2vs2: 1-2 Total:7-8
2018 S2
1vs1: 3-2 2vs2: 21-14 Total:24-16
2019 S1
1vs1: 3-0 2vs2: 9-8 Total:12-8
Total
1vs1: 12-8 2vs2: 31-24 Total:43-32
Win Rate 57.33%

2018 S2の2vs2が素晴らしいTENGOD選手。1vs1の要所での強さもあり、6位にランクイン。

ここからはベスト5です。

第5位 MIKANBOYA
2018 S1
1vs1: 9-3 2vs2: 17-11 Total:26-14
2018 S2
1vs1: 7-4 2vs2: 12-6 Total:19-10
2019 S1
1vs1: 8-11 2vs2: 9-8 Total:17-19
Total
1vs1: 24-18 2vs2: 38-25 Total:62-43
Win Rate 59.04%

1vs1、2vs2共に大きな活躍を続けてきたMIKANBOYA選手は、2019年やや苦戦したのを含めても5位という堂々たる結果に。
やはりシーズン1の活躍は凄まじく、日本の総大将とも呼ばれるその実力はアジアに知れ渡っています。
不調と言われた今シーズンでさえ17もの勝ち星を挙げているので、来シーズン更なる復活劇にも期待です。
2B69FC93-C18F-4EA1-8074-40CB2E93781E



第4位 Jaii選手
2018 S1
1vs1: 9-8 2vs2: 7-6 Total:16-14
2018 S2
1vs1: 5-4 2vs2: 19-11 Total:24-15
2019 S1
1vs1: 14-8 2vs2: 3-2 Total:17-10
Total
1vs1: 28-20 2vs2: 29-19 Total:57-39
Win Rate 59.37%

東南アジア勢はBenZer選手など、シーズン2加入組が目立ちますが、そんな中、最初のシーズンから活躍を続けているのがJaii選手です。
全部門において負け越すことが無い安定感に加え、2018 S2では2vs2で、2019 S1では1vs1で、それぞれ目覚ましい活躍を見せています。
常に安定した成績を挙げるのはとても難しいこと。それを積み重ねてきたのがJaii選手のこの成績に繋がりました。
4E3835B7-F0E7-4522-A937-3142ECC3D19D



第3位 No Aim Cy選手
2018 S1
1vs1: 4-1 2vs2: 8-7 Total:12-8
2018 S2
1vs1: 0-0 2vs2: 19-11 Total:19-11
2019 S1
1vs1: 1-1 2vs2: 3-2 Total:4-3
Total
1vs1: 5-2 2vs2: 30-20 Total:35-22
Win Rate 61.40%

出番こそ多く無いものの、出場した時には活躍する。そんな、Brenの「仕事人」No Aim Cy選手が勝率3位にランクイン。
やはり目立つのはS2でのJaii選手と組んだ2vs2。シーズン終盤はほとんど負けることなく勝ち続け、チームの躍進に大きく貢献しました。
そんなNo Aim Cy選手は今期で引退を表明。クラロワリーグを愛しているのが伝わる試合中の様子やツイッターでの振る舞いが印象深い選手でした。お疲れ様でした。
018E0335-1AE6-4CD9-9029-ED5C5A8AACFC



第2位 RAIKIJONES
2018 S1
1vs1: 5-2 2vs2: 10-5 Total:15-7
2018 S2
1vs1: 10-6 2vs2: 9-8 Total:19-14
2019 S1
1vs1: 4-5 2vs2: 10-3 Total:14-8
Total
1vs1: 19-13 2vs2: 29-16 Total:48-29
Win Rate 62.33%

堂々第2位にランクインしたのはRAIKIJONES選手。初シーズンでは「PONOSの秘密兵器」と呼ばれ、比較的無名だったRAIKIJONES選手ですが、その人柄と勝負強さでスター選手の1人に成長しました。
ここぞという時の1vs1が目立つ選手ですが、勝率を押し上げているのは2vs2。2018年はMIKANBOYA選手やTENGOD選手と、2019年はRAD選手と組んで活躍。特にRAIKIJONES RADペアはいまだにSet単位での不敗神話が続いています。
これからも我々ファンを楽しませてくれる選手でいてくれることでしょう。
24178C9D-65CF-4AAE-B286-64FB5FE7F258



第1位 KK
2018 S1
1vs1: 4-5 2vs2: 8-4 Total:12-9
2018 S2
1vs1: 14-6 2vs2: 11-8 Total:25-14
2019 S1
1vs1: 15-7 2vs2: 0-0 Total:15-7
Total
1vs1: 33-18 2vs2: 19-12 Total:52-30
Win Rate 63.41%

映えある第1位に輝いたのはKK選手でした。
初シーズンでは意外にも1vs1で負け越していたのですが、シーズン2から試合の舞台で力を発揮できるようになり、その後2シーズンにわたってMVP級の活躍を続けて来ました。
シーズン2以降は1vs1のBO3ではわずか1Setしか落としたことがなく、リーグでの戦い方というものを掴んでいると言っていいでしょう。
今となっては少し懐かしいですが、shun KKペアも強力な2vs2ペアでしたね。
クラロワリーグを通し世界的プレイヤーに上り詰めたKK選手。今後はどのような活躍を見せてくれるのでしょうか。
BC24C475-50B7-4F75-8BFE-592DBF1AF35B



全体を見ると2vs2で好成績を残した選手のランクインが多く、2vs2という種目でいかに練度が必要かがよくわかります。
日本人は2vs2の得意な選手が多いので、その点でランクインしていることが多かったですね。

Lewis選手、No Aim Cy選手、Xiake選手がシーズン終了後に脱退、引退を発表し、最初のシーズンから続けている選手は更に少なくなってしまいました。
プロの舞台で戦い、活躍し続けるのは、各々の事情ということもあって難しいことですが、そんな中でも戦い続け、成長し続ける選手達に尊敬の意を表したいと思います。


追伸
ちなみに勝利数のランキングはこちら。

1.X-Bow Master 63
2.MIKANBOYA 62
3.RAD 58
4.Jaii 57
5.KK 52
5.Yakitori 52
7.RAIKIJONES 48
8.TENGOD 43
8.Xiake 43
10.YUIHIIRO 41
10.KENTSUMESHI 41

ずば抜けた信頼感に加えて勝率も高いX-Bow Master選手が1位。わずかの差でMIKANBOYA選手が2位という結果でした。

更に追記
BenZer選手に関してはシーズン2加入だったので今回のランキングには入れていませんでしたが、気になる方がいるようなので追記します。

番外編 BenZer選手
2018 S1
1vs1: 0-0 2vs2: 0-0 Total:0-0
2018 S2
1vs1: 28-17 2vs2: 3-5 Total:31-22
2019 S1
1vs1: 26-12 2vs2: 0-0 Total:26-12
Total
1vs1: 54-29 2vs2: 3-5 Total:57-34
Win Rate 62.63%

ランキングに入るのならば全体2位の成績。ちなみに勝利数ではシーズン2加入ながら全シーズン出場選手に混じって4位という恐ろしい成績でした。

6CCC9108-D584-4907-BBAB-FEECA28EE0C5


決勝はAsia vs WEST。
シーズン1のNo.1地域となるのは果たしてどちらなのでしょうか!

GameWith vs SK Gaming
地域2位同士の対決。共に実力は1位にも劣らないチーム。どんな戦いになるでしょうか。

ーSet1ー
GameWithはKK選手に負けてはいられないRolaporon選手。
SKは一昨年の世界王者SergioRamos選手。

Game1
Rolaporon選手は小屋ロイヤルジャイアント。SergioRamos選手はムート入りのディガーポイズン。序盤はインフェルノドラゴンなどを駆使して守るSergioRamos選手のペース。しかし我慢して小屋を溜め続け、大きな攻めに繋げたRolaporon選手が大ダメージを与え、勝利。

Game2
Rolaporon選手はゴブジャイスパーキー。SergioRamos選手はジャイアント。両サイドに振るSergioRamos選手の攻撃に対し、Rolaporon選手も攻めていきますが、SergioRamos選手の防衛が硬く。リードが広がります。しかしRolaporon選手はSergioRamos選手が攻め過ぎた隙を突き、スパーキーのカウンターを作り、スパーキーは処理されるもその他の後衛ユニットで一気に勝負を決め、Rolaporon選手勝利。

Result
Rolaporon選手の勝利。ここしばらく不調だったRolaporon選手ですが、この大舞台での勝利は来シーズンにも繋がる大きな勝利になるでしょう。

97876C43-DE3B-467F-AE4A-CC9739EB20B0


ーSet2ー
GameWithは昨日3連勝を果たしたYakitori YUIHIIROペア。
SKはこのWCGでSet無敗なMorten xopxsamペア。

Game1
SKはスケルトンラッシュでダメージを与え、早々にGameWithのタワーを追い込みます。SKのダメ押しの攻めに対しGameWithはラヴァバルーンで全力で攻め込み、1対1交換に成功。その後は両者キングタワーの起動もあって決定打を与えられず、この試合はドロー。(WCGではタイブレーカールールは無し)

Game2
SKのジャイアントの攻めに対し、巨大スケルトンで守ることができるGameWith。守りからロイヤルジャイアントの攻めに繋げ、SKのタワーを一気に破壊します。追いつきたいSKでしたが巨大スケルトンの前に攻めを通せず。GameWith勝利。

Game3
GameWithの巨大スケルトンロイヤルジャイアントに対し、SKはマジックアーチャーラムライダーで対抗。お互いに守りが硬く、試合はこう着状態に。終盤SKのマジックアーチャーが貫通ダメージを与え、ラムライダーも通して決めようとするSKですが、GameWithはラムライダーのダメージを抑え続け、結果時間切れ。ドローとなりました。

Result
結果、Game2で勝利したGameWithがSet勝利となりました。Game1、Game3は厳しい状況だったのですが、ギリギリで粘り、そして取れるところはしっかり取る。GameWithの粘り強さがよく表れた試合だったと思います。

5D4D5F0F-D62E-4D61-AE5D-E5C38B55EA99


〜Match Result〜
GameWithの勝利。エースのKK選手が出ずにWEST2位のSK Gamingを撃破するという快挙。今年のGameWithの総合力の高さが遺憾なく発揮された1試合だったと言えるでしょう。

これでAsiaはあと1Match勝利すれば優勝となります。WESTは後がなくなりました。


Chaos Theory vs Immortals
地域3位同士の対決。Ohhyeah選手はImmortalsからChaosに移籍したということで、縁のある対決です。

ーSet1ー
ChaosはアジアNo.1のBenZer選手。
対してImmortalsはWEST No.1のLaPoKaTi選手です。
共に世界トップクラスの迫撃使いですが今回は迫撃BANで対決します。

Game1
BenZer選手はゴブジャイスパーキー。LaPoKaTi選手はゴブ檻入りの神器デッキ。BenZer選手がスパーキーを出すタイミングを見て素早く逆サイドに仕掛けるLaPoKaTi選手。これにエリクサーを使わされ、BenZer選手は思うように攻めることができません。スパーキーに対してはゴブ檻が上手く働き、陸攻めで押し切ったLaPoKaTi選手勝利。

Game2
両者Game1と同じデッキ。BenZer選手はまたLaPoKaTi選手の陸攻めに苦戦させられる展開となり、両サイドを削られます。しかしBenZer選手のスパーキーが大きく残り、そのチャンスを逃さず一気に攻め込んだBenZer選手がスパーキーの1発を届けて逆転勝利。

Game3
LaPoKaTi選手はゴブ檻神器を3連投。BenZer選手はラヴァハウンドディガーに変更。お互いに両サイドで攻防を繰り広げ、それぞれ両サイドを削りますが、陸の少ないBenZer選手がやや劣勢。LaPoKaTi選手のリベンジゴブリンがタワーに大ダメージを与えます。しかしBenZer選手もリベンジゴブリンで大ダメージを返し、両者残りわずかに。BenZer選手のディガーポイズンが削りきる前にLaPoKaTi選手がファイアーボールを回し、僅かの差でLaPoKaTi選手勝利。

Result
LaPoKaTi選手勝利。BenZer選手ですら防戦に回ってしまうようなLaPoKaTi選手の鋭い攻撃でした。ゴブ檻神器という新しいタイプのデッキを見事に使いこなしていました。

AFCCFAC0-C929-4482-A8D3-A14102BAC4F3


ーSet2ー
Chaosは昨日3連勝を果たしたJayTV Dexterzペア。
Immortalsも調子の上がったThegod_rf Ah craaaapペア。

Game1
Chaosは巨大スケルトンロイヤルジャイアント。Immortalsはペッカラムライダー。序盤からお互い積極的に攻めますが、ロイヤルジャイアントをペッカで受け止めるImmortals。このカウンターが強力に働き、残り1分までにタワーを破壊。この後は豊富な陸受けで守り抜き、Immortals勝利。

Game2
Chaosはジャイアント。Immortalsは巨スケスケラ。ジャイアントの攻撃は巨大スケルトンやゴブ檻に防がれ、Immortalsのスケルトンラッシュフリーズが大きくChaosにダメージを与えます。Chaosの攻めを防衛フリーズで凌ぎ、スケルトンラッシュと呪文の削りでImmortals勝利。

Result
Immortals勝利。防衛が非常に上手く、Chaosの激しい攻めを逆にカウンターで打ち返す。非常に連携の取れたプレイングでした。

A550B682-6BBB-445D-9800-8AD7BD559458


〜Match Result〜
Immortalsの勝利。昨年世界へ行った原動力の1つでもある2vs2の強さに加え、LaPoKaTi選手が加わったという今年のImmortalsの強さが存分に発揮された1試合でした。

Asia vs WESTはこれで1-1。次の試合で優勝が決まります。


PONOS vs Team Liquid
地域チャンピオン同士の対決。どちらもこのWCGで負けておらず、事実上シーズン1の世界頂上決戦と言えるでしょう。

ーSet1ー
PONOSはこのWCGで大活躍中のRAIKIJONES選手。
Liquidはここ一番で頼れるDiegoB選手。

Game1
DiegoB選手はメガナイト枯渇。RAIKIJONES選手はラヴァクローン。細かいユニットとディガーで常にプレッシャーをかけてくるDiegoB選手に対し、RAIKIJONES選手はなかなか攻めの機会を得られません。意を決してタワーを捨てる判断で攻めますがDiegoB選手は逆サイドを狙います。RAIKIJONES選手がなんとかタワーを1本落としましたがDiegoB選手に2本目を落とされ、DiegoB選手の勝利。

Game2
RAIKIJONES選手は小屋ロイヤルジャイアント。DiegoB選手はゴブ檻バルーン。小屋の無いサイドにバルーンを出して攻めるDiegoB選手に対し、空ユニットが少なく守りが厳しいRAIKIJONES選手。両サイドを削られ、RAIKIJONES選手もロイヤルジャイアントで削っていきますが、DiegoB選手のリベンジゴブリンがタワーを破壊。DiegoB選手勝利。

Result
DiegoB選手の勝利。RAIKIJONES選手のデッキに対して止めにくい攻めを的確に打ち出し続けていたDiegoB選手。RAIKIJONES選手に付け入る隙を与えない立ち回りでした。

2FF37A24-F7BA-4EC0-B0BA-34FB876D819A

ーSet2ー
PONOSは世界でも戦ってきたMIKANBOYA TENGODペア。
Liquidは最強が手を組むSurgical Goblin KaNaRiOooペア。

Game1
PONOSはラヴァバルーン。Liquidはロイヤルジャイアント。ライトニングを防衛に使うなど、素早い判断で守り続け、ロイヤルジャイアントを少しずつ通していくLiquidが優勢。しかしPONOSはラヴァバルーンの攻めでエリクサーを使わせ、再度バルーンで攻撃。このバルーンが大きくダメージを通し、そのままPONOS勝利。

Game2
PONOSはラヴァバルーン連投。Liquidはゴーレムに変更。PONOSのバルーンを守りつつ、ゴーレムを通してLiquidが片方を大きく削ります。PONOSは攻めの形を作って逆転を狙いますが、Liquidは逆サイドをゴーレムで攻めることで無傷のタワーを破壊。そして残り僅かなタワーを落としきり、Liquidが勝利。

Game3
PONOSはラヴァバルーン3連投。Liquidは再びゴーレム。やはりラヴァハウンドとの交差では有利なゴーレム。Game2同様ダメージレースで優勢なLiquid。PONOSはバルーンを通しに行きますがLiquidは呪文を使いながら徹底的にバルーンを通しません。このままLiquidが1本破壊。そしてPONOSの最後のバルーンフリーズはライトニングに阻まれて通らず。Liquidの勝利。

Result
Liquidの勝利。Game1で敗れてからゴーレムへの変更含め、修正力がありました。バルーンに対する立ち回りもGameを重ねるにつれて強くなっていきました。
PONOSは3連投が仇となってしまったか。

184483DC-9AF4-4E40-BDA1-53113664FB04


〜Match Result〜
Team Liquid勝利。WESTチャンピオンはやはり強かった。1vs1、2vs2共に隙無し。ここのところこのチームが負けているところを見たことがありませんし、当面想像がつきません。そのくらい恐るべき強さを誇るチームであることがこのWCGでもよく伝わりました。

そしてこの試合の結果により、WCG優勝はWESTとなりました!
EUとNAとLATAMが合併した結果、チームの密度が凄いことになったWEST。やはり強かった。優勝も納得の実力でした。

ただ、Asiaもかなり善戦していたように思います。PONOSもGameWithもそれぞれこの期間中にWESTに対して一勝を挙げましたし、ChaosもBenZer選手があと一歩のところまで行きました。
年末にあるだろう世界大会では是非、アジアチームに世界一を取って欲しいところです。


WCG全体の感想となりますが、終わってみれば盛り上がる良いイベントだったと思います。
各地域のチームが連合しての団体戦形式は、これまでライバルだったチームが団結するという今までになかった熱さを生む、非常に面白い試みだったと思います。
ただ、初日のあまりに深刻なトラブルは選手にもファンにも大きな不安を与えたことでしょう。
このWCGに限らず、今後のesportsイベントに関しても、今回の出来事は大きな教訓として欲しいですね。


ということでクラロワリーグのシーズン1はこれにて完結。
今回WCGで一致団結した各地域のチーム達もまたライバルとしてしのぎを削ります。
世界を経験したチーム達はまた世界へ戻ってくるのか、それとも新たなチームが世界の舞台に立つのか。

シーズン2も楽しみにしています!
選手の皆さん、本当にお疲れ様でした!

BB52AED8-6943-4BFC-904E-C8FEE6AE27C5

クラロワリーグシーズン1の集大成として、最強の地域を決める世界大会、WCGが中国で開催されました。
配信で観戦した記録を書き残しておこうと思います。
本記事では3日間行われた予選について、ざっくりと記録していきます。

《Day1 Asia vs WEST》

ーGameWith vs Team Liquidー
・KK vs Boeufmac 🏅
・Yakitori YUIHIIRO vs
Surgical Goblin KaNaRiOoo🏅
・🏅KK vs DiegoB
遅延やデッキ漏洩など、トラブルが多発した中での最初の試合。
選手達の集中力は大きく削がれてしまったことでしょうが、そんな中でも勝ったLiquidの強さは流石というべきのもの。
隙を突いた攻めの鋭いBoeufmac選手、防衛やここぞの攻めの連携が強力な2vs2ペアは恐るべきものでした。
ただGameWithも全Setストレートで取らせることは無く、Set3ではKK選手が強敵DiegoB選手を倒し、一矢報いました。
GameWithも世界で競る力は持っているチームだと言えます。

ーChaos Theory vs SK Gamingー
・🏅BenZer vs Soking
・JayTV Dexterz vs Morten xopxsam🏅
・△BenZer vs Morten△
続いて第2試合はドローという結果に。
とはいえBenZer選手は流石の力を見せつけました。両試合ともGame1を落としてしまうのですが、その後驚異的な粘りによってこじ開ける、もしくは負けを回避するという戦いが見られ、アジアで見せたBenZer選手の粘り強さというものが世界でも発揮されました。
一方、2vs2に関してはSKのペアが3連勝を飾り、WESTの2vs2がかなりのレベルを誇ることがわかりましたね。

ーPONOS vs Immortalsー
・🏅RAIKIJONES vs Royal
・🏅MIKANBOYA TENGOD vs
Thegod_rf Ah craaaap
・RAD vs LaPoKaTi🏅
劣勢のアジアの希望を託されたPONOS。アジア最強のPONOSはその期待に見事に応えました。
RAIKIJONES選手はかつて世界大会で苦杯を飲まされたRoyal選手相手に3-0と快勝し成長をアピール。共に昨年から続けているペア同士の対決ではPONOSペアが一歩上の力を見せつけ、このMatchを勝利で飾りました。
しかしImmortalsのLaPoKaTi選手も脅威の実力を発揮。RAD選手の攻撃も見事だったのですが、耐え続けて逆転。WEST勝率No.1は伊達じゃありませんでした。

この日はmatch数、set数ではドローという結果でした。共にChina戦が重要となります。

《Day2 Asia vs China》

ーPONOS vs Novaー
・MIKANBOYA vs Joseph🏅
・🏅RAD RAIKIJONES vs Lciop Johnson
・🏅RAD vs Lciop
昨年の世界王者Novaは流石のもの。Set1ではJoseph選手(Unstoppable選手)があのMIKANBOYA選手相手に快勝。
しかし今年のPONOSの原動力RAD & RAIKIJONESはこの日も大爆発。Novaの無敗コンビ相手に3-0で勝つという凄まじさ。
更に1vs1でもRAD選手が中国最強の男ことLciop選手を激闘の末に撃破し、アジアのPONOSが昨年の世界王者を見事に撃破!アジア陣営には大きな流れを引き寄せたことでしょう。

ーGameWith vs W.EDGMー
・Rolaporon vs higher🏅
・🏅Yakitori YUIHIIRO vs
Solo Man nuomici
・🏅KK vs higher
PONOSに続きたいGameWith。Rolaporon選手はGame1を取るものの、惜しくもSetで敗れてしまいます。
しかし2vs2がPONOSに続き3-0という結果を残し、アジアの2vs2のレベルを証明。
最後を託されたKK選手に対し、2度目の登板となったhigher選手も高い実力を見せてKK選手を追い込みましたが、土壇場で最後の攻めを通したKK選手が勝利を掴み、このMatchをGameWithが勝利。GameWithの底力、しっかりと焼き付けました。

ーChaos Theory vs LGDー
・🏅BenZer vs Jiu Bao
・🏅JayTV Dexterz vs Auk XYD
・🏅BenZer vs Auk
昨日はドローという消化不良に終わったChaosでしたがこの日はその強さが大爆発。
相変わらず完璧な立ち回りで安心して見ていられるBenZer選手の強さ、そして昨日は敗れた2vs2もこの日は跳ね、LGDの誇るベスト2vs2ペアを撃破。
見事な完全勝利という結果でChaos Theoryが勝ち取りました。

この日はMatchもSetもAsiaの完全勝利に終わりました。Chinaは翌日WESTに勝ち越さなければ望みはありません。

《Day3 WEST vs China》

ーSK Gaming vs Novaー
・SergioRamos vs LittleChen🏅
・🏅Morten xopxsam vs Lciop Johnson
・△xopxsam vs LittleChen△
China最強として負けられないNova、結果はドロー。
Set1はLittleChen選手が見事な勝利で健在をアピールしますが、調子の上がらないLciop選手はこのWCGの舞台で勝つことができず。
最後はxopxsam選手が引き分けに持ち込み、WESTのこの後の戦いをぐっと有利にしました。

ーTeam Liquid vs W.EDGMー
・🏅Boeufmac vs higher
・Surgical Goblin KaNaRiOoo vs
Solo Man nuomici🏅
・🏅DiegoB vs higher
勝ち越すためには負けは許されないChinaのW.EDGM。しかしLiquidのBoeufmac選手はこのWCGの舞台で恐ろしい切れ味を発揮。Game1を取られてから完璧な試合展開でSetを勝ちに持って行きました。
しかしW.EDGMもLiquidの誇る強力2vs2ペアを崩して望みを繋ぎます。
それでも勝つ総合力があるのがLiquid。DiegoB選手が危なげなく勝利してLiquidの勝利、そしてWESTの決勝進出を決めました。

ーImmortals vs LGDー
・🏅Royal vs Auk
・🏅Thegod_rf Ah craaaap vs
Jiu Bao fearless
・Ah craaaap vs Auk🏅
勝利の決まったWESTですが、進撃は続きます。
先日敗北を喫したRoyal選手ですが、この日はAuk選手に見事な勝利を収め、昨年のエースの面目躍如たる活躍。
2vs2も先日敗れた悔しさを晴らすような完璧な勝利を挙げ、次に向けて勢いづきます。
LGDもAuk選手が最後に一矢報いたものの、WESTのレベルの高さを見せつけられてしまいました。

この日は引き分けもあったものの、WESTがMatchもSetも上回って勝利。Nova擁するChinaでしたが、Match単位では一勝もできないというまさかの結果に終わりました。
この屈辱をバネに、世界大会ではまた強く戻ってくることでしょう。

3日間に渡る戦いの結果、FINALはAsia vs WESTとなります。

このシリーズも最終回。最後はAsia3位に輝いたChaos Theoryです。

B7289C63-26EA-45E9-8C05-7EFE2DEC8299


今シーズンのChaos Theoryのレギュラーシーズンは8-3という成績。Asia内では最も高い成績です。
プレイオフでは敗れてしまったものの、非常に安定感のあるチームと言えます。

出場選手は
BenZer / JayTV / Dexterz / Ohhyeah

なんといってもエースはBenZer選手。全試合の1vs1に出場したうえでset9-4、KOH7-2という成績を残した恐ろしい選手です。デッキは多彩ですが、得意デッキの仕上がりが特に素晴らしいという傾向があり、中でも迫撃砲とアースクエイクホグライダーの強さは一級品です。

JayTV選手の2vs2もかなりのもの。Dexterz選手、Ohhyeah選手のどちらとも組み、どちらでも高い勝率を挙げてきました。まさにチームのリーダーです。
Dexterz選手は2vs2でJayTV選手と組み、KOHでも時折大きな活躍を見せてきました。昨年のシーズン1と比べると大きな成長を遂げたと言って良いでしょう。
Ohhyeah選手は3位決定戦のKOHで素晴らしい活躍を見せ、大舞台での強さを見せつけました。世界大会では古巣のImmortalsとの対戦で出場する機会もあるかもしれません。

Asia金メダリストのBenZer選手にとっては念願の世界の舞台。どんな戦いを見せてくれるでしょうか。

今回はAsia準優勝のGameWith。

51BC732D-CBB4-4A3A-BCF6-A1BE7041C196


今シーズンのGameWithは7-4という成績。
シーズン終盤に連敗してしまったものの、プレイオフでは高い実力を見せつけてファイナル進出を決めました。

GameWithの出場選手は
KK / YUIHIIRO / Yakitori / Rolaporon / Blossom

注目はやはりKK選手。今期の日本最強とも言える選手でしょう。1vs1はset7-1。KOHでも7-3という驚異的な勝率です。プレイオフでも2setに出場して2度勝ったということで、その強さは最後まで崩れることはありませんでした。枯渇はもちろん、ジャイアント、ラヴァハウンドなども非常に使いこなしています。
先日の記事(http://crlwatch.blog.jp/archives/19791741.html)でも上げた通り、海外での注目度も非常に高いです。

YUIHIIRO & Yakitoriペアも非常に完成度の高い2vs2ペア。シーズン通して戦い続けたうえで8-5という安定感を見せました。相手のスケルトンラッシュに対するキングタワー起動は芸術的でした。
Rolaporon選手はKK選手が出場できない間チームの1vs1を支え続けたもう1人のエース。シーズン終盤は少し調子を落としていたものの、日本トップレベルの1vs1プレイヤーということでこのままではいられないでしょう。
Blossom選手は出場は1度だけでしたが、2vs2の練習や対戦相手の分析などで確実にチームに貢献してきたことが伝わります。かなり努力家なのが伝わってくるため、出場して覚醒する可能性を十分に秘めています。

総合力はかなり高いと言えるGameWith。世界の強豪とどんな戦いを見せるか。

↑このページのトップヘ