決勝はAsia vs WEST。
シーズン1のNo.1地域となるのは果たしてどちらなのでしょうか!
GameWith vs SK Gaming
地域2位同士の対決。共に実力は1位にも劣らないチーム。どんな戦いになるでしょうか。
ーSet1ー
GameWithはKK選手に負けてはいられないRolaporon選手。
SKは一昨年の世界王者SergioRamos選手。
Game1
Rolaporon選手は小屋ロイヤルジャイアント。SergioRamos選手はムート入りのディガーポイズン。序盤はインフェルノドラゴンなどを駆使して守るSergioRamos選手のペース。しかし我慢して小屋を溜め続け、大きな攻めに繋げたRolaporon選手が大ダメージを与え、勝利。
Game2
Rolaporon選手はゴブジャイスパーキー。SergioRamos選手はジャイアント。両サイドに振るSergioRamos選手の攻撃に対し、Rolaporon選手も攻めていきますが、SergioRamos選手の防衛が硬く。リードが広がります。しかしRolaporon選手はSergioRamos選手が攻め過ぎた隙を突き、スパーキーのカウンターを作り、スパーキーは処理されるもその他の後衛ユニットで一気に勝負を決め、Rolaporon選手勝利。
Result
Rolaporon選手の勝利。ここしばらく不調だったRolaporon選手ですが、この大舞台での勝利は来シーズンにも繋がる大きな勝利になるでしょう。
ーSet2ー
GameWithは昨日3連勝を果たしたYakitori YUIHIIROペア。
SKはこのWCGでSet無敗なMorten xopxsamペア。
Game1
SKはスケルトンラッシュでダメージを与え、早々にGameWithのタワーを追い込みます。SKのダメ押しの攻めに対しGameWithはラヴァバルーンで全力で攻め込み、1対1交換に成功。その後は両者キングタワーの起動もあって決定打を与えられず、この試合はドロー。(WCGではタイブレーカールールは無し)
Game2
SKのジャイアントの攻めに対し、巨大スケルトンで守ることができるGameWith。守りからロイヤルジャイアントの攻めに繋げ、SKのタワーを一気に破壊します。追いつきたいSKでしたが巨大スケルトンの前に攻めを通せず。GameWith勝利。
Game3
GameWithの巨大スケルトンロイヤルジャイアントに対し、SKはマジックアーチャーラムライダーで対抗。お互いに守りが硬く、試合はこう着状態に。終盤SKのマジックアーチャーが貫通ダメージを与え、ラムライダーも通して決めようとするSKですが、GameWithはラムライダーのダメージを抑え続け、結果時間切れ。ドローとなりました。
Result
結果、Game2で勝利したGameWithがSet勝利となりました。Game1、Game3は厳しい状況だったのですが、ギリギリで粘り、そして取れるところはしっかり取る。GameWithの粘り強さがよく表れた試合だったと思います。
〜Match Result〜
GameWithの勝利。エースのKK選手が出ずにWEST2位のSK Gamingを撃破するという快挙。今年のGameWithの総合力の高さが遺憾なく発揮された1試合だったと言えるでしょう。
これでAsiaはあと1Match勝利すれば優勝となります。WESTは後がなくなりました。
Chaos Theory vs Immortals
地域3位同士の対決。Ohhyeah選手はImmortalsからChaosに移籍したということで、縁のある対決です。
ーSet1ー
ChaosはアジアNo.1のBenZer選手。
対してImmortalsはWEST No.1のLaPoKaTi選手です。
共に世界トップクラスの迫撃使いですが今回は迫撃BANで対決します。
Game1
BenZer選手はゴブジャイスパーキー。LaPoKaTi選手はゴブ檻入りの神器デッキ。BenZer選手がスパーキーを出すタイミングを見て素早く逆サイドに仕掛けるLaPoKaTi選手。これにエリクサーを使わされ、BenZer選手は思うように攻めることができません。スパーキーに対してはゴブ檻が上手く働き、陸攻めで押し切ったLaPoKaTi選手勝利。
Game2
両者Game1と同じデッキ。BenZer選手はまたLaPoKaTi選手の陸攻めに苦戦させられる展開となり、両サイドを削られます。しかしBenZer選手のスパーキーが大きく残り、そのチャンスを逃さず一気に攻め込んだBenZer選手がスパーキーの1発を届けて逆転勝利。
Game3
LaPoKaTi選手はゴブ檻神器を3連投。BenZer選手はラヴァハウンドディガーに変更。お互いに両サイドで攻防を繰り広げ、それぞれ両サイドを削りますが、陸の少ないBenZer選手がやや劣勢。LaPoKaTi選手のリベンジゴブリンがタワーに大ダメージを与えます。しかしBenZer選手もリベンジゴブリンで大ダメージを返し、両者残りわずかに。BenZer選手のディガーポイズンが削りきる前にLaPoKaTi選手がファイアーボールを回し、僅かの差でLaPoKaTi選手勝利。
Result
LaPoKaTi選手勝利。BenZer選手ですら防戦に回ってしまうようなLaPoKaTi選手の鋭い攻撃でした。ゴブ檻神器という新しいタイプのデッキを見事に使いこなしていました。
ーSet2ー
Chaosは昨日3連勝を果たしたJayTV Dexterzペア。
Immortalsも調子の上がったThegod_rf Ah craaaapペア。
Game1
Chaosは巨大スケルトンロイヤルジャイアント。Immortalsはペッカラムライダー。序盤からお互い積極的に攻めますが、ロイヤルジャイアントをペッカで受け止めるImmortals。このカウンターが強力に働き、残り1分までにタワーを破壊。この後は豊富な陸受けで守り抜き、Immortals勝利。
Game2
Chaosはジャイアント。Immortalsは巨スケスケラ。ジャイアントの攻撃は巨大スケルトンやゴブ檻に防がれ、Immortalsのスケルトンラッシュフリーズが大きくChaosにダメージを与えます。Chaosの攻めを防衛フリーズで凌ぎ、スケルトンラッシュと呪文の削りでImmortals勝利。
Result
Immortals勝利。防衛が非常に上手く、Chaosの激しい攻めを逆にカウンターで打ち返す。非常に連携の取れたプレイングでした。
〜Match Result〜
Immortalsの勝利。昨年世界へ行った原動力の1つでもある2vs2の強さに加え、LaPoKaTi選手が加わったという今年のImmortalsの強さが存分に発揮された1試合でした。
Asia vs WESTはこれで1-1。次の試合で優勝が決まります。
PONOS vs Team Liquid
地域チャンピオン同士の対決。どちらもこのWCGで負けておらず、事実上シーズン1の世界頂上決戦と言えるでしょう。
ーSet1ー
PONOSはこのWCGで大活躍中のRAIKIJONES選手。
Liquidはここ一番で頼れるDiegoB選手。
Game1
DiegoB選手はメガナイト枯渇。RAIKIJONES選手はラヴァクローン。細かいユニットとディガーで常にプレッシャーをかけてくるDiegoB選手に対し、RAIKIJONES選手はなかなか攻めの機会を得られません。意を決してタワーを捨てる判断で攻めますがDiegoB選手は逆サイドを狙います。RAIKIJONES選手がなんとかタワーを1本落としましたがDiegoB選手に2本目を落とされ、DiegoB選手の勝利。
Game2
RAIKIJONES選手は小屋ロイヤルジャイアント。DiegoB選手はゴブ檻バルーン。小屋の無いサイドにバルーンを出して攻めるDiegoB選手に対し、空ユニットが少なく守りが厳しいRAIKIJONES選手。両サイドを削られ、RAIKIJONES選手もロイヤルジャイアントで削っていきますが、DiegoB選手のリベンジゴブリンがタワーを破壊。DiegoB選手勝利。
Result
DiegoB選手の勝利。RAIKIJONES選手のデッキに対して止めにくい攻めを的確に打ち出し続けていたDiegoB選手。RAIKIJONES選手に付け入る隙を与えない立ち回りでした。
ーSet2ー
PONOSは世界でも戦ってきたMIKANBOYA TENGODペア。
Liquidは最強が手を組むSurgical Goblin KaNaRiOooペア。
Game1
PONOSはラヴァバルーン。Liquidはロイヤルジャイアント。ライトニングを防衛に使うなど、素早い判断で守り続け、ロイヤルジャイアントを少しずつ通していくLiquidが優勢。しかしPONOSはラヴァバルーンの攻めでエリクサーを使わせ、再度バルーンで攻撃。このバルーンが大きくダメージを通し、そのままPONOS勝利。
Game2
PONOSはラヴァバルーン連投。Liquidはゴーレムに変更。PONOSのバルーンを守りつつ、ゴーレムを通してLiquidが片方を大きく削ります。PONOSは攻めの形を作って逆転を狙いますが、Liquidは逆サイドをゴーレムで攻めることで無傷のタワーを破壊。そして残り僅かなタワーを落としきり、Liquidが勝利。
Game3
PONOSはラヴァバルーン3連投。Liquidは再びゴーレム。やはりラヴァハウンドとの交差では有利なゴーレム。Game2同様ダメージレースで優勢なLiquid。PONOSはバルーンを通しに行きますがLiquidは呪文を使いながら徹底的にバルーンを通しません。このままLiquidが1本破壊。そしてPONOSの最後のバルーンフリーズはライトニングに阻まれて通らず。Liquidの勝利。
Result
Liquidの勝利。Game1で敗れてからゴーレムへの変更含め、修正力がありました。バルーンに対する立ち回りもGameを重ねるにつれて強くなっていきました。
PONOSは3連投が仇となってしまったか。
〜Match Result〜
Team Liquid勝利。WESTチャンピオンはやはり強かった。1vs1、2vs2共に隙無し。ここのところこのチームが負けているところを見たことがありませんし、当面想像がつきません。そのくらい恐るべき強さを誇るチームであることがこのWCGでもよく伝わりました。
そしてこの試合の結果により、WCG優勝はWESTとなりました!
EUとNAとLATAMが合併した結果、チームの密度が凄いことになったWEST。やはり強かった。優勝も納得の実力でした。
ただ、Asiaもかなり善戦していたように思います。PONOSもGameWithもそれぞれこの期間中にWESTに対して一勝を挙げましたし、ChaosもBenZer選手があと一歩のところまで行きました。
年末にあるだろう世界大会では是非、アジアチームに世界一を取って欲しいところです。
WCG全体の感想となりますが、終わってみれば盛り上がる良いイベントだったと思います。
各地域のチームが連合しての団体戦形式は、これまでライバルだったチームが団結するという今までになかった熱さを生む、非常に面白い試みだったと思います。
ただ、初日のあまりに深刻なトラブルは選手にもファンにも大きな不安を与えたことでしょう。
このWCGに限らず、今後のesportsイベントに関しても、今回の出来事は大きな教訓として欲しいですね。
ということでクラロワリーグのシーズン1はこれにて完結。
今回WCGで一致団結した各地域のチーム達もまたライバルとしてしのぎを削ります。
世界を経験したチーム達はまた世界へ戻ってくるのか、それとも新たなチームが世界の舞台に立つのか。
シーズン2も楽しみにしています!
選手の皆さん、本当にお疲れ様でした!
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